【R18】【挿絵多い】ラバーマスクガール

まへまへ

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第52話 神様からの記念品

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森の奥での撮影を終え、順子と麗子はラバー姿のままカメラを片手に、ゆっくりと森の小道を歩き出した。

光沢の黒が木漏れ日に反射し、森の中で異世界の妖艶さを残しながらも、二人の表情は柔らかく、リラックスしていた。

「ふぅ…今日の撮影、思ったより楽しかったね」順子が微笑む。

「うん、森の中で二人揃ってラバー姿、意外といい感じに撮れたわ」麗子も嬉しそうに答える。

後ろから悟がついてきて、両手にカメラをぶら下げながら笑った。

「いやー、二人とも最高だった!森の雰囲気とラバーがマッチして、芸術作品みたいだったよ」

「悟、また褒めすぎー」順子が笑いながら、肩を軽く叩く。

森の小道を進むうち、順子は悟に小声で近づき、耳元で囁いた。

「ねぇ悟、今日の撮影、私たち二人のラバー姿、どう思った?」

悟は一瞬驚いた表情を見せたあと、にっこり笑う。

「いや…言葉じゃ足りないくらいだよ。実際に見て、触れて、写真に収められて、最高だった」

「そ、そう…?」

順子は少し照れくさそうに頬を赤らめる。

「でもね、順子。やっぱり一番見たいのは、順子の自然な表情かな。ラバー姿もいいけど、笑ったり、照れたりする君も最高なんだ」

悟は真剣な瞳で順子を見つめる。

順子はその言葉に胸が熱くなり、思わず微笑む。

「じゃあ…私、これからもラバー姿も見せるけど、素の私もいっぱい見せるね」

「うん、それを楽しみにしてる」

麗子が横から口を挟む。

「二人だけの秘密の話してる…なんだかこっちもドキドキしてるわ」

「そ、そんなことないもん!」

順子は赤面して突っ込み、二人は笑い合う。

三人は森の小道を和気あいあいと歩きながら、撮影の写真を確認したり、次の撮影のアイデアを話したりした。

森の静寂と木漏れ日の中で、妖艶さと友情、そして恋心が混ざり合った不思議な時間がゆっくりと流れていった。

森の奥にひっそりと佇む古い神社。

木々の間から差し込む光が、苔むした社殿を淡く照らす。

麗子がラバー姿の二人を見回しながら、にっこりと微笑んだ。

「ふふ、こんな姿で森の中を騒がしちゃったから、ちゃんと神様にお参りしよう」

順子と悟も頷き、三人は静かに手を合わせる。

順子は小さく息を吸い込み、心の中で「お騒がせしてごめんなさい」とそっと詫びる。

手を合わせ終わり、順子がふとお賽銭箱の横を見ると、そこには液体が入った小さなガラスの小瓶が三本、きれいに並んで置かれていた。

光を受けて透き通り、どこか神秘的に輝いている。

「えっ…なんでこんなところに…?」

順子は首を傾げ、小瓶を不思議そうに覗き込む。

悟も小瓶に気づき、少し笑いながら提案する。

「記念に、これ持って帰ろうよ。お賽銭と一緒に。きっとこの森での思い出になるよ」

麗子も小瓶を見て、楽しそうに頷く。

「うん、こういう小さな奇跡みたいなの、持って帰ると何かいいことありそうだよね」

三人はそれぞれ一つずつ小瓶を手に取り、お賽銭箱に硬貨を入れる。

小瓶をそっと胸に抱え、順子は森の静けさと、今日の特別な時間の余韻に浸った。

「神様、ありがとう…」

順子の小さな呟きに、森の木々がそよぎ、柔らかく葉を揺らす。

麗子がガラス瓶だから割れるといけないからと3本の小瓶を預かって持ってきたポーチに入れる。

そして、

「じゃあ、最後に3人で写真撮ろうよ。」

麗子が笑顔で提案する。

「そうだね、悟の写真がないもんね」

順子も頷き、少し照れながら笑う。

麗子はニヤニヤと両手を広げる。

手にしているのは花ではなく――悟の大好きなラバー姿の二人、順子と麗子自身。

ラバーの艶とシルバーの装飾が光を反射して妖艶さを増していた。

「ほら、悟くん、これであなたの“理想のラバーガールズ”が揃ったよ!」

麗子は、三脚を立てて自動シャッター機能を準備する。

麗子が冗談めかしてカメラに向かってポーズを取る。

悟は思わず叫ぶ。

「やったー! 俺のコレクション完成だ!」

「ちょっと、悟!大声出さないでー!」

順子が両手で口元を押さえ、顔を赤らめながらも笑う。

「いやぁ、もう最高すぎる! 写真撮ろう、絶対撮ろう!」

二人は悟の両サイドに立ち、そっと腕を抱く。

パシャ! 自動シャッターの音がする。



「じゃあ、もう一回!」

今度は悟はラバー姿の二人から抱きつかれてた状態で、ぎゅっと囲むようにしてポーズを取る。

「う、嬉しい、い…。」

パシャ! 2枚目の写真。

二人の笑い声が森に響き、ラバーの艶が光の中で妖しく揺れた。

三人の特別な春休みの記念写真は、こうして静かな森の中で無邪気に、そして妖艶に収められたのだった。




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