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現実と現実
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裕福な家ではなかったから子供の頃から姉のおさがりは当たり前だった。
可笑しいと思った事はなくて、それが当たり前で受け入れていた。
服、漫画、ゲーム、全て姉の好みだった。
服は流石に女の子の格好は可哀想だと、男女どちらが着ても違和感がない服を選んでくれている。
漫画やゲームは女の子が好きそうなもので、恋愛モノが多かった。
クラスメイトの男の子達とは話が合わず、友達は一人もいなかったけど大人になったらでいいかなと思っていた。
姉とは同じ部屋で、グッズもお小遣いを貯めて部屋に飾っていた。
それはゲームのキャラクターの一人である龍騎士のグッズだった。
中学のクラスメイトの女子も名前を呼んでいるのを聞いた事がある。
今、話題のゲームみたいで姉は「彼氏にしたい」とまで言っている。
漫画のキャラクターに恋愛感情を持つ気持ちが分からない。
これは俺が男だからなのかな、ゲームも主人公が女の子で五人の男達と恋愛をするRPG。
人間の少女は誘拐されて、悪名高い伯爵家に利用されそうになっていた時騎士団に助けられた。
その時、神の使者である龍神騎士に触れて「聖女」の力を目覚めさせた。
聖女と聖女を守る騎士団は聖女を狙う魔族軍と戦う物語。
俺も男が主人公で女の子達と恋愛するゲームなら恋に落ちたりするのかな。
やった事がないから分からないけど、ちょっと興味がある。
お小遣い貯めて自分のゲームを買ってみようかな。
いつも欲望に負けて、お菓子とかそういうのに使っちゃうからなぁ。
甘いものが好きだから、優先順位がそうなってしまう。
少し、ほんの少しだけ我慢すればおさがりじゃない自分のものが買える。
ゲームの画面を見つめながらそう思っていた…俺もこのゲームそのものは面白くて好きだと思った。
これは転生前の不思議と印象が強かった記憶の一部だ。
ーーー
ふかふかベッドに包まれて、夢の世界に誘われる。
もう少しこうしていたい、後…五分だけでいいから。
暗かった室内が急に明るくなり、目をギュッと瞑る。
「イズ様、朝ですよ」
「…ん、五分…いや、十分…」
「先ほどと同じ言葉ですね、もう五分経ちましたよ」
「……すぅ」
「仕方のないお方だ」
もう一度、夢の世界に旅立とうとしていた俺の意識は一気に現実に引き戻された。
チュッと小さなリップ音を響かせて、唇が離れていった。
目を丸くして目の前を見ると、美しい顔で微笑む男がいた。
「おはようございます」と言われて「おはよう」と答えた。
起きなかった俺も悪いけど、キスで起こすなと言ったと思うけど…
執事は俺から離れていき、俺の頬を撫でていた。
彼のスキンシップは今に始まった事ではなくて、これは挨拶のようだと思って諦めている。
どうして俺なんだ…と思いながら、俺に背を向ける男を見つめる。
「学校に遅刻してしまったら怒られるのはイズ様ですよ、私はイズ様の悲しむ顔は見たくありませんので」
「……」
「先に顔を洗いに行きましょう」
「ジェイド」
「はい、どうかされたんですか?」
後ろに振り返るジェイドは俺の知らない顔を見せた。
正確には、前世の俺の記憶にはないジェイドの姿だ。
この世界には、当たり前だったゲームも漫画もテレビもない。
それだけではなく、前世にはなかったものがある。
それはこの国には魔法があり、夜になると凶悪な魔物が徘徊しているのが当たり前だ。
俺はこの国出身ではない、魔法がない人間の国からやって来た。
貧乏な家だったが、両親は幼い俺のために必死に働いてくれた。
赤ん坊の頃から不思議と前世の記憶が残っていて、俺も働ける年齢になれば家族を支えるために頑張ろうと思った。
そう思っていた10歳の頃、突然俺の生活は崩壊した。
両親と知らない人が家に居て、俺は知らない人に連れて行かれた。
