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風呂
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「おっ、貸し切りか?」
鍵がかかったロッカーが1つもないのを見ながら俺は呟いた。
さっさと服を脱ぎ、大浴場に向かう。
キュルキュルキュル…バタン
少し重い風呂場の扉を開ける音が大浴場に響く。
「おっ、やっぱり貸し切りだ。」
大浴場と言うには少し狭い中浴場を見渡し、
誰もいないことを確認してまた呟いた。
「貸し切りなら、さっさと体を洗って、湯船にゆっくり浸かろう。」
そう呟きながら、俺は体を洗い始めた。
数分後、体を洗い終わった俺は湯船に向かい、浸かろうとした。
だがその時、俺の視界に人影が映った。
びっくりしながらよく見ると、やはり人だった。
湯気のせいか少しモヤモヤして、はっきりとは見えなかったが、老人のようだった。
「いつ入って来たんだろうか…?この風呂場はそこまで広くないから、ドアの音で気づくと思ったんだけど、シャワーの音で気づかなかったのだろうか…?」
俺は少し不思議に思ったが、たまたま気づかなかったのだろうと思い、気にせず風呂を楽しむことにした。
10分後、俺は少し熱くなってきたので、あがることにした。
キュルキュルキュル…バタン
もう一度扉を開ける音を響かせながら、脱衣場に入る。
「あぁ、涼しいー。」
扇風機の風で涼みつつ、体を拭き、服を着る。
そして、荷物をまとめる。だがその時、
「あれ、財布どこだ?」
財布がなくなった。
ロッカーの中を何度探しても見つからない。
「嘘だろ…。盗まれた…?でも鍵はかかっていたはず…。」
俺は焦りだす。
「このままだと、無一文で免許証とかもない状態になってしまう。」
俺は他のロッカーなど、脱衣場を一通り探した。
しかし見つからない。ロッカーは全て開いていて、中は財布どころかホコリすらない。
その他の場所も隈なく探したが無かった。
「どうしよう…。」
俺は更に焦った。どうすればいいのかと半分絶望しながら、最後にもう一度自分のロッカーを探した。すると、
「あった…!」
荷物の中から財布が出てきた。
「なんだ、あるじゃん…。良かったぁ。」
俺はとてもホッとした。
冷えてしまった体もまた温まりはじめた。
「焦ったぁ。あー良かった。よし、じゃあ帰ろう。」
焦りが消え、落ち着いた俺は、ぐちゃぐちゃになった荷物をもう一度まとめ、脱衣場をあとにした。
(答え)
財布を探したとき、老人がいるにも関わらずロッカーは全て空っぽだった。また、扉の音がせず、老人自体がモヤモヤして見えにくかった。
もしかすると、老人は幽霊だったのかもしれない。
鍵がかかったロッカーが1つもないのを見ながら俺は呟いた。
さっさと服を脱ぎ、大浴場に向かう。
キュルキュルキュル…バタン
少し重い風呂場の扉を開ける音が大浴場に響く。
「おっ、やっぱり貸し切りだ。」
大浴場と言うには少し狭い中浴場を見渡し、
誰もいないことを確認してまた呟いた。
「貸し切りなら、さっさと体を洗って、湯船にゆっくり浸かろう。」
そう呟きながら、俺は体を洗い始めた。
数分後、体を洗い終わった俺は湯船に向かい、浸かろうとした。
だがその時、俺の視界に人影が映った。
びっくりしながらよく見ると、やはり人だった。
湯気のせいか少しモヤモヤして、はっきりとは見えなかったが、老人のようだった。
「いつ入って来たんだろうか…?この風呂場はそこまで広くないから、ドアの音で気づくと思ったんだけど、シャワーの音で気づかなかったのだろうか…?」
俺は少し不思議に思ったが、たまたま気づかなかったのだろうと思い、気にせず風呂を楽しむことにした。
10分後、俺は少し熱くなってきたので、あがることにした。
キュルキュルキュル…バタン
もう一度扉を開ける音を響かせながら、脱衣場に入る。
「あぁ、涼しいー。」
扇風機の風で涼みつつ、体を拭き、服を着る。
そして、荷物をまとめる。だがその時、
「あれ、財布どこだ?」
財布がなくなった。
ロッカーの中を何度探しても見つからない。
「嘘だろ…。盗まれた…?でも鍵はかかっていたはず…。」
俺は焦りだす。
「このままだと、無一文で免許証とかもない状態になってしまう。」
俺は他のロッカーなど、脱衣場を一通り探した。
しかし見つからない。ロッカーは全て開いていて、中は財布どころかホコリすらない。
その他の場所も隈なく探したが無かった。
「どうしよう…。」
俺は更に焦った。どうすればいいのかと半分絶望しながら、最後にもう一度自分のロッカーを探した。すると、
「あった…!」
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「焦ったぁ。あー良かった。よし、じゃあ帰ろう。」
焦りが消え、落ち着いた俺は、ぐちゃぐちゃになった荷物をもう一度まとめ、脱衣場をあとにした。
(答え)
財布を探したとき、老人がいるにも関わらずロッカーは全て空っぽだった。また、扉の音がせず、老人自体がモヤモヤして見えにくかった。
もしかすると、老人は幽霊だったのかもしれない。
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