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序章 英国フォルティア学院
こっちの気持ちも知らないで…
しおりを挟む「……っ」
クリフェイドを見送り終えた昴は片手で口を覆い、壁にもたれ珍しく赤面していた‥
「はぁぁ…
まったく、あの人は不意打ちですね。こっちがどんな気持ちでいるのか分かってるのでしょうか」
月の明かりが昴を優しく照らす。
「だめですね…
こんな不意打ちに、まんまとやられるとは… 。しかも、本人は無意識のようですし… まったく、タチが悪いですよ… うちの王は・・・ いえ、坊ちゃんは…-」
はぁぁ…
ずるずると壁に背をつけたまま、座り込む昴は珍しくも余裕のない赤面した顔だった。
「見送るとき、気付かれなかったでしょうか…」
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