≪花の降る午後≫

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≪みかんの話≫

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数日前から、口の横が切れて痛い💦

ビタミンCの摂取量が足りないと言うのかー。

これはよくSF映画とかで観る、ウィルスか何かに侵されて、徐々に徐々に異形の物へと姿が変わっていってしまうアレか。

それは困ったな。

さて、どうしようか?

とりあえず、マスクをするか。

そして、いっぱいになっているゴミをまとめて、下まで捨てに行く。

1階に降りた瞬間、初秋の夜の心地よい風に吹かれ、ゴミ袋を持ちながら、しばし辺りを徘徊。

通りを人が通る。

対向して、すれ違う直前に、おもむろにマスクを外す。

そして

「これでも~?」

やった。

1度は、やってみたかった。

現代に蘇る【口裂け女】…ならぬ、口裂け男。

小学生の頃、恐れおののき、そして大好きだった超有名都市伝説。

私は今、伝説となる‼️

しかし、すれ違った人はその瞬間、下を向いていたのか、全く気づいていない様子。

(そっか。そう言えば、一番最初は違うセリフを言うんだっけなー。)

「私、綺麗ぃ? これでも~❓️」

(決まった。完璧に決まったはずだ❗)

ひゅ~………🌀

風だけが駆け抜けた。

そこには、誰もいない。

またも、こちらに人が来る。

(今度こそ❗)

「私、綺麗ぃ? これでも~❓️」

『ハァ~イ✋』

(…外人かよッ‼️しかも、ワイヤレスイヤホンから聴こえるレゲエのリズムにノリノリじゃんかよッ‼️)

私は、力ずくで両耳のイヤホンを外し

「私、綺麗ぃ? これでも~❓️」

『あぁ~ん。ホワット⁉️』

「am I pretty❓️ and that⁉️」

『オー!プリティプリティ❗(笑)』

(えーっと…この場合、カマで切りつければ良かったんだっけか?だとすると、カマを買いにワークマンと
かに行かなければいけない訳か。ワークマン、近くにあったかな~?あれ結構郊外にしか無いんだよな~。ワークマン行ったら、やっぱりニッカポッカとか足袋とか買った方がいいのかな~?あ、ついでに、この前テレビでやってた防虫剤を織り込んだ虫が寄って来ないパーカーってのも魅力だよな~。よし!ワークマンで防風防水防塵の完全武装スタイルで、満を持して口裂け男生活を楽しむか~🌼)

と、気がつくと陽気な外人はいなくなっていた。

すると、向こうから真っ白い服を着たマスク姿の女性が歩いて来る。

そして、もう一人真紅の服を着たマスク姿の女性も歩いて来る。

これは、もしかして模倣者の振る舞いに制裁を加えるべく、本物登場のパターンか?

しかし、どっちだ?

口裂け女の服装にも諸説ある。

カマで襲った人物の返り血で紅く染まるよう、あえて白い服を着用しているという説と、逆に返り血が目立たぬようあえて真紅の服を着用しているという説だ!

走って来た❗

二人とも同時に走って来た‼️

ポマードは?

べっこう飴は?

両のポケットを慌てて漁り探るも、もちろんそんな物は持っていない!

来た❗

どんどん来た‼️

100mを6秒で走る能力はダテじゃない💦

どうする?

さぁ、どうする⁉️

【未完..】.

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