室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々

序章 英国フォルティア学院

さて… どうしましょうか

『まぁ、とにかく‥』

ｶﾁｬｯ…､クリフェイドは眼鏡のブリッジを指先で軽く押し上げる


『理由が理由ですし、貴方が手引きしたと言っても、ある生徒が指名した名前の生徒を好意あるように人気のない場所に誘い出す…

貴方はその後をご存知ないですよね？』


『…………』

『潰れかかっていたあるアダルトビデオ…ポルノ動画制作会社が最近になって、売り上げが伸びているようなんです。

しかもですね、また時期が重なるんですよね？その会社の売り上げ具合と、うちの学園から不登校になった生徒たちの時期が…。』


『そんな… まさか･･っ』

『ネットで検索してみましたらサイトがありましてね… その見出しというモノが、

【未成年男児の嵌め撮り！？攻めが、素人！現役高校生の受けのネコちゃんたちに変態プレイで調教！？】

《撮影会をやるので参加する方は〇月×日、×××グランドにて昼××時にお越しください。参加者の中から抽選で一名にお気に入りの子と嵌め撮りのチャンス！是非、お越しください》』


クリフェイドは懐から出した小さなノートパソコンを開き、そのサイトを開いてウィークリーに見せる

『その×××グランドというのは、 ある廃工場の敷地にある小さなグランドのことです。さっき調べました』

それに、

『このサイト、よく見て下さい… 』

クリフェイドは少し荒々しく言って画面を睨んだ

『これは…っ！』

クリフェイドに言われて、ウィークリーも画面に映るサイトを食い入るように見れば、顔をしかめた

そう、そこには…

『このサイトのトップページです』

黒い布で目隠しされ、両手を拘束された男児がＭ開脚で開かされ、はだけた制服から垣間見える乳首…

クリフェイドはその画像に無表情で言った


『この子の制服…

うちの学園のモノでしょう？』


そのクリフェイドの言葉にウィークリーは青ざめた。