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序章 英国フォルティア学院
ソロモン王の鍵と悪魔
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「…制御できなかったら、どうなる?」
昴から碧色のコンタクトを受け取るとクリフェイドはすぐに付けた
「強い力には強いモノまでもが惹かれます。たださえ、トラブル体質なのですから…
それに、ソロモンが悪魔を使役していたとはいえ、誰もがソロモンを慕っていたわけではありません。強大なる力の差故に下に付き、隙を狙っていたの者も数知れず…
ーーそして、
ソロモンの鍵を手に入れれば魔王と同等の地位を手に入ったも同然。魔王の座を狙う者もいれば、単に支配する力を手に入れたい者もいます。
今の貴方はまだ力のコントロールができません。そこで、そのコンタクトは強大過ぎる力を抑える役割があるのですが… まだコントロールできない貴方は無意識に力を使ってしまうことがあるでしょう… 今のように。
魔力の源は右目の瞳。使うと右目の瞳に先ほどの紋章と古代文字が浮かびます。それが… ソロモン王の鍵なのですから。
つまりですね、私が言いたいことは…
そのコンタクトは力を使ってしまったときのカモフラージュになるということです。……旦那様と坊ちゃんたちのことですからねぇ、大騒ぎになることは大いに想像つきますし、貴方も嫌でしょう?」
「ですが、いくら力を制御したからと言って今までと同じ生活を送れるわけではありません…
力を抑制しても、魔力がなくなったけではありませんからね。あくまで強大過ぎる力を少し抑えている状態に過ぎないのですから」
「……というと… つまり…」
「はい、貴方のご想像のとおりですよ。今までは覚醒してなかった故、魔力が漏れることがありませんでしたので、昨日のようなことに合うことはありませんでしたが、
これからはそういうわけにもいかないでしょう。少なからず、あぁいったことは度々起こるでしょうが、まぁ頑張ってください」
ニコッと笑う昴、
「よっぽどのことがない限りは貴方がソロモンの鍵を持っていることはバレないと思いますが…。相手がそれなりに強いモノだったとしたら話は別です。バレると思いますので、その辺の注意はしておいてください。
まぁ少なくとも私は坊ちゃんの味方ですし、今の坊ちゃんが本気になれば… クスッ 相手の息を止めることなど造作にないですよ?覚醒したということは即ち、そういうことです」
「貴方からは天使の気配と同時に悪魔の気配も感じました。恐らく、昨日悪魔と接触したかと思いますが、心当たりありませんか?」
そういえば… でかいピエロと遭ったな
「ピエロみたいな奴に追いかけられたが… そういえば天使が言ってたような気もする… 悪魔だと」
昨日のことを思い返しながら、クリフェイドは呟くようにポツリと言う…
「やはりですか。それで、そのとき貴方の右目に宿る力が覚醒したのでしょう。自身の危機に。。
…そのとき、何かおかしなことは起こりませんでした?」
昴は真剣な瞳でクリフェイドに問う
「おかしなこと…… あ、そういえば… 襲われたとき、もうダメかと思ったんだ。だが、あのとき…
なぜか、ピエロが僕から離れて後退したんだ。…一瞬だけだったが」
そう、ずっと不思議だった。様子からするに天使が助けたとは思えない。だが、倒れた僕に跨がって逃げ道を塞いだ瞬間、もうダメかと思った。
だが、なぜか強気だったピエロは何かに脅えるように後退したんだ。結果的には倒したが…
「そのあとに触れることが出来たのでは…?」
「あぁ。つい感情的になってしまって… 殴って蹴ってボコボコ に…。気がついたときは奴は伸びてた。それを見て初めて殴… 触れることができることに気づいたんだ」
クリフェイドは握る拳を見つめて静かに言った。
昴から碧色のコンタクトを受け取るとクリフェイドはすぐに付けた
「強い力には強いモノまでもが惹かれます。たださえ、トラブル体質なのですから…
それに、ソロモンが悪魔を使役していたとはいえ、誰もがソロモンを慕っていたわけではありません。強大なる力の差故に下に付き、隙を狙っていたの者も数知れず…
ーーそして、
ソロモンの鍵を手に入れれば魔王と同等の地位を手に入ったも同然。魔王の座を狙う者もいれば、単に支配する力を手に入れたい者もいます。
今の貴方はまだ力のコントロールができません。そこで、そのコンタクトは強大過ぎる力を抑える役割があるのですが… まだコントロールできない貴方は無意識に力を使ってしまうことがあるでしょう… 今のように。
魔力の源は右目の瞳。使うと右目の瞳に先ほどの紋章と古代文字が浮かびます。それが… ソロモン王の鍵なのですから。
つまりですね、私が言いたいことは…
そのコンタクトは力を使ってしまったときのカモフラージュになるということです。……旦那様と坊ちゃんたちのことですからねぇ、大騒ぎになることは大いに想像つきますし、貴方も嫌でしょう?」
「ですが、いくら力を制御したからと言って今までと同じ生活を送れるわけではありません…
力を抑制しても、魔力がなくなったけではありませんからね。あくまで強大過ぎる力を少し抑えている状態に過ぎないのですから」
「……というと… つまり…」
「はい、貴方のご想像のとおりですよ。今までは覚醒してなかった故、魔力が漏れることがありませんでしたので、昨日のようなことに合うことはありませんでしたが、
これからはそういうわけにもいかないでしょう。少なからず、あぁいったことは度々起こるでしょうが、まぁ頑張ってください」
ニコッと笑う昴、
「よっぽどのことがない限りは貴方がソロモンの鍵を持っていることはバレないと思いますが…。相手がそれなりに強いモノだったとしたら話は別です。バレると思いますので、その辺の注意はしておいてください。
まぁ少なくとも私は坊ちゃんの味方ですし、今の坊ちゃんが本気になれば… クスッ 相手の息を止めることなど造作にないですよ?覚醒したということは即ち、そういうことです」
「貴方からは天使の気配と同時に悪魔の気配も感じました。恐らく、昨日悪魔と接触したかと思いますが、心当たりありませんか?」
そういえば… でかいピエロと遭ったな
「ピエロみたいな奴に追いかけられたが… そういえば天使が言ってたような気もする… 悪魔だと」
昨日のことを思い返しながら、クリフェイドは呟くようにポツリと言う…
「やはりですか。それで、そのとき貴方の右目に宿る力が覚醒したのでしょう。自身の危機に。。
…そのとき、何かおかしなことは起こりませんでした?」
昴は真剣な瞳でクリフェイドに問う
「おかしなこと…… あ、そういえば… 襲われたとき、もうダメかと思ったんだ。だが、あのとき…
なぜか、ピエロが僕から離れて後退したんだ。…一瞬だけだったが」
そう、ずっと不思議だった。様子からするに天使が助けたとは思えない。だが、倒れた僕に跨がって逃げ道を塞いだ瞬間、もうダメかと思った。
だが、なぜか強気だったピエロは何かに脅えるように後退したんだ。結果的には倒したが…
「そのあとに触れることが出来たのでは…?」
「あぁ。つい感情的になってしまって… 殴って蹴ってボコボコ に…。気がついたときは奴は伸びてた。それを見て初めて殴… 触れることができることに気づいたんだ」
クリフェイドは握る拳を見つめて静かに言った。
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