室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々

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序章 英国フォルティア学院

周りはどうしても僕を放っておいてくれない!

――――‥
――…

ステージの上では聖歌隊の少年たちが熱をあげて美しい声を響かせている。だが、それを眺めているアクシオンとヒューは何処か落ち着きがない‥

「…お前のいう息子は何処にいる?」

オルガンの伴奏と共に熱っぽい声で唄う聖歌隊の少年を見つめ、隣に控えるアクシオンに視線を向けるのは、この国の若き王――‥


だが、そんな王の言葉は今のアクシオンには聞こえていなかった

「クリフェイドが…… いない!?どういうことだ!? 聖歌隊のあの中にいるはずの… クリフェイドの姿が… 何故、ない?」

それどころではなかった。


「…本当にいませんね」

愛する末弟の姿を見つけられず、少なからず気落ちした声を漏らすヒュー…


二人して眉間に皺が刻まれる中、


突如、唄が聞こえた――‥ 。

  それは切なく…

            哀しみを帯びた旋律――…


哀しみを帯びつつ、儚く美しい声ーー

「……唄?」

王は僅かに首を傾げ、


「この声は――‥ 」

「……クリフェイド?」

アクシオンとヒューの二人はというと、大きく目を見開いていた


その名前に王の眉がピクリと動く。

「そうか…。この歌声の主が」

何処からともなく聞こえる儚く、今にも空気に消え入りそうな……。だが、そんな澄んだ美しい旋律を奏でる声に誰もが魅了される

いつのまにか、オルガンの演奏者も手を止め、聖歌隊の少年たちも唄うことを忘れ、その神韻(シンイン)たる声に耳を傾けていた…。

微かに聞こえる歌声に王は耳を傾ける…


「それにせよ、この言葉は…… 一体、どこの国の言語だ?」

と、同時に首を傾げていた。無論、アクシオンたちも同じく首を傾げている。仕事上の都合である程度の国の言葉は知っているが、クリフェイドの唄う言葉は… 聞いたことのない言葉だった。不思議に思わないほうがおかしい。

「……この唄、それに… この言葉は… もしやっ」


フェルディス牧師は目を見開く

だとすれば、非常にまずいのぅ…

ヒューマン牧師をちらりと見、眉間に皺を寄せ困惑し小さく息をついた。。

――――‥‥
―…

クリフェイドは仔猫を一撫でし、土へと還す――‥


風に吹かれて、白い花びらが虚空に舞い踊る。クリフェイドは唄う。澄んだ声が紡ぐ言葉は仔猫への鎮魂歌…

頭の中に浮かぶ言葉を紡いでいく。


最初はたどたどしく、しかし次第に確かな響きになっていく

その清らかな音の波に、美しい旋律に…


葉陰の虫たちも、きれいな声で鳴きだした。歌声と音は交じり合って鈴のように美しい音の波に変わる。まさに幻想的な風景をかもしだしていた。

猫を埋めた土から白く光る小さい光の玉がゆらゆら…


やがて紡がれる声と共に空へと舞い上がった。

そして、花の香りのように広がった心地よい音の波は、しかし唐突に途切れた。


― - パチパチパチ

クリフェイドは突然の来訪者に片眉がピクリと動く

「素晴らしい歌声だった。仔猫のためとは… ずいぶん優しい心の持った人間のようだな」

黒く少し伸ばした髪に鼻筋が通ったひどく整った顔。その憮然とした表情にニヒルな笑みを浮かべる彼はまた身長も高く、長身で美形な男だった。

「誰ですか貴方は…? 」

「俺の名は八雲(ヤクモ)、ヤタガラスを率いるモノ…」

突然、自己紹介されて もクリフェイドはただ困惑を見せる…


「ヤタガラス…? すみません。全く意味がわからないんですが… 新手の宗教か何かですか?

見たところ、貴方この国の人間ではありませんよね?此処は国の中でも五本指に入るほど有名な大聖堂ですよ?宗教勧誘などは他でやってください」


八雲は可笑しそうに笑う

「面白い… ふむ。ヤタガラス… 名は世界規模に知られてる名前だと思っていたが…」

目を細め、口の端を吊り上げニヒルな笑みを浮かべる八雲は楽しげに、くくっ…と声を漏らす

「はぁ…」

どう反応すればいいのかわからないクリフェイドは八雲に曖昧に返事を返す

何なんだ?この男は…

不審者に変わりない八雲にあまり関わりたくないと感じたクリフェイドは足早々、立ち去ろうとする…。踵を反そうとしたそのとき、八雲がクリフェイドの細い腕を掴んだ


「――ッ! なにするんですか!離して下さい」

八雲の突然の行動にクリフェイドは一瞬だけ吃驚するも、すぐに眉間に皺を寄せ不快げに顔を歪ませた。

八雲は腕を掴んだまま、クリフェイドの身体を自分のほうへと引き寄せると顎を掴み、クリフェイドの顔を上げた


「確かに勧誘といえば勧誘になるだろうが…

お前のいう宗教関係ではない。俺が誘っているのは… ヤタガラス、組織への勧誘だ。クリフェイド・シュバルク」

八雲は目を細めて口角を突き上げ、クリフェイドの名前を口にした

――ッ!

「なぜ… 僕の名を知っている!? 」

自分の名前 をなぜか知っている初めて会った男にクリフェイドは不快を感じた。

八雲に問う、その声は冷たく尖っていた…


「俺に知らぬことはない。それがましてや… 」

クリフェイドを映すその双方の瞳は野獣の目、

「お前のような可愛い仔猫ならな…」


本当に…っ 何なんだ!?さっきからこの男はっっ!!!

八雲から離れようともがくも、抜けられず… クリフェイドは段々と苛立ちが増していく

「離せ」

「離せば逃げるだろう? あぁ、やはり可愛いな。その眉間に皺を寄せた顔もまた…

どうせだ。このまま、攫ってしまおうか」


おいっ… ちょっと待て。僕の意思は無視か!?


「おいっ 変態。ふざけたことを吐かすな」

「…変態か、ふむ。あながち間違ってはいないが…」

………嘘だろ!? 普通、そこは否定するだろう!!? まさか、本当に…コイツ、正真正銘の変態なのか!?

クリフェイドは何故かそのとき鳥肌が立った‥

本能で貞操の危険を感知したクリフェイド、その顔からは見る見るうちに青ざめていく… ではなく、眉間にさらなる皺を刻み込んでいった

クリフェイドがそろそろ我慢の限界に来たそのとき――‥

「そこまでにしてもらおうか」


聞き覚えのある声にクリフェイドは顔だけ向けると、そこには額に青筋を立たせたヒューがいた。


「…………」

これは…ヤバい

お兄様、大変ご立腹。

それに対し、クリフェイドは後のことを考えると、あまりの憂鬱さに溜め息ついた。


「これはこれは…

誰かと思えば、シュバルク家の長男のお出ましか。ククッ…」

八雲はさも愉しげに口元を歪めると、より一層、クリフェイドを強く抱きしめた。まるで、ヒューの反応を愉しむかのように…。

「――ッ 貴様!!今すぐ、その手を離せ!!!」


クリフェイドが捕まっているのだ。それに、此処は大聖堂の敷地内、銃を使うわけにもいかず、ヒューは腹立たしげに舌打ちする。

一方、捕まっているクリフェイドはというと――‥


……なんて言い訳したらいいんだ?

後から問い詰められるだろうこの状況の言い訳を考えていた。

と、そのとき…


けたたましく、警笛が鳴った

そして、またたく間に制服を来た兵に囲まれた


 否、

八雲は皮肉げに嘲笑う

「…王立騎士団か。王の… 国の番犬が… くくっ 俺も嘗められたものだな」

お前たち雑魚に、この俺が捕まるものか、と嘲笑う八雲は妖艶なる笑みを浮かべ、クリフェイドの唇を強引に奪った。


「っン…ふ、ぁッ」

チュッ、というリップ音を立てて八雲の口が離れる。


「「「………………」」」

八雲の突然の行動に周囲は唖然とし、シーン…と静まり返る…

一方、されたクリフェイドはというと、男にキスされたことに…

よほどショックだったのか、放心状態だった。


「クリフェイドによくもッッ!!!」

「ヤタガラスっっ!!貴様っクリフェイドをどうするつもりだ!?」

「ふむ。我が組織にお持ち帰りしようか、と思ってな…?
感度もいい上、仔猫として俺のペットに躾るのもまた面白いだろう?そう思わんか?」

「「貴様ぁぁあぁーーっっ!!!!」」

アクシオンとヒューは八雲の言葉に、怒りのあまり今にも銃を抜きそうだが、辛うじて留まっているのは彼ら二人を抑えつける騎士たちのおかげだ。

しかし、クリフェイドを人質に取っているとはいえ、八雲は兵に囲まれていることには変わりはない。それなのに、八雲は焦るどころか寧ろ余裕の笑みまで浮かべている…


そんな状況の中、立場は突如逆転した。

兵や八雲、アクシオンたちを襲った突然の突風、砂埃から目を守るため腕で隠し、突風が止むと同時に視界から腕を退けると・・


八雲は吃驚、否、八雲だけではない。そこにいた全員が我が目を疑った

八雲の腕に捕われていたはずのクリフェイドは突風という僅かな時間の間に八雲から少し離れたところで放心したまま立っていたのだ… 。

一体、この数秒にも満たない間にどうやって八雲から逃げ出したのか… 疑問に思わないほうがおかしかった。

我に返った八雲は 気付いた。クリフェイドの隣にいる爽やかな笑顔を浮かべる好青年の姿に…。

顎までの長さのさらさらとした黒髪、上品な笑みを浮かべて軽く会釈する黒い燕尾服の青年――‥

「昴――‥?」

その青年の名を口にしたヒューは此処にいるはずのない彼の姿に吃驚した表情を浮かべていた。

吃驚する周囲の人間には目もくれず、昴はクリフェイドの頬を白いハンカチでふきふき…

そこでようやく、ハッと我に返ったクリフェイドはやっとこさ自分の状況を理解した。何やら知らぬ間に注目を浴びているようで…

元々、人の目につきたくないクリフェイドにとって今の状況は非常に堪え難い状況であった‥。だが、今のクリフェイドはそんな自分の状況をも忘れ、身体が震えだす…


それを見たある者は、男にキスされたことがよっぽどショックだったのだろう…と同情し、

またある者はクリフェイドを好奇な視線を向けーー

またある者は、ヤタガラスという世界三大闇組織のボスに誘拐されそうになったんだ。きっと怖かったんだろう… と囁き、同情の目を向ける騎士たち、

だが、そんな騎士たちの考えを――‥

クリフェイドは裏返す。

昴に抱きつき、黒い燕尾服の裾を握り締め、俯くクリフェイドの身体が… ふるふる…っと

いや、

わなわな…っと身体が小刻みに震える。


そして、ボソリと小さい声で――‥

言った。


「あ…っの男… 殺すっっ」

「…………」

  ニコッ

クリフェイドの怒りの呟きに昴は終始笑顔のまま…

八雲目掛けて隠し武器を放とうとした クリフェイドをニコニコ…と笑顔のまま止め、首根っこを掴まえる。

「だめですよ…坊ちゃん。それに地…出てますよ?」

「…………ちっ」

基本、父や兄の前では大人しい子供を装っているクリフェイドは何もできない今の状況が非常に腹立たしかった。

くそっ… あの男っっ!!!父さんたちがいなければ今すぐにでも八つ裂きにしてくれるのに!!

ふるふるっ… ではなく、わなわな…っと怒りで震えるクリフェイドは唇を噛み締めた

その震える様子にアクシオンたちはクリフェイドは怖かったがために震えていると勘違い、アクシオンとヒューの鋭い視線は当然、八雲に向けられるわけで・・

「八雲っっ 貴様!!!俺の可愛い息子にっっ!!」

「貴様…っ!私の弟に手を出しておいて… 生きて此処から出られると思うな!!」

お父様お兄様大変、ご立腹。


小さく華奢な身体を震わせ昴に抱き着き、顔を隠すように俯くクリフェイドは声を押し殺して泣いているように儚げ。その為、彼らが勘違いするのも無理はなかった…。

そのとき、クリフェイドはヒューとアクシオンたちの目が八雲に移ったことを良いことに僅かに顔を上げると――‥

 シューッ

        ヒュンッッ!!!!

気付かれないように制服の袖に入れていた隠し武器、長針を投げた

「――ッ!【カンッ!】」


アクシオンたちの面白い反応を愉しんでいた八雲は危機一髪、殺気に気付き腰に提げていた短剣で薙ぎ払う。

ハッとして、その元を辿れば昴に顔を埋めたままのクリフェイドに変わらず何を考えているのか分からないような笑みを浮かべる昴、

状況からして、昴のほうかと思った八雲だが顔をしかめ、いや… と首を振る。

あの男ではない… よくわからんが、あの男ではないことはわかる。と、すれば、まさか… あの子供が?

そう、あの暗器も八雲はギリギリ気付いたのだ。しかも間一髪。そこまで気配を窺わせない使い手となれば、ヤタガラスのボスとしては放ってはおけない。

ますますクリフェイドに興味を持った八雲は、なんとしてでも手 に入れたくなった…。

そう――‥ クリフェイドという存在を--。

そして、その様子を少し離れたところから面白そうに眺めていた男が一人いたが、誰一人気付かなかった。


「――… クリフェイド・シュバルクか」

「ブランドン室長、どうかされましたか…? 」


そう、その男の名はスクワット・ブランドン… 国家機密情報機関特殊組織の現室長だった。

彼は今日の感謝祭に公務で仕方なく出席していたのだが、聖歌隊の合唱にも大して関心を持たない彼は席を外し、木が生い茂る庭に来ていた。

まさか、世界を騒がす三大闇組織の一つ、ヤタガラスのボスに遭遇するとは思わなかったが、おかげで面白いモノが見れたと…


スクワット・ブランドンはご満悦。

見たところ、かなり腕が立つように見えるとクリフェイドを品定めするスクワットはニヤリと口角を上げる

これを利用しない手はない。あの可憐にも見える容姿は人の目を欺き、簡単に油断させることができる。それに、刺客としても、そうはいない中々の人材だ。

スクワットはほくそ笑むと、クリフェイドと、どうやって接触しようかと顎に手を当て策を考える‥。

それはクリフェイドの人生を大いに変えるほんの序章に過ぎなかった――‥。


そんな悪企みにクリフェイドたちは気付くはずもなく、八雲と対峙していた‥。

先ほど八雲に向けられた針は昴が投げたものだと思い込んでいるアクシオンたちにクリフェイドを疑う心はなかった。

「ククッ 王の番犬に捕まるほど間抜けでもない。……だが、あの男がいては分が悪い。一度引くか」

昴をちらりと見てそう呟きを漏らすと爆竹を放ち、周囲の混乱に生じてあっという間に八雲は姿を消した。


「く…っ しまっ?! 逃がしたか!!」

「ヤタガラスっっ!!!」

やるせない怒りにアクシオンとヒューは憤る。

その光景を側近と共に見守っていた王は二人に呆れていたが、それと同時にクリフェイドへの関心が強まるのを改めて自覚した‥。

「……やはり気になるな」

王の呟きに側近は気付いたが、自分には関係ないものと考え、聞かなかったことにした。

それ以降、アクシオンたちの過保護さがより酷くなったことは言うまでもない――…
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