室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々

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序章 英国フォルティア学院

室長が恐ろしいっス!!

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「ノクスっ!てめぇっっ!!!周に謝れよ!?」

ノクスのネクタイを引っ張ると、ションはノクスを力ずくで周に突き出す

「いったーっ!!!なにするっち!?」


ションの力ずくにノクスは… 思いっきりションの足の脛を踵で蹴り上げた。

― ─ガッ!!─

「い゙っっ!!!」

ションはその場に踞り、今までのお返しだっち!!とばかりにノクスは殴る蹴る… とにかく、色々と凄かった。


――まぁ、先にやってきたのは相手のほうだし、自業自得だな。

クリフェイドは一人、冷ややかな目で見つつ、視線は床に踞まるションからノクスへと視線を変える

「はぁ…。で、お前は何しに来たんだ?」

クリフェイドの言葉に

「Σはぅっ!!!しまっただっち!つい、頭にきて忘れてたっち」

「おいっ!ノクス!ションに何してるんだよ!?ション!ションっっ!!大丈夫か!?」

ノクスを睨んだ周は踞るションに駆け寄る

「お前…っ お前っっ 最低だぞ!!友達を殴るなんて!!!ションにちゃんと謝れ!!」


「誰が友達だっち!? いきなり暴力振るってくるようなそいつらなんて友達でも仲間でもないっち!!!」

最低やら謝れやら言われ、頭にきたノクスは周とションたちに怒鳴る。


「っつーっ!! てめぇ、雑魚のぶんざいで!!」

「なに言うっス!雑魚はそっちだっち!!」


ションの発言にノクスはまた突っ掛かっていった。

「……ノクス、帰るぞ」


ションに突っ掛かっていたノクスの袖を引っ張ったクリフェイドは無機質な瞳を向けた。


「ぅえ゙!?」

袖を引っ張られたノクスは、なんで!?と言いたげな目をクリフェイドに向ける


「もういい。こいつらに構うのが時間のムダだ。仕事に支障がなければ僕は構わないし、
ノクスも馬鹿を相手にするな。馬鹿に何言ったって、そのスカスカの頭で理解できないんだから仕方ないだろ」

……スンマセン。なんか、室長が怖いッス!!!真顔で刺々しい発言、スカスカ頭、馬鹿呼ばわり連呼・・・ 恐ろしいっち!室長の真顔がト、トラウマになりそうだっち。
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