室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々

文字の大きさ
185 / 516
序章 英国フォルティア学院

腹黒い性格?……君よりマシだと思いますが


「んなっ!?なんで、そんなこと言うんだよっ 俺たち友達だろ?!クリフェイド!」

”クリフェイド!”

…という周の発言に、クリフェイドの眉がピクリ-

―― ま、まずいっち!王道は王道でも、ウザいほうの王道だったっち!!!まずいっス!室長っ 額に青筋がっ!!

「……誰が友達ですか。それと誰に聞いたか知りたくもないですが、馴れ馴れしく下の名前で呼ばないで下さい」

無表情に、ものを言うクリフェイドに周は尚も絡んでくる


「なんで、そんなこというんだよ!?友達にそんなこと言っちゃ駄目なんだぞ!」

「 友達?君が勝手に言ってるだけだ」

イライラしてるのだろう。クリフェイドが段々と素に戻りつつある‥

「口調がちがう… お前、そっちが素なのか!?」

「…………」

相手にするのが疲れたクリフェイドは無視。

「わかった… なるほどな。クリフェイドが素になれないのは親衛隊のせいなんだろ!?」

話していても、言葉が通じないと思ったクリフェイドは踵を反し、食堂を出ようとする。

がしっ!

…が、彼の取り巻きがそれを許さなかった。


「…僕に何か用ですか?風紀三人組。」

クリフェイドの腕を掴んだのは周の取り巻き、風紀の奴らだった‥。

一見、爽やかな印象を感じさせるジョナサン・レイク。

腹黒さを持ち合わせた可愛い類に入るルキ・スペイン‥


そして、風紀の中じゃある意味有名なション・クレナルドがいた。

「何か用ですか?じゃねェよ!周が友達になろうって言ってんのに無視するんじゃねぇよ」

クリフェイドを腕を掴むションはさらに力を加える。

…………うっっざ!


「君、何様ですか?今の発言は聞き捨てならないですね。僕がどうしようと勝手だと思いますが?君に僕のあれこれ言われる筋合いはありませんよ。

だいたい何故、君たちに友達を押し付けられなきゃならないんです?迷惑もいいとこです。」


「あんたさぁ、何様?周が友達になりたいって言ってるのに、名前で呼ぶなとか。あげく、無視…

ほんと、性格悪いよね?」


ニコニコと笑いながら腹黒さMAXを出すルキ。

「酷い性格…? 少なくとも、君よりマシだと思いますが」

――ピシッ!

なにか、亀裂が走ったようなそんな音が聞こえた気がした。

「……で、そんなくだらない用のために、わざわざ僕を引き止めたのか?」

冷ややかな声色、冷たく見据えるクリフェイドは…… 風紀三人と対峙した。


「……風紀はまともだと聞いていたが…

フンッ それも所詮は上面だけか」


―― あばばばっ!!!し、室長っ 目がマジだっち!

少し離れたところから見守るノクスは、ハラハラ…

「なんだって!?僕たちが上面?」

「テメェ… 誰に向かって言ってんだ!?」


――… ああ、五月蝿い!

「駄目なんだぞ!友達にそんなこと言うなんて!!ジョナサンたちに謝れよ!ここは友達として、クリフェイド!お前に説教してやるっ!!」

僕を指差し、ビシッ!と‥ かっこつける周に取り巻き集団はますます周に惹かれていく

「周…っ 」

「副会長…  あなた、周に対して態度が冷たすぎるのでは…? 周が名前呼んでくれてるというのに無視するなんて… 最低ですね」


「英理の言うとおりだと思うぜ?名前くらい、なんだよ…

呼ばれて減るもんじゃねぇし」


英理の言葉に同意とばかりにクリフェイドを睨むリチャード、


「くだらない…」

聞こえるか聞こえないかくらいの小さく呟き、食堂を出ようとするが、

「何がくだらないんだよ!!英理たちが話してんのに無視すんのか!?」

周がそうさせてくれない。

「…クリフェイドもさぁ、名前くらい許してあげなよ? 」


居心地の悪い食堂に、アシスの声が響く。

ふと視線をやると、アシスは周に惚れているというわけでもなさそうだ。ただ、困惑した顔で首を傾げていた。
感想 42

あなたにおすすめの小説

笑わない風紀委員長

馬酔木ビシア
BL
風紀委員長の龍神は、容姿端麗で才色兼備だが周囲からは『笑わない風紀委員長』と呼ばれているほど表情の変化が少ない。 が、それは風紀委員として真面目に職務に当たらねばという強い使命感のもと表情含め笑うことが少ないだけであった。 そんなある日、時期外れの転校生がやってきて次々に人気者を手玉に取った事で学園内を混乱に陥れる。 仕事が多くなった龍神が学園内を奔走する内に 彼の表情に接する者が増え始め── ※作者は知識なし・文才なしの一般人ですのでご了承ください。何言っちゃってんのこいつ状態になる可能性大。 ※この作品は私が単純にクールでちょっと可愛い男子が書きたかっただけの自己満作品ですので読む際はその点をご了承ください。 ※文や誤字脱字へのご指摘はウエルカムです!アンチコメントと荒らしだけはやめて頂きたく……。 ※オチ未定。いつかアンケートで決めようかな、なんて思っております。見切り発車ですすみません……。

目立たないでと言われても

みつば
BL
「お願いだから、目立たないで。」 ****** 山奥にある私立琴森学園。この学園に季節外れの転入生がやってきた。担任に頼まれて転入生の世話をすることになってしまった俺、藤崎湊人。引き受けたはいいけど、この転入生はこの学園の人気者に気に入られてしまって…… 25話で本編完結+番外編4話

天啓によると殿下の婚約者ではなくなります

ふゆきまゆ
BL
この国に生きる者は必ず受けなければいけない「天啓の儀」。それはその者が未来で最も大きく人生が動く時を見せる。 フィルニース国の貴族令息、アレンシカ・リリーベルは天啓の儀で未来を見た。きっと殿下との結婚式が映されると信じて。しかし悲しくも映ったのは殿下から婚約破棄される未来だった。腕の中に別の人を抱きながら。自分には冷たい殿下がそんなに愛している人ならば、自分は穏便に身を引いて二人を祝福しましょう。そうして一年後、学園に入学後に出会った友人になった将来の殿下の想い人をそれとなく応援しようと思ったら…。 ●婚約破棄ものですが主人公に悪役令息、転生転移、回帰の要素はありません。 性表現は一切出てきません。

百合豚、男子校に入る。

BL
百合をこよなく愛する男子高校生・眞辺恵。 母の歪んだ価値観により共学への進学を断たれ、彼が入学させられたのは―― 男同士の恋愛が“文化”として成立している、全寮制男子校《私立瑞嶺学園》だった。 この学園では、生徒会長は「抱かれたいランキング」で選ばれ、美貌こそが正義とされる世界。 それでも眞辺は決意する。 生徒会長になり、この学校を“共学”に変え、間近で百合を拝むことを。 立ちはだかるのは、顔面至上主義の学園制度、性に奔放すぎるイケメンな幼馴染、そして彼らに憧れ恋をする生徒たち。 さらに何故か、学園の人気者たちに次々と目をつけられてしまい――。 百合を拝むため男子校を変えようとする異端者が、歪んだ王道学園を改革する物語。

モブらしいので目立たないよう逃げ続けます

餅粉
BL
ある日目覚めると見慣れた天井に違和感を覚えた。そしてどうやら僕ばモブという存存在らしい。多分僕には前世の記憶らしきものがあると思う。 まぁ、モブはモブらしく目立たないようにしよう。 モブというものはあまりわからないがでも目立っていい存在ではないということだけはわかる。そう、目立たぬよう……目立たぬよう………。 「アルウィン、君が好きだ」 「え、お断りします」 「……王子命令だ、私と付き合えアルウィン」 目立たぬように過ごすつもりが何故か第二王子に執着されています。 ざまぁ要素あるかも………しれませんね

灰かぶり君

渡里あずま
BL
谷出灰(たに いずりは)十六歳。平凡だが、職業(ケータイ小説家)はちょっと非凡(本人談)。 お嬢様学校でのガールズライフを書いていた彼だったがある日、担当から「次は王道学園物(BL)ね♪」と無茶振りされてしまう。 「出灰君は安心して、王道君を主人公にした王道学園物を書いてちょうだい!」 「……禿げる」 テンション低め(脳内ではお喋り)な主人公の運命はいかに? ※重複投稿作品※

学園ものに転生した悪役の男について

ひいきにみゐる
BL
タイトルの通りにございます。文才を褒められたことはないので、そういうつもりで見ていただけたらなと思います。

【完結】我が兄は生徒会長である!

tomoe97
BL
冷徹•無表情•無愛想だけど眉目秀麗、成績優秀、運動神経まで抜群(噂)の学園一の美男子こと生徒会長・葉山凌。 名門私立、全寮制男子校の生徒会長というだけあって色んな意味で生徒から一目も二目も置かれる存在。 そんな彼には「推し」がいる。 それは風紀委員長の神城修哉。彼は誰にでも人当たりがよく、仕事も早い。喧嘩の現場を抑えることもあるので腕っぷしもつよい。 実は生徒会長・葉山凌はコミュ症でビジュアルと家柄、風格だけでここまで上り詰めた、エセカリスマ。実際はメソメソ泣いてばかりなので、本物のカリスマに憧れている。 終始彼の弟である生徒会補佐の観察記録調で語る、推し活と片思いの間で揺れる青春恋模様。 本編完結。番外編(after story)でその後の話や過去話などを描いてます。 (番外編、after storyで生徒会補佐✖️転校生有。可愛い美少年✖️高身長爽やか男子の話です)