52 / 58
第52話 神様からの記念品
しおりを挟む
森の奥での撮影を終え、順子と麗子はラバー姿のままカメラを片手に、ゆっくりと森の小道を歩き出した。
光沢の黒が木漏れ日に反射し、森の中で異世界の妖艶さを残しながらも、二人の表情は柔らかく、リラックスしていた。
「ふぅ…今日の撮影、思ったより楽しかったね」順子が微笑む。
「うん、森の中で二人揃ってラバー姿、意外といい感じに撮れたわ」麗子も嬉しそうに答える。
後ろから悟がついてきて、両手にカメラをぶら下げながら笑った。
「いやー、二人とも最高だった!森の雰囲気とラバーがマッチして、芸術作品みたいだったよ」
「悟、また褒めすぎー」順子が笑いながら、肩を軽く叩く。
森の小道を進むうち、順子は悟に小声で近づき、耳元で囁いた。
「ねぇ悟、今日の撮影、私たち二人のラバー姿、どう思った?」
悟は一瞬驚いた表情を見せたあと、にっこり笑う。
「いや…言葉じゃ足りないくらいだよ。実際に見て、触れて、写真に収められて、最高だった」
「そ、そう…?」
順子は少し照れくさそうに頬を赤らめる。
「でもね、順子。やっぱり一番見たいのは、順子の自然な表情かな。ラバー姿もいいけど、笑ったり、照れたりする君も最高なんだ」
悟は真剣な瞳で順子を見つめる。
順子はその言葉に胸が熱くなり、思わず微笑む。
「じゃあ…私、これからもラバー姿も見せるけど、素の私もいっぱい見せるね」
「うん、それを楽しみにしてる」
麗子が横から口を挟む。
「二人だけの秘密の話してる…なんだかこっちもドキドキしてるわ」
「そ、そんなことないもん!」
順子は赤面して突っ込み、二人は笑い合う。
三人は森の小道を和気あいあいと歩きながら、撮影の写真を確認したり、次の撮影のアイデアを話したりした。
森の静寂と木漏れ日の中で、妖艶さと友情、そして恋心が混ざり合った不思議な時間がゆっくりと流れていった。
森の奥にひっそりと佇む古い神社。
木々の間から差し込む光が、苔むした社殿を淡く照らす。
麗子がラバー姿の二人を見回しながら、にっこりと微笑んだ。
「ふふ、こんな姿で森の中を騒がしちゃったから、ちゃんと神様にお参りしよう」
順子と悟も頷き、三人は静かに手を合わせる。
順子は小さく息を吸い込み、心の中で「お騒がせしてごめんなさい」とそっと詫びる。
手を合わせ終わり、順子がふとお賽銭箱の横を見ると、そこには液体が入った小さなガラスの小瓶が三本、きれいに並んで置かれていた。
光を受けて透き通り、どこか神秘的に輝いている。
「えっ…なんでこんなところに…?」
順子は首を傾げ、小瓶を不思議そうに覗き込む。
悟も小瓶に気づき、少し笑いながら提案する。
「記念に、これ持って帰ろうよ。お賽銭と一緒に。きっとこの森での思い出になるよ」
麗子も小瓶を見て、楽しそうに頷く。
「うん、こういう小さな奇跡みたいなの、持って帰ると何かいいことありそうだよね」
三人はそれぞれ一つずつ小瓶を手に取り、お賽銭箱に硬貨を入れる。
小瓶をそっと胸に抱え、順子は森の静けさと、今日の特別な時間の余韻に浸った。
「神様、ありがとう…」
順子の小さな呟きに、森の木々がそよぎ、柔らかく葉を揺らす。
麗子がガラス瓶だから割れるといけないからと3本の小瓶を預かって持ってきたポーチに入れる。
そして、
「じゃあ、最後に3人で写真撮ろうよ。」
麗子が笑顔で提案する。
「そうだね、悟の写真がないもんね」
順子も頷き、少し照れながら笑う。
麗子はニヤニヤと両手を広げる。
手にしているのは花ではなく――悟の大好きなラバー姿の二人、順子と麗子自身。
ラバーの艶とシルバーの装飾が光を反射して妖艶さを増していた。
「ほら、悟くん、これであなたの“理想のラバーガールズ”が揃ったよ!」
麗子は、三脚を立てて自動シャッター機能を準備する。
麗子が冗談めかしてカメラに向かってポーズを取る。
悟は思わず叫ぶ。
「やったー! 俺のコレクション完成だ!」
「ちょっと、悟!大声出さないでー!」
順子が両手で口元を押さえ、顔を赤らめながらも笑う。
「いやぁ、もう最高すぎる! 写真撮ろう、絶対撮ろう!」
二人は悟の両サイドに立ち、そっと腕を抱く。
パシャ! 自動シャッターの音がする。
「じゃあ、もう一回!」
今度は悟はラバー姿の二人から抱きつかれてた状態で、ぎゅっと囲むようにしてポーズを取る。
「う、嬉しい、い…。」
パシャ! 2枚目の写真。
二人の笑い声が森に響き、ラバーの艶が光の中で妖しく揺れた。
三人の特別な春休みの記念写真は、こうして静かな森の中で無邪気に、そして妖艶に収められたのだった。
光沢の黒が木漏れ日に反射し、森の中で異世界の妖艶さを残しながらも、二人の表情は柔らかく、リラックスしていた。
「ふぅ…今日の撮影、思ったより楽しかったね」順子が微笑む。
「うん、森の中で二人揃ってラバー姿、意外といい感じに撮れたわ」麗子も嬉しそうに答える。