頭を下げた父の手には大金が入った袋が握られていた。
俺は売られたんだ、すぐに理解して頭が真っ白になった。
冷めた瞳で俺を見る男女は、子供がいない夫婦なのかなと思った。
あんなお金をポンポン出すんだ、お金持ちなのかな。
初めて馬車に乗り、人間の国から魔法が当たり前の国に連れて行かれた。
裕福になっても実の両親に会えない寂しさは誰にも埋められない。
しかも、俺が連れてこられた場所は誰も住んでいないお城のような家だった。
別宅と呼ばれる場所に俺が一人で暮らすように言われた。
何故俺をお金を払って連れて来たのか分からないが、放り出された。
食料は毎日送られてくるから、それで生き延びろと言われた。
料理の仕方も分からず、食材を全て煮たり焼いたりして食べていた。
味付けをしていないから、味がしない…美味しいと感じない。
夜は一人で広いベッドの上で身体を丸めて泣き疲れて眠った。
寂しくて悲しくて、両親に会いたいのに会えない不安で心が揺れていた。
「…大丈夫ですよ、私がいます」
「……ん?誰…?」
「私は貴方の味方です」
泣き腫らした目のまま起き上がると、見覚えがある人が目の前にいた。
今世ではなく、前世だから今は初対面のはずだ。
なのに、彼は何故俺を知っているんだろう…それにどうやって部屋に入ってきたんだろう。
「鍵が開けっぱなしですよ」と笑顔で言われてびっくりした。
これが俺とジェイドの出会いだと俺は思っている。
あれからジェイドは美味しい料理を作ってくれて、寝るまで一緒にいてくれた。
ジェイドには家があるから、俺が寝ると帰っていくのが何となく分かった。
まだ眠りが浅い時に、俺からジェイドが離れていこうとして手を握った。
「イズ様、申し訳ございません…お眠りになるまで…」
「……行かないで、ジェイド…」
「…っ!?」
眠い思考の中、感情のまま動いてしまい…後日無理に引き止めてしまった事を後悔した。
「寝ぼけてて気にしなくていいから!」とジェイドに言った。
ここまでしてもらって、これ以上縛る事はしたくない。
ジェイドは学生だし、これからいろいろと忙しくなるだろうし。
そう思っていたが、ジェイドは一緒に住む事に決めた。
俺は構わないが、ジェイドはいいのかと不安になっていたら美しい笑顔で「イズ様のお世話は私の幸せなので」と言っていた。
優しい顔だが、それ以上の選択肢はあり得ないと言いたげだった。
芸能人でもないゲームのキャラクターを好きになるという事がよく分からなかった。
まさか、そのゲームのキャラクターのジェイドが目の前で執事をしているなんて夢でないならあり得ない光景だ。
この世界はゲームの世界だった?確かに見覚えのある建物も多かった。
魔法もあったし、魔物もゲームではあり…ジェイドはこの国の騎士団長だ。
誰かの執事になっていた話なんてあっただろうか。
赤い髪が揺れていて、首には赤いチョーカーを付けている。
このチョーカーは魔力を抑制する力があり、同時に魔力の暴走を鎮める。
魔力が強い人がやるもので、ジェイドは強すぎて指輪とピアスもして抑えている。
ジッと見つめると、ジェイドは何も言わず俺を抱き抱えた。
「ちょっ!ジェイド!何して…」
「抱っこをねだられているような気がして…」
「俺もう十七歳だって!」
三つしか違わないのに子供扱いされているのは嫌だ。
俺だってジェイドと同じくらいの年齢になったらジェイドの身長を超えるつもりだ。
今は小さい身長だけど、いつかは超えるから覚えておけよ。
洗面所で顔を洗って、ジェイドにタオルを受け取った。
寝間着から制服に着替える時、ジェイドが手伝おうとしたから全力で拒否した。
ここまで人任せだと、本当に堕落した人間になりそうだ。
甘やかしてくれるのは悪い気はしないけど、ジェイドだっていつ執事を辞めるか分からない。
何年も一緒にいて給料は払っていないから、俺といる意味が本当にない。
払いたくても、学校に通わせてくれる人が外の人達との深い接触を禁止されている。
学校を卒業するまで、アルバイトすら出来ない。
ネクタイを結んで、俺が脱いだ服を畳むジェイドに振り返った。
可笑しいと思った事はなくて、それが当たり前で受け入れていた。
服、漫画、ゲーム、全て姉の好みだった。
服は流石に女の子の格好は可哀想だと、男女どちらが着ても違和感がない服を選んでくれている。
漫画やゲームは女の子が好きそうなもので、恋愛モノが多かった。
クラスメイトの男の子達とは話が合わず、友達は一人もいなかったけど大人になったらでいいかなと思っていた。
姉とは同じ部屋で、グッズもお小遣いを貯めて部屋に飾っていた。
それはゲームのキャラクターの一人である龍騎士のグッズだった。
中学のクラスメイトの女子も名前を呼んでいるのを聞いた事がある。
今、話題のゲームみたいで姉は「彼氏にしたい」とまで言っている。
漫画のキャラクターに恋愛感情を持つ気持ちが分からない。
これは俺が男だからなのかな、ゲームも主人公が女の子で五人の男達と恋愛をするRPG。
人間の少女は誘拐されて、悪名高い伯爵家に利用されそうになっていた時騎士団に助けられた。
その時、神の使者である龍神騎士に触れて「聖女」の力を目覚めさせた。
聖女と聖女を守る騎士団は聖女を狙う魔族軍と戦う物語。
俺も男が主人公で女の子達と恋愛するゲームなら恋に落ちたりするのかな。
やった事がないから分からないけど、ちょっと興味がある。
お小遣い貯めて自分のゲームを買ってみようかな。
いつも欲望に負けて、お菓子とかそういうのに使っちゃうからなぁ。
甘いものが好きだから、優先順位がそうなってしまう。
少し、ほんの少しだけ我慢すればおさがりじゃない自分のものが買える。
ゲームの画面を見つめながらそう思っていた…俺もこのゲームそのものは面白くて好きだと思った。
これは転生前の不思議と印象が強かった記憶の一部だ。
ーーー
ふかふかベッドに包まれて、夢の世界に誘われる。
もう少しこうしていたい、後…五分だけでいいから。
暗かった室内が急に明るくなり、目をギュッと瞑る。
「イズ様、朝ですよ」
「…ん、五分…いや、十分…」
「先ほどと同じ言葉ですね、もう五分経ちましたよ」
「……すぅ」
「仕方のないお方だ」
もう一度、夢の世界に旅立とうとしていた俺の意識は一気に現実に引き戻された。
チュッと小さなリップ音を響かせて、唇が離れていった。
目を丸くして目の前を見ると、美しい顔で微笑む男がいた。
「おはようございます」と言われて「おはよう」と答えた。
起きなかった俺も悪いけど、キスで起こすなと言ったと思うけど…
執事は俺から離れていき、俺の頬を撫でていた。
彼のスキンシップは今に始まった事ではなくて、これは挨拶のようだと思って諦めている。
どうして俺なんだ…と思いながら、俺に背を向ける男を見つめる。
「学校に遅刻してしまったら怒られるのはイズ様ですよ、私はイズ様の悲しむ顔は見たくありませんので」
「……」
「先に顔を洗いに行きましょう」
「ジェイド」
「はい、どうかされたんですか?」
後ろに振り返るジェイドは俺の知らない顔を見せた。
正確には、前世の俺の記憶にはないジェイドの姿だ。
この世界には、当たり前だったゲームも漫画もテレビもない。
それだけではなく、前世にはなかったものがある。
それはこの国には魔法があり、夜になると凶悪な魔物が徘徊しているのが当たり前だ。
俺はこの国出身ではない、魔法がない人間の国からやって来た。
貧乏な家だったが、両親は幼い俺のために必死に働いてくれた。
赤ん坊の頃から不思議と前世の記憶が残っていて、俺も働ける年齢になれば家族を支えるために頑張ろうと思った。
そう思っていた10歳の頃、突然俺の生活は崩壊した。
両親と知らない人が家に居て、俺は知らない人に連れて行かれた。
頭を下げた父の手には大金が入った袋が握られていた。
俺は売られたんだ、すぐに理解して頭が真っ白になった。
冷めた瞳で俺を見る男女は、子供がいない夫婦なのかなと思った。
あんなお金をポンポン出すんだ、お金持ちなのかな。
初めて馬車に乗り、人間の国から魔法が当たり前の国に連れて行かれた。
裕福になっても実の両親に会えない寂しさは誰にも埋められない。
しかも、俺が連れてこられた場所は誰も住んでいないお城のような家だった。
別宅と呼ばれる場所に俺が一人で暮らすように言われた。
何故俺をお金を払って連れて来たのか分からないが、放り出された。
食料は毎日送られてくるから、それで生き延びろと言われた。
料理の仕方も分からず、食材を全て煮たり焼いたりして食べていた。
味付けをしていないから、味がしない…美味しいと感じない。
夜は一人で広いベッドの上で身体を丸めて泣き疲れて眠った。
寂しくて悲しくて、両親に会いたいのに会えない不安で心が揺れていた。
「…大丈夫ですよ、私がいます」
「……ん?誰…?」
「私は貴方の味方です」
泣き腫らした目のまま起き上がると、見覚えがある人が目の前にいた。
今世ではなく、前世だから今は初対面のはずだ。
なのに、彼は何故俺を知っているんだろう…それにどうやって部屋に入ってきたんだろう。
「鍵が開けっぱなしですよ」と笑顔で言われてびっくりした。
これが俺とジェイドの出会いだと俺は思っている。
あれからジェイドは美味しい料理を作ってくれて、寝るまで一緒にいてくれた。
ジェイドには家があるから、俺が寝ると帰っていくのが何となく分かった。
まだ眠りが浅い時に、俺からジェイドが離れていこうとして手を握った。
「イズ様、申し訳ございません…お眠りになるまで…」
「……行かないで、ジェイド…」
「…っ!?」
眠い思考の中、感情のまま動いてしまい…後日無理に引き止めてしまった事を後悔した。
「寝ぼけてて気にしなくていいから!」とジェイドに言った。
ここまでしてもらって、これ以上縛る事はしたくない。
ジェイドは学生だし、これからいろいろと忙しくなるだろうし。
そう思っていたが、ジェイドは一緒に住む事に決めた。
俺は構わないが、ジェイドはいいのかと不安になっていたら美しい笑顔で「イズ様のお世話は私の幸せなので」と言っていた。
優しい顔だが、それ以上の選択肢はあり得ないと言いたげだった。
芸能人でもないゲームのキャラクターを好きになるという事がよく分からなかった。
まさか、そのゲームのキャラクターのジェイドが目の前で執事をしているなんて夢でないならあり得ない光景だ。
この世界はゲームの世界だった?確かに見覚えのある建物も多かった。
魔法もあったし、魔物もゲームではあり…ジェイドはこの国の騎士団長だ。
誰かの執事になっていた話なんてあっただろうか。
赤い髪が揺れていて、首には赤いチョーカーを付けている。
このチョーカーは魔力を抑制する力があり、同時に魔力の暴走を鎮める。
魔力が強い人がやるもので、ジェイドは強すぎて指輪とピアスもして抑えている。
ジッと見つめると、ジェイドは何も言わず俺を抱き抱えた。
「ちょっ!ジェイド!何して…」
「抱っこをねだられているような気がして…」
「俺もう十七歳だって!」
三つしか違わないのに子供扱いされているのは嫌だ。
俺だってジェイドと同じくらいの年齢になったらジェイドの身長を超えるつもりだ。
今は小さい身長だけど、いつかは超えるから覚えておけよ。
洗面所で顔を洗って、ジェイドにタオルを受け取った。
寝間着から制服に着替える時、ジェイドが手伝おうとしたから全力で拒否した。
ここまで人任せだと、本当に堕落した人間になりそうだ。
甘やかしてくれるのは悪い気はしないけど、ジェイドだっていつ執事を辞めるか分からない。
何年も一緒にいて給料は払っていないから、俺といる意味が本当にない。
払いたくても、学校に通わせてくれる人が外の人達との深い接触を禁止されている。
学校を卒業するまで、アルバイトすら出来ない。
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