室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々

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序章 英国フォルティア学院

あいつは一体なにを企んでるんだ…?

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おかしい…っ


何度確認してもやはり誰かがセキュリティシステムに侵入した形跡がある


「ちっ、まったく!人の仕事を増やすな」


画面を睨むクリフェイドの顔には疲れがやや見れる‥

クリフェイドは気づかなかった。既に夜が明けて陽の光りが部屋に差し込んでいることに――。


「………し、つちょう!?」


突然した声にクリフェイドは初めて気づいた。既に朝を迎えてることに‥

――が、なにも驚いてるのはクリフェイドだけではない。この時間帯に仕事場にいるはずのないクリフェイドの姿に驚きに満ちた顔で見てくるのは…… ノクスだった。


「えぇぇええ!?室長っ なんでいるっちか!!?」

学校は?!と聞いてくるノクスに平然と答えた。


「やめた」


「いやいやいや!真顔で言われても困るっス!ってか、本当はやめてないッスよね?」

「まぁな。やめたいのは僕の願望だ。しかたないだろう… 今の状況でやめたら、学園がめちゃくちゃになる。」


まぁ、あまり変わらない気もするが。

そう付け足すクリフェイドにノクスはぶんぶん首を振る


「変わらないことはないっス。寧ろ、室長が抜けたら学園は… 地獄化すると思うっち。」

「だよなぁ…」


「だから辞めたくてもやめられないんだよ。あの転校生のおかげで生徒会は機能しなくなった。言い換えれば…

今の生徒会は転校生の意のままに動く。マインドコントロールそのままだからな」



小さな溜め息を吐いた


「あいつは一体なにを企んでるんだ…?」

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感想 42

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