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序章 英国フォルティア学院
・・・そ、ソファーが飛んできたっち!!!
「あ!」
角を曲がってしばらく歩くと生徒会室が見えた。思わず駆け出したノクスは…
「室長っ 陛下が――【ガシャァァァァァン!!!!」
「・・・へっ!?」
途中で声は遮られた。
ノクスは青ざめた顔で自分の目を疑った‥
い、今… 頬を… 顔の真横を何かが横切ったッス!
恐る恐る指先を右頬に当てると、ズキンッという痛みに指先についた微かな血。
『…………なんだ、今の音は?』
突然した、何かが壊れるような大きな音に陛下を含めた幹部や臣下たちが電話の向こうで耳を押さえ、顔をしかめていたが……
今のノクスはそんなことを気にしてる余裕などなかった。
『……ノクス・カタルセ?』
返事の聞こえないノクスに呼びかける陛下は訝しげに眉を寄せていた
『陛下、どうかなさいましたか?』
『私にもよくわからん』
小さく溜め息つく陛下にノクスは震える声で呟いた
「ソファーが…」
『なに?』
「ソファーが飛んできたっち…」
放心状態で辛うじてそれだけ呟くとノクスは後ろに振り返り、原型留まらないほどに壊れた元ソファーであろうモノを見て震えていた。
『陛下、カタルセがどうかしたのですか』
『いや、よくわからないが… ソファーが飛んできたと言っている』
『………ソファーが、ですか?』
『ああ』
震えるノクスを余所に電話の向こうではそんな会話が繰り広げられていた‥。
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