室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々

序章 英国フォルティア学院

全員、出て行け!!!

「…というのが、俺の聞いた話だよ。主に副担任に紛してるルイスから聞いた話だけどね… この間なんて、ほんのちょっとした悪戯心で驚かせてみたら、どうしたと思う？」


「…？」


「ぶっ倒れたんだよ。おかげで、シズにはこっぴどく怒られるし… （あまり怖くはないけど）

話に聞くと、最近の食事はカロリーメイトとかで取ってるらしいよ」


あれじゃ、またいつ倒れてもおかしくないよ？と言ってくるアゼルに、周りは困惑の表情を浮かべる


そんなとき、まだ繋がっままの電話から声が聞こえた。

―――――――‥ 
――…

ぷるぷる…っ


クリフェイドの強く握りしめられた拳が震えていた



「これ以上っ 副会長を巻き込むなだっち!!!!」

「な…っ！なんでそんなこというんだよ！！」



「………っけ…」


「え？」

「声が小さくて聞こえねぇよ！」


「全員っ… 今すぐ出て行けぇぇぇええ！！！」


――ガシャァァァァァン！！！！


クリフェイドは適当に近くの机を掴むと、


リチャードたちに向かってぶん投げた。


「のわﾞぁぁぁ!!!」

「うわっ！？」

「あっぶねーっ!!!」


三人の驚く顔に、外からは…


「「ひっ━━!!!!」」
「な、ななな!?」

「つ、机が降ってきた…!?」



ちなみに此処、生徒会室は三階だ。