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序章 英国フォルティア学院
ごちゃごちゃと煩い!
しおりを挟むシフォンはレナに怒るが、それをただ眺めているクリフェイドとマコーネルは大して相手にしていないのか、関心すらないのか…
無表情だ。クリフェイドに至っては席につき、前で腕を組み脚を交差させ組んでいた
あからさまに傍観者側に廻っていた。
「何よ!?私はシフォンを助けるために… 此処に来たのよ!!? 表向きには国家機密情報機関特殊組織の室長は謎大き人物だって!
古株を遠ざけて、若い男子ばかり集めている男色家だって…!ホモだって!噂されてんのよ!? だか『………はぁ、自作自演もいいとこだな』
レナの話は遮られたーー…
クリフェイドの呟きに-
「な゙っ…!!?どういう意味よ!?変な言い掛かりはやめなさいよ!」
「自作自演…? 室長それは…」
どういう――‥意味ですか、と問うシフォンの視線にクリフェイドはさらりと答えた
「さぁな。本人に聞いたらどうだ?僕は知らん」
それを聞いたシフォンはヒドく困惑した表情になり、レナに限っては…
――余計なことを…っ!!
とクリフェイドに火花を散らし、
かくして、本人は――‥
「くだらん言い掛かりつけてくる前に自分のやるべきことを片付けたらどうだ?レナ・ クロード‥。ただでさえ、お前は遅れているんだ。くだらんことをごちゃごちゃ言う暇があるのなら先に片付けろ!話はそれからだ。」
ブリザードを纏ったかのような… それはそれは冷たい声で言い放った。
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