室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々

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序章 英国フォルティア学院

一体いくつ万年筆を使い物にならなくすれば気が済むんですか


ーー…それから三日後、


ぐで~ー…

来て早々、疲れたように自分のデスクに突っ伏すノクスにセイシェルはビックリ。

「…ノ、ノクス!? どうしたんです!?来て早々、デスクに突っ伏すなんて貴方らしくない‥」

「オレっちのことは放っておいてだっち」

「ノ… ノクス!?」


大好きな恋人に全くといっていいほど相手にされず、ショックを受けたセイシェルは棒立ち。

「……………(イライライラ)【パキッ!】」

「…………」

マコーネルが無言で見つめる。その視線はクリフェイドの周りに散らばる真っ二つに折られた万年筆の残骸の数々。

真っ二つに折れた万年筆を投げてはまた新しい万年筆を引き出しから取り出すクリフェイドに、


さすがのマコーネルも止めた。

「一体いくつ万年筆を使い物にならなくすれば気が済むんですか」


―― あ…

マコーネルの言葉にハッとしたクリフェイドはバツが悪そうに顔をしかめる。

「悪い。無意識だった…。」


無意識、ですか。

マコーネルは、スッと目を細める


「何かありましたか?貴方もノクスも… 此処に来てから一つも仕事に手をつけてませんが」

「悪い。仕事に学園のことを持ち込む気はなかったが、 気持ちがどうも…」

「強烈だっち。あの転校生と関わったらホントにろくなことにならないっち…」


マコーネルの怪訝な顔にクリフェイドは困惑顔。ノクスは疲れた表情でうなだれていた。

「………ハァー…」

あげく溜め息。


「…いつまで続くんだろうか」

「何がです?」

クリフェイドの呟きを聞き取ったマコーネルが聞き返すも、

「何もない。こっちの話だ」

そう、素っ気ない返事しか返ってこなかった。

「そうですか…」

素っ気なく返されたことに、どこか不満げなマコーネルだったが、それも一瞬のこと-

いつもと変わらぬ無表情に戻っていた。
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