後ろから悟がついてきて、両手にカメラをぶら下げながら笑った。
「いやー、二人とも最高だった!森の雰囲気とラバーがマッチして、芸術作品みたいだったよ」
「悟、また褒めすぎー」順子が笑いながら、肩を軽く叩く。
森の小道を進むうち、順子は悟に小声で近づき、耳元で囁いた。
「ねぇ悟、今日の撮影、私たち二人のラバー姿、どう思った?」
悟は一瞬驚いた表情を見せたあと、にっこり笑う。
「いや…言葉じゃ足りないくらいだよ。実際に見て、触れて、写真に収められて、最高だった」
「そ、そう…?」
順子は少し照れくさそうに頬を赤らめる。
「でもね、順子。やっぱり一番見たいのは、順子の自然な表情かな。ラバー姿もいいけど、笑ったり、照れたりする君も最高なんだ」
悟は真剣な瞳で順子を見つめる。
順子はその言葉に胸が熱くなり、思わず微笑む。
「じゃあ…私、これからもラバー姿も見せるけど、素の私もいっぱい見せるね」
「うん、それを楽しみにしてる」
麗子が横から口を挟む。
「二人だけの秘密の話してる…なんだかこっちもドキドキしてるわ」
「そ、そんなことないもん!」
順子は赤面して突っ込み、二人は笑い合う。
三人は森の小道を和気あいあいと歩きながら、撮影の写真を確認したり、次の撮影のアイデアを話したりした。
森の静寂と木漏れ日の中で、妖艶さと友情、そして恋心が混ざり合った不思議な時間がゆっくりと流れていった。
森の奥にひっそりと佇む古い神社。
木々の間から差し込む光が、苔むした社殿を淡く照らす。
麗子がラバー姿の二人を見回しながら、にっこりと微笑んだ。
「ふふ、こんな姿で森の中を騒がしちゃったから、ちゃんと神様にお参りしよう」
順子と悟も頷き、三人は静かに手を合わせる。
順子は小さく息を吸い込み、心の中で「お騒がせしてごめんなさい」とそっと詫びる。
手を合わせ終わり、順子がふとお賽銭箱の横を見ると、そこには液体が入った小さなガラスの小瓶が三本、きれいに並んで置かれていた。
光を受けて透き通り、どこか神秘的に輝いている。
「えっ…なんでこんなところに…?」
順子は首を傾げ、小瓶を不思議そうに覗き込む。
悟も小瓶に気づき、少し笑いながら提案する。
「記念に、これ持って帰ろうよ。お賽銭と一緒に。きっとこの森での思い出になるよ」
麗子も小瓶を見て、楽しそうに頷く。
「うん、こういう小さな奇跡みたいなの、持って帰ると何かいいことありそうだよね」
三人はそれぞれ一つずつ小瓶を手に取り、お賽銭箱に硬貨を入れる。
小瓶をそっと胸に抱え、順子は森の静けさと、今日の特別な時間の余韻に浸った。
「神様、ありがとう…」
順子の小さな呟きに、森の木々がそよぎ、柔らかく葉を揺らす。
麗子がガラス瓶だから割れるといけないからと3本の小瓶を預かって持ってきたポーチに入れる。
そして、
「じゃあ、最後に3人で写真撮ろうよ。」
麗子が笑顔で提案する。
「そうだね、悟の写真がないもんね」
順子も頷き、少し照れながら笑う。
麗子はニヤニヤと両手を広げる。
手にしているのは花ではなく――悟の大好きなラバー姿の二人、順子と麗子自身。
ラバーの艶とシルバーの装飾が光を反射して妖艶さを増していた。
「ほら、悟くん、これであなたの“理想のラバーガールズ”が揃ったよ!」
麗子は、三脚を立てて自動シャッター機能を準備する。
麗子が冗談めかしてカメラに向かってポーズを取る。
悟は思わず叫ぶ。
「やったー! 俺のコレクション完成だ!」
「ちょっと、悟!大声出さないでー!」
順子が両手で口元を押さえ、顔を赤らめながらも笑う。
「いやぁ、もう最高すぎる! 写真撮ろう、絶対撮ろう!」
二人は悟の両サイドに立ち、そっと腕を抱く。
パシャ! 自動シャッターの音がする。
「じゃあ、もう一回!」
今度は悟はラバー姿の二人から抱きつかれてた状態で、ぎゅっと囲むようにしてポーズを取る。
「う、嬉しい、い…。」
パシャ! 2枚目の写真。
二人の笑い声が森に響き、ラバーの艶が光の中で妖しく揺れた。
三人の特別な春休みの記念写真は、こうして静かな森の中で無邪気に、そして妖艶に収められたのだった。
10
あなたにおすすめの小説
継承される情熱 還暦蜜の符合
MisakiNonagase
恋愛
61歳の睦美と、20歳の悠人。ライブ会場で出会った二人の「推し活」は、いつしか世代を超えた秘め事へと変わっていった。合鍵を使い、悠人の部屋で彼を待つ睦美の幸福。
しかし、その幸せの裏側で、娘の愛美もまた、同じ男の体温に触れ始めていた。
母譲りの仕草を見せる娘に、母の面影を重ねる青年。
同じ男を共有しているとは知らぬまま、母娘は「女」としての業(さが)を露呈していく。甘いお土産が繋ぐ、美しくも醜い三角関係の幕が上がる。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる

