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第1章 月森ヶ丘自由学園
副室長サマはお怒りです。
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「ひっ…!」
思わぬマコーネルの登場に青ざめたシフォンは小さく悲鳴をあげる。マコーネルは極めて無表情を努めているようだが、その額には青筋が浮かんでいる。
はっきり言って、マコーネルという人物を知る者には怖いとしか言いようがない
「……シフォン、貴方には後で話がありますので………覚悟しておくように」
学園長を取り押さえ、部下に引き渡すマコーネル、そして言い放たれたその言葉にシフォンは目の前が真っ暗になる…
(・・・終わった。確実にどやされるっ!!!)
「それから、お久しぶりですね。クリフェイド室長。ずいぶん長く遊んでいらしたようですが、私はシフォンのように甘くありませんので、即行、私と共に本国へ帰ってもらいますよ」
「知るか。大体、もう僕には関係のないことだ。僕に戻る気もなければ、マコーネルと帰る気もない。置き手紙に書いていただろ?それと、ついでにシフォンを連れて帰れ」
シフォンを差し出すクリフェイドにマコーネルの端正な眉が寄せられる
「こんな置き手紙、無効に決まっているでしょう!!第一、私が受理しません。さっさと本国へ戻りますよ。貴方には、今回の始末書と、溜まり溜まった仕事があるんですから」
マコーネルは、部下達に命令を下す
「彼を捕獲して下さい」
それを合図に部下達はマコーネルの指示の下にいっせいにライフル銃を構える
「君っ!!何をするつもりだ!!」
アクシオンはその光景に驚く
「別にどうもしませんよ。ただ、彼に少し眠ってもらおうかと思いまして‥‥。
あぁ、安心して下さい。これらのライフルは全てただの麻酔銃なので、なに、一時間程度の効き目ですので身体に害はありません。飛行機にさえ乗せてしまえばあとは連れて帰るだけですから」
淡々と告げるマコーネル。マコーネルは身体に害はないから大丈夫だと言うが、撃たれること自体が痛いことに変わりない
(何が大丈夫だ!?)
周囲の人間がマコーネルの言葉に凍りついた瞬間だった――‥。
「え、」
さすがのクリフェイドも、このマコーネルの強行手段に顔を引き攣らせた
が、勘違いをしてはならない。そのライフル銃が向けられているのは、あくまでクリフェイドのいる場所だ。
それは、すなわち‥‥‥
「あ…あの、マコーネルさん…? 気のせいでなければ、そのライフル銃って俺達にも当たるんじゃ…」
クリフェイド同様に同じく顔を引き攣らせるシフォンは恐る恐る聞く
「当たるのでは‥‥ではなく、当たりますよ当然。何故って? それは連帯責任だからです。室長と会話を交わしたにも関わらず、私に報告しなかったシフォン。それに、薄々、室長の正体を気づきつつあったマフィアのボス。
そして、勝手に室長の座を下りると置き手紙だけを残し、消えた室長…。」
「「貴方々、全員同罪に決まってるでしょう!!」」
そう告げたマコーネルは般若の如く怒っていた。
思わぬマコーネルの登場に青ざめたシフォンは小さく悲鳴をあげる。マコーネルは極めて無表情を努めているようだが、その額には青筋が浮かんでいる。
はっきり言って、マコーネルという人物を知る者には怖いとしか言いようがない
「……シフォン、貴方には後で話がありますので………覚悟しておくように」
学園長を取り押さえ、部下に引き渡すマコーネル、そして言い放たれたその言葉にシフォンは目の前が真っ暗になる…
(・・・終わった。確実にどやされるっ!!!)
「それから、お久しぶりですね。クリフェイド室長。ずいぶん長く遊んでいらしたようですが、私はシフォンのように甘くありませんので、即行、私と共に本国へ帰ってもらいますよ」
「知るか。大体、もう僕には関係のないことだ。僕に戻る気もなければ、マコーネルと帰る気もない。置き手紙に書いていただろ?それと、ついでにシフォンを連れて帰れ」
シフォンを差し出すクリフェイドにマコーネルの端正な眉が寄せられる
「こんな置き手紙、無効に決まっているでしょう!!第一、私が受理しません。さっさと本国へ戻りますよ。貴方には、今回の始末書と、溜まり溜まった仕事があるんですから」
マコーネルは、部下達に命令を下す
「彼を捕獲して下さい」
それを合図に部下達はマコーネルの指示の下にいっせいにライフル銃を構える
「君っ!!何をするつもりだ!!」
アクシオンはその光景に驚く
「別にどうもしませんよ。ただ、彼に少し眠ってもらおうかと思いまして‥‥。
あぁ、安心して下さい。これらのライフルは全てただの麻酔銃なので、なに、一時間程度の効き目ですので身体に害はありません。飛行機にさえ乗せてしまえばあとは連れて帰るだけですから」
淡々と告げるマコーネル。マコーネルは身体に害はないから大丈夫だと言うが、撃たれること自体が痛いことに変わりない
(何が大丈夫だ!?)
周囲の人間がマコーネルの言葉に凍りついた瞬間だった――‥。
「え、」
さすがのクリフェイドも、このマコーネルの強行手段に顔を引き攣らせた
が、勘違いをしてはならない。そのライフル銃が向けられているのは、あくまでクリフェイドのいる場所だ。
それは、すなわち‥‥‥
「あ…あの、マコーネルさん…? 気のせいでなければ、そのライフル銃って俺達にも当たるんじゃ…」
クリフェイド同様に同じく顔を引き攣らせるシフォンは恐る恐る聞く
「当たるのでは‥‥ではなく、当たりますよ当然。何故って? それは連帯責任だからです。室長と会話を交わしたにも関わらず、私に報告しなかったシフォン。それに、薄々、室長の正体を気づきつつあったマフィアのボス。
そして、勝手に室長の座を下りると置き手紙だけを残し、消えた室長…。」
「「貴方々、全員同罪に決まってるでしょう!!」」
そう告げたマコーネルは般若の如く怒っていた。
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