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序章 英国フォルティア学院
一体、どんな悪巧みを…
「ぇ゙えっ!?」
まさか、そんなことを真顔で言われると思っていなかった僕は間抜けな声をあげてしまった。ぅ゙ー…っ は、恥ずかしい!!!
カァーッと赤くなった表情を隠すように腕で顔を隠せば、さらに男の人は眉を吊り上げた。
『……やはり、何か変なモノでも喰ったのか?私がいつも注意しても何かしら言い返してくるお前が… 言い返してくるわけでもなく、さらには謝罪の言葉を口にするなんて・・・ どう考えてもおかしい。変な話だ』
うぅ…っ!男の人が怒るから謝ったのに何で僕がそんなふうに言われなければいけないんだろう。
目に、じんわり…っと滲む涙を拭うと、男の人はさらに後退し始めた。
ひ、ひどい…っ!
『おま…っ! 待て。今度は何を企んでる!?』
あんまりの酷い言い様に涙ぐむ僕にお父さんが目を摩る僕の手を掴んだ。
「あまり、目を摩ってはいけないよ」
目が腫れてしまうからね…と微笑むお父さんに男の人はさらに後ずさった。
『お、おま… お前たちッ! 一体、どんな悪巧みを…』
「僕のことはいいけど、お父さんのことを悪く言わないで!」
お父さんに対しても男の人の酷い言い様に、僕がそう叫けぶと男の人はