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序章 英国フォルティア学院
黒魔術と生け贄
それでも――‥
「あの男の思い通りにはさせやしない」
ーー…コツ、
なるほど、この蝋燭立てが鍵か…
クリフェイドは蝋燭立てを掴み、ぐっ…と押す。
―― ガコン!
奇妙な音と共に開く床下、クリフェイドの足元にいつの間にか階段があった。
どうやら、蝋燭立ては階段のスイッチだったらしい。
奥に続く暗闇、息を殺して慎重に歩いていく…
そのとき、
奥のほうで部屋から明かりが漏れているのが見えた。クリフェイドは僅かに眉を寄せ、足を運び、中の様子を伺う‥
その目に映ったのは――‥
髑髏と蝋燭で囲まれた魔法陣の上に…
手足を縛られ、黒い布で目隠しされた‥…年の端もいかない幼い少年が… ぐったりと横たわっていた--
周りに人の気配がないことを感じ取ると、ぐったりとしている男の子の元へと直ぐさま駆け寄る…
「…… 遅かったか」
だが、クリフェイドが確認したときには既に息絶えていた。
「くそっ… あの男っ!」
まさか、ここまでとは思ってなかったクリフェイドは他人と言えど、直に殺されたのを見れば助けられなかった悔いが残る‥
ましてや、彼は孤児院からわざわざヒューマン牧師に引き取ってもらったのだ。里親として‥。なのに引き取られて早々、彼は殺された。その無念を思うといたたまれない気持ちになる…。
せめても、と…
クリフェイドは男の子の拘束を解いてやる。そっと手を翳せば‥
男の子の身体を包む猛々しい炎、
それは――‥
弔いの燭…
「『――‥ フランス王、お前だけは…』」
男の子の遺体と共に魔法陣も道具も燃えていく――‥
もう……
「此処は使えないだろう」
部屋ごと何もかも燃やし尽くしていく火の海
延々と燃えていく様を見つめていたクリフェイドの耳に足音が聞こえた。……どうやら、異変に気付いたらしい。
―― -バンッ!!!!
勢いよく開かれた扉 、そこには黒い覆面帽子に黒い服で身を包み、剣を腰に掲げた怪しい集団…
黒い覆面で素顔はわからず、目の部分だけが見えるように穴が開いていた。
「「「―――― ッ!」」」
彼らは一瞬、部屋を燃え尽くしていく猛々しい火の海に怯んだが、目元を覆う繊細なハーフ仮面に全身を包む漆黒のローブ、
ミステリアスな服装で、闇の如き黒装束のクリフェイドの姿を目にした途端、いっせいに剣を抜き構えた。
「誰だ!!?」
いっせいに剣を構える怪しげな集団にクリフェイドはうろたえることはなく、寧ろ冷静だった‥。
…魔術師ならぬ僕(私)が魔術を使えないことはない。だが、あまり使い過ぎると――‥
昴たちに気付かれる。
僕が… 私が… 既に過去の記憶を思い出しつつあることに――
「あの男の思い通りにはさせやしない」
ーー…コツ、
なるほど、この蝋燭立てが鍵か…
クリフェイドは蝋燭立てを掴み、ぐっ…と押す。
―― ガコン!
奇妙な音と共に開く床下、クリフェイドの足元にいつの間にか階段があった。
どうやら、蝋燭立ては階段のスイッチだったらしい。
奥に続く暗闇、息を殺して慎重に歩いていく…
そのとき、
奥のほうで部屋から明かりが漏れているのが見えた。クリフェイドは僅かに眉を寄せ、足を運び、中の様子を伺う‥
その目に映ったのは――‥
髑髏と蝋燭で囲まれた魔法陣の上に…
手足を縛られ、黒い布で目隠しされた‥…年の端もいかない幼い少年が… ぐったりと横たわっていた--
周りに人の気配がないことを感じ取ると、ぐったりとしている男の子の元へと直ぐさま駆け寄る…
「…… 遅かったか」
だが、クリフェイドが確認したときには既に息絶えていた。
「くそっ… あの男っ!」
まさか、ここまでとは思ってなかったクリフェイドは他人と言えど、直に殺されたのを見れば助けられなかった悔いが残る‥
ましてや、彼は孤児院からわざわざヒューマン牧師に引き取ってもらったのだ。里親として‥。なのに引き取られて早々、彼は殺された。その無念を思うといたたまれない気持ちになる…。
せめても、と…
クリフェイドは男の子の拘束を解いてやる。そっと手を翳せば‥
男の子の身体を包む猛々しい炎、
それは――‥
弔いの燭…
「『――‥ フランス王、お前だけは…』」
男の子の遺体と共に魔法陣も道具も燃えていく――‥
もう……
「此処は使えないだろう」
部屋ごと何もかも燃やし尽くしていく火の海
延々と燃えていく様を見つめていたクリフェイドの耳に足音が聞こえた。……どうやら、異変に気付いたらしい。
―― -バンッ!!!!
勢いよく開かれた扉 、そこには黒い覆面帽子に黒い服で身を包み、剣を腰に掲げた怪しい集団…
黒い覆面で素顔はわからず、目の部分だけが見えるように穴が開いていた。
「「「―――― ッ!」」」
彼らは一瞬、部屋を燃え尽くしていく猛々しい火の海に怯んだが、目元を覆う繊細なハーフ仮面に全身を包む漆黒のローブ、
ミステリアスな服装で、闇の如き黒装束のクリフェイドの姿を目にした途端、いっせいに剣を抜き構えた。
「誰だ!!?」
いっせいに剣を構える怪しげな集団にクリフェイドはうろたえることはなく、寧ろ冷静だった‥。
…魔術師ならぬ僕(私)が魔術を使えないことはない。だが、あまり使い過ぎると――‥
昴たちに気付かれる。
僕が… 私が… 既に過去の記憶を思い出しつつあることに――
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