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序章 英国フォルティア学院
覚醒
ーーーーーーーーーー……
ーーーーー…
ーー…そして翌朝。
小鳥の囀りに目を覚ましたクリフェイドは右目に違和感を感じた。
……? なんだ?右目が… 疼く…?感じが…
まだ皆が寝静まる早朝という中、クリフェイドは疼く右目にベッドから身体を起こし、アンティークの鏡台の前に立つ。
右目を押さえていた手を恐る恐る退け、鏡に写る自身の右目を覗き込む…
「………………」
その刹那、皆がまだ寝静まる早朝にて屋敷内にクリフェイドの悲鳴が響き渡った
ドタドタドタ…っ
バタバタバタ…っ!!!
― - バンッッ!!!
「クリフェイド!?どうした!?何かあったのか!!?」
扉を壊す勢いで入ってきたお父様。
「クリフェイド!!さっきの悲鳴はなんだ!?大丈夫か?!」
「大丈夫?さっきの声、凄かったけど…」
心配して駆けつけたお兄ちゃんズ。
「坊ちゃま?!ご無事でいらっしゃっいますか!?」
「坊ちゃん!? 先ほどの悲鳴は?!」
クリフェイドの悲鳴に近い声に武装した執事にたち…。
そして、彼らの向ける視線の先には――‥
いつもと変わらぬ笑顔の昴がモッコリと盛り上がった布団をあやすようにポンポンと叩いていた…。
「くすっ…
大丈夫ですよ?どうやら、坊ちゃんの夢見が悪かったようで…」
と困った顔で眉を下げる昴に駆け付けた皆は安堵の溜息を零す。。
一方、布団の中にすっぽり潜ったクリフェイドはというと――‥
(まずい… まずいまずいまずい!!!父さんたちにバレたら…っ大騒ぎになる!!)
クリフェイドは一人布団の中でバレやしないかと冷や冷やしていた‥。
「クリフェイド…? 本当に大丈夫なのか?」
布団に潜り込んだまま、顔を出すこともなく、返事一つもしない息子の様子にアクシオンは心配そうに眉を寄せている
今、返事するわけにはいかない。何せ、自分の身に降りかかったことにクリフェイド自身も酷く動揺しているのだ。声を出せば、明らかに心配する父アクシオンに気づかれることはまず間違いなかった‥。
と、そこへ思わぬ助け舟が入った。
「あぁ、だめですよ旦那様。せっかく今、落ち着いたところなのですから… 返事がないということはもう寝てしまったんでしょう。
せっかく寝かしつけたところを起こしては可哀相かと…」
困惑を浮かべた表情で昴は尚もいう
「坊ちゃんなら大丈夫ですよ。私が見ていますし、旦那様も坊ちゃんたちも起こされたとはいえ、まだ朝早いですからね… 休日のときくらいゆっくり休んだらどうです?」
ニコッと品良く笑みを浮かべる昴にアクシオンたちも頷く
「そう… だな。まだ早いし、もう少し休もうか。……だが、クリフェイドに何かあったら…」
くすっ
「旦那様にご報告しますよ」
昴の言葉に深く頷くと、アクシオンはヒューたちを引き連れてクリフェイドの部屋を出て行った‥。
「クスッ もういいですよ… 私の可愛い坊ちゃん。旦那様方は部屋を出て行きましたよ?」
ふふっ… と薄く笑みを浮かべる昴が見下ろすと、布団からもぞもぞと出てくるクリフェイドはビクビクしながら頭だけをぴょこんと出した
「…本当にいないだろうな?」
その声は微かに震えていた…。
「えぇ大丈夫です。」
その言葉にクリフェイドを幾度となく安堵の溜息を漏らす
「そうか‥。はぁー… どうしたらいいんだ…」
嘆くようにポツリと小さな声で珍しくも弱音を吐くクリフェイド、その様子に昴は愉しそうに微笑んでいた
「それにしても、よかったですね?僕がいて… フフッ」
そう、あのとき驚きのあまり早朝から大声で叫んでしまったクリフェイドは自分のしたことに青ざめていた。
父さんたちにバレたら…っ!
即、病院行き。
階段を駆け上がる音に慌てふためていたクリフェイドの窮地を救ったのは…
ーー昴だった。
どうやって入ってきたのか、いつの間にいたのか… 突然現れた昴にクリフェイドは硬直。昴はそれにほくそ笑むとクリフェイドを抱えるやベッドに寝かせ布団で、すっぽり…頭まで被した。
と、同時にアクシオンたちが扉を壊す勢いで入ってきた。それがつい先ほどまでの経緯である――‥。
ーーーーー…
ーー…そして翌朝。
小鳥の囀りに目を覚ましたクリフェイドは右目に違和感を感じた。
……? なんだ?右目が… 疼く…?感じが…
まだ皆が寝静まる早朝という中、クリフェイドは疼く右目にベッドから身体を起こし、アンティークの鏡台の前に立つ。
右目を押さえていた手を恐る恐る退け、鏡に写る自身の右目を覗き込む…
「………………」
その刹那、皆がまだ寝静まる早朝にて屋敷内にクリフェイドの悲鳴が響き渡った
ドタドタドタ…っ
バタバタバタ…っ!!!
― - バンッッ!!!
「クリフェイド!?どうした!?何かあったのか!!?」
扉を壊す勢いで入ってきたお父様。
「クリフェイド!!さっきの悲鳴はなんだ!?大丈夫か?!」
「大丈夫?さっきの声、凄かったけど…」
心配して駆けつけたお兄ちゃんズ。
「坊ちゃま?!ご無事でいらっしゃっいますか!?」
「坊ちゃん!? 先ほどの悲鳴は?!」
クリフェイドの悲鳴に近い声に武装した執事にたち…。
そして、彼らの向ける視線の先には――‥
いつもと変わらぬ笑顔の昴がモッコリと盛り上がった布団をあやすようにポンポンと叩いていた…。
「くすっ…
大丈夫ですよ?どうやら、坊ちゃんの夢見が悪かったようで…」
と困った顔で眉を下げる昴に駆け付けた皆は安堵の溜息を零す。。
一方、布団の中にすっぽり潜ったクリフェイドはというと――‥
(まずい… まずいまずいまずい!!!父さんたちにバレたら…っ大騒ぎになる!!)
クリフェイドは一人布団の中でバレやしないかと冷や冷やしていた‥。
「クリフェイド…? 本当に大丈夫なのか?」
布団に潜り込んだまま、顔を出すこともなく、返事一つもしない息子の様子にアクシオンは心配そうに眉を寄せている
今、返事するわけにはいかない。何せ、自分の身に降りかかったことにクリフェイド自身も酷く動揺しているのだ。声を出せば、明らかに心配する父アクシオンに気づかれることはまず間違いなかった‥。
と、そこへ思わぬ助け舟が入った。
「あぁ、だめですよ旦那様。せっかく今、落ち着いたところなのですから… 返事がないということはもう寝てしまったんでしょう。
せっかく寝かしつけたところを起こしては可哀相かと…」
困惑を浮かべた表情で昴は尚もいう
「坊ちゃんなら大丈夫ですよ。私が見ていますし、旦那様も坊ちゃんたちも起こされたとはいえ、まだ朝早いですからね… 休日のときくらいゆっくり休んだらどうです?」
ニコッと品良く笑みを浮かべる昴にアクシオンたちも頷く
「そう… だな。まだ早いし、もう少し休もうか。……だが、クリフェイドに何かあったら…」
くすっ
「旦那様にご報告しますよ」
昴の言葉に深く頷くと、アクシオンはヒューたちを引き連れてクリフェイドの部屋を出て行った‥。
「クスッ もういいですよ… 私の可愛い坊ちゃん。旦那様方は部屋を出て行きましたよ?」
ふふっ… と薄く笑みを浮かべる昴が見下ろすと、布団からもぞもぞと出てくるクリフェイドはビクビクしながら頭だけをぴょこんと出した
「…本当にいないだろうな?」
その声は微かに震えていた…。
「えぇ大丈夫です。」
その言葉にクリフェイドを幾度となく安堵の溜息を漏らす
「そうか‥。はぁー… どうしたらいいんだ…」
嘆くようにポツリと小さな声で珍しくも弱音を吐くクリフェイド、その様子に昴は愉しそうに微笑んでいた
「それにしても、よかったですね?僕がいて… フフッ」
そう、あのとき驚きのあまり早朝から大声で叫んでしまったクリフェイドは自分のしたことに青ざめていた。
父さんたちにバレたら…っ!
即、病院行き。
階段を駆け上がる音に慌てふためていたクリフェイドの窮地を救ったのは…
ーー昴だった。
どうやって入ってきたのか、いつの間にいたのか… 突然現れた昴にクリフェイドは硬直。昴はそれにほくそ笑むとクリフェイドを抱えるやベッドに寝かせ布団で、すっぽり…頭まで被した。
と、同時にアクシオンたちが扉を壊す勢いで入ってきた。それがつい先ほどまでの経緯である――‥。
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