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来襲
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分厚い雲が一瞬にして裂け、鱗に覆われて、翼が生えている巨大な生き物がこちらに突進してくる。
「ドラゴンだァァァァァァァッ!」
とっさに凛はページを開いたままの悪魔の魔導書を力任せに閉じると悲鳴を上げている本を脇に抱えて雪が降り積もる慣れない山道を走る。
彼女が立っていたところに火柱が上がる。
ひっ、と短い悲鳴を上げながら雪山の坂を駆け下りていく。
『全力で走れ!幻影を見せて回避させる!』
遥か後方で爆発音が聞こえ、伝わる熱風で恐怖が更に膨れ上がる。
ドラゴンの咆哮が彼方から猛スピードで近づいている気配を感じながら、息が上がり今すぐにも足を止めたい気持ちと、止まったら死ぬという恐怖で凛は後ろを振り返れない。
背後から低い声の怒鳴りが聞こえてきた。
「待て!貴様のその書物を寄越せ!」
渡したらこんな雪山だしすぐに死んでしまうだろう、と脇から聞こえてくる。
木々が生えていない坂を転がり落ちるように下っていた凛だったが、朽ち落ちた木々が点々と出てきた。
不意に、背後から立ち上った巨大な火柱の爆風にあっけなく体が前方に吹っ飛ばされる。
元々は村であっただろう朽ちた教会に落ち、骨と内臓が軋んだ音が聞こえ、痛みで泣きはじめる。
「……なんで……なんで、こうなるんだよぉ……」
脇に抱えていた悪魔の魔導書がないことに気がつき、痛む体を無理やり起こす。
近くに転がっていることに安堵したのか、また泣き始めた凛は急いで本を拾い上げた。
『悪い。回復しなくちゃな』
一人でに本が開いてパラパラとページがめくれ、とあるページで止まる。
優しげな光が凛を包んで頬についた傷や軋んだ骨が痛みが引いていく。
「……痛くない」
呟いた声に得意げに本は話した。
『これでも魔法も得意だからな!』
遠くからドラゴンたちの咆哮が聞こえてきている。
出来るだけあのドラゴンたちから遠くへ逃げる方法がないかと考えていると石を蹴る音が聞こえ、とっさに朽ちた教会の入り口を見てしまう。
視線の先には全身黒尽くめの鎧と、ドラゴンの形をした兜を着けた男が立っていた。
表情が見えず、中でも印象的なのは胸元に深紅の宝石が輝き、背中越しから黒い大剣が覗く。
瓦礫を避けながら左側の側廊から響く金属音がこちらに向かってきている。
「人間の魔道士か?」
怯えてとっさに祭壇に隠れた凛に対して落ち着いた足音を響かせ、抑揚のあまり感じられない重々しい男の声が聞こえてきた。
心臓がバクバクとうるさく響き、頭が真っ白になって魔導書を強く抱きしめた。
「禁忌の魔導書を持ちし来訪者か?」
魔導書、という言葉にビクッと反応してしまい、近くにあった小石を蹴ってしまった。
「……そうか」
ガチャン、という金属音が聞こえた。
どうやら大剣を取り出したようでガチャンガチャンと走り、そして宙を裂く音が聞こえた瞬間、凛が隠れている祭壇が真っ二つに斬られた。
重い音を立てて崩れ落ちる祭壇から漆黒の騎士とは違う右側の側廊へ凛は走った。
「走り回れる元気はあるのか」
悲鳴をあげる肺と気管支や足を無理やり動かして男から距離を取る。
小動物のように逃げ出した凛をゆっくりとした動作で振り返り、重さを感じさせないような軽やかなステップを踏み走り始めた。
走れ、走れと心と体に言い聞かせ、走る。
教会の出入り口まであと少しのところで、外からドラゴンの咆哮が聞こえてきた。
吹き飛んだ先で生きていることをわかったらしく大群で押し寄せてきている。
教会から飛び出ると前から大群のドラゴン、後ろを見ると大剣を振りかざそうとしている漆黒の騎士。
脇を見ると朽ちた村へ続く道と森へ向かう獣道。
『村の方向へ走れ!』
叫びに似た指示で駆け出し、騎士の攻撃を紙一重で避けたが、頬に鋭い痛みが走る。
走り去った後に火柱が上がり、忌々しそうにドラゴンたちの咆哮が響く。
噴水のある広場までくると走っている時に気がつかなかったことに気がついた。
村の出口に中世の鎧と魔導士の格好をしている人々がいる。
こちらの方向に目を向けているのだ。
「たすけて!」
と叫ぶと人々は顔を見合わせてから頷き合っている。
彼らの背後から図鑑でみたことのある形の戦車が飛び出してきた。
『至近距離まで距離を詰めれば発射されない!』
魔導書は再び叫ぶと同時に金属音と優しい暖かさを感じる。
戦車から弾丸が飛び出してくる。
背後で羽ばたく音がし、振り返るとドラゴンたちがに直撃したようで爆発している。
教会への道を見ると漆黒の騎士の姿が消えている。
「砲隊隊、構え」
細身のライフルのような銃を構えた小隊が空に向かって小隊長の掛け声で射撃される。
射撃された弾丸は色とりどりでドラゴンに直撃すると炎や氷のつぶて、暴風などを巻き起こしている。
ドラゴンの追撃がないとわかった凛はその場でへたり込んだ。
「ドラゴンだァァァァァァァッ!」
とっさに凛はページを開いたままの悪魔の魔導書を力任せに閉じると悲鳴を上げている本を脇に抱えて雪が降り積もる慣れない山道を走る。
彼女が立っていたところに火柱が上がる。
ひっ、と短い悲鳴を上げながら雪山の坂を駆け下りていく。
『全力で走れ!幻影を見せて回避させる!』
遥か後方で爆発音が聞こえ、伝わる熱風で恐怖が更に膨れ上がる。
ドラゴンの咆哮が彼方から猛スピードで近づいている気配を感じながら、息が上がり今すぐにも足を止めたい気持ちと、止まったら死ぬという恐怖で凛は後ろを振り返れない。
背後から低い声の怒鳴りが聞こえてきた。
「待て!貴様のその書物を寄越せ!」
渡したらこんな雪山だしすぐに死んでしまうだろう、と脇から聞こえてくる。
木々が生えていない坂を転がり落ちるように下っていた凛だったが、朽ち落ちた木々が点々と出てきた。
不意に、背後から立ち上った巨大な火柱の爆風にあっけなく体が前方に吹っ飛ばされる。
元々は村であっただろう朽ちた教会に落ち、骨と内臓が軋んだ音が聞こえ、痛みで泣きはじめる。
「……なんで……なんで、こうなるんだよぉ……」
脇に抱えていた悪魔の魔導書がないことに気がつき、痛む体を無理やり起こす。
近くに転がっていることに安堵したのか、また泣き始めた凛は急いで本を拾い上げた。
『悪い。回復しなくちゃな』
一人でに本が開いてパラパラとページがめくれ、とあるページで止まる。
優しげな光が凛を包んで頬についた傷や軋んだ骨が痛みが引いていく。
「……痛くない」
呟いた声に得意げに本は話した。
『これでも魔法も得意だからな!』
遠くからドラゴンたちの咆哮が聞こえてきている。
出来るだけあのドラゴンたちから遠くへ逃げる方法がないかと考えていると石を蹴る音が聞こえ、とっさに朽ちた教会の入り口を見てしまう。
視線の先には全身黒尽くめの鎧と、ドラゴンの形をした兜を着けた男が立っていた。
表情が見えず、中でも印象的なのは胸元に深紅の宝石が輝き、背中越しから黒い大剣が覗く。
瓦礫を避けながら左側の側廊から響く金属音がこちらに向かってきている。
「人間の魔道士か?」
怯えてとっさに祭壇に隠れた凛に対して落ち着いた足音を響かせ、抑揚のあまり感じられない重々しい男の声が聞こえてきた。
心臓がバクバクとうるさく響き、頭が真っ白になって魔導書を強く抱きしめた。
「禁忌の魔導書を持ちし来訪者か?」
魔導書、という言葉にビクッと反応してしまい、近くにあった小石を蹴ってしまった。
「……そうか」
ガチャン、という金属音が聞こえた。
どうやら大剣を取り出したようでガチャンガチャンと走り、そして宙を裂く音が聞こえた瞬間、凛が隠れている祭壇が真っ二つに斬られた。
重い音を立てて崩れ落ちる祭壇から漆黒の騎士とは違う右側の側廊へ凛は走った。
「走り回れる元気はあるのか」
悲鳴をあげる肺と気管支や足を無理やり動かして男から距離を取る。
小動物のように逃げ出した凛をゆっくりとした動作で振り返り、重さを感じさせないような軽やかなステップを踏み走り始めた。
走れ、走れと心と体に言い聞かせ、走る。
教会の出入り口まであと少しのところで、外からドラゴンの咆哮が聞こえてきた。
吹き飛んだ先で生きていることをわかったらしく大群で押し寄せてきている。
教会から飛び出ると前から大群のドラゴン、後ろを見ると大剣を振りかざそうとしている漆黒の騎士。
脇を見ると朽ちた村へ続く道と森へ向かう獣道。
『村の方向へ走れ!』
叫びに似た指示で駆け出し、騎士の攻撃を紙一重で避けたが、頬に鋭い痛みが走る。
走り去った後に火柱が上がり、忌々しそうにドラゴンたちの咆哮が響く。
噴水のある広場までくると走っている時に気がつかなかったことに気がついた。
村の出口に中世の鎧と魔導士の格好をしている人々がいる。
こちらの方向に目を向けているのだ。
「たすけて!」
と叫ぶと人々は顔を見合わせてから頷き合っている。
彼らの背後から図鑑でみたことのある形の戦車が飛び出してきた。
『至近距離まで距離を詰めれば発射されない!』
魔導書は再び叫ぶと同時に金属音と優しい暖かさを感じる。
戦車から弾丸が飛び出してくる。
背後で羽ばたく音がし、振り返るとドラゴンたちがに直撃したようで爆発している。
教会への道を見ると漆黒の騎士の姿が消えている。
「砲隊隊、構え」
細身のライフルのような銃を構えた小隊が空に向かって小隊長の掛け声で射撃される。
射撃された弾丸は色とりどりでドラゴンに直撃すると炎や氷のつぶて、暴風などを巻き起こしている。
ドラゴンの追撃がないとわかった凛はその場でへたり込んだ。
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