室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々

序章 英国フォルティア学院

その舌打ちには何の意味が…？

「だいた『ぅﾞ……っ』………ﾁｯ」


地面に突っ伏していた男の意識が戻ったのか、小さな呻き声を漏らした。それを聞き取ったクリフェイドは何故か、残念そうに舌打ち…

舌…打ち？！室長っ 今舌打ちしたっスよね！？その忌ま忌ましげに舌打ちする意味には一体何が含まれてるんスか!!!?

知りたいところだが、何故かそれは聞いてはいけない気がしたノクスは胸がもやもやするなか、しかたなく自分の胸にしまっておく。


「…で、なぜ、此処に外部の人間がいるんです？」

デュークら四人に萩原警部ら警察に、マスコミにクリフェイドの眉間はますます皺が寄っていく


ノクスは別の意味で冷や汗が垂れていた

まずいっち…


「いや、あの！その…ｯｽね……」

だめだっち！！室長相手に良い言い訳が思いつかないッス!!