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序章 英国フォルティア学院
なんで目を合わさないっち!?
しおりを挟むこ… ここはっ!!ここはオレっちが止めなければ誰が止めるっス!!!
「しつ…「副会長」ふ、副会長っ!い、いい加減にするっち!!最初と話がちがうッス!!」
「あ゙ー うるさい。近くにいてんだからデカい声で喚くな。
はぁー… しかたないだろう?最初の計画とだいぶ変更になったんだ。僕にあれこれ文句言う前にあいつらに文句言え」
くいっと顎先を向けるクリフェイドはデュークたちにマスコミを見据えた
「そもそも、一般人とその他を入れるなんて予定にはなかったんだ!大体、お前たちが…」
デュークらから視線を外したクリフェイドはノクスと向き直る。
「んなっ!た… 確かに、ちゃんと見張ってなかったオレっちにも非はあるッスよ!!だけどっちね… 副会長もやり過ぎだっちよ!!!」
「―― なんだと?」
雲行きが怪しくなった二人。ノクスとクリフェイドに不穏な空気が漂いはじめた‥
「ちょっと! 二人とも今の状況わかってるかい?」
穏やかな声でさりげなく二人を諌めるアシスの声…
「お前に言われなくともわかってる。とりあえず先にバラせばいいんだろう?」
「いや、誰もそこまで言ってないから」
「今の会話で、どうしたら そんな解釈に行くっち!?」
すかさず、アシスとノクスのツッコミが入る。
「へぇ… キミ、なかなかいい発想してるねぇ」
ボサボサ頭をひょっこり出したカイルが面白そうにクリフェイドを見ていた
「なかなか、いい腕してますね…
どうです?我がロシアファミリーに仲間入りしませんか?」
なんと、デュークがクリフェイドを自分のファミリーに勧誘し始めた。それを見たロバートも張り合うようにクリフェイドを勧誘。
「おい、ガキ!んな胡散臭せぇロシア野郎のとこに行くくらいなら俺のファミリーに来いよ!イタリアは観光地も芸術も食い物もロシアより良いぜ?」
はぁぁぁ?!
「ちょっ! 待つっち!!!なに勧誘してるっち!
そんな誘いに、しつ‥副会長が乗るわけないッス!!!」
ね!?と、ノクスは振り返った
「……………」
――‥が、何故かフィッと目を逸らすクリフェイド‥
「……………室長?」
なんで目を合わさないっち!?
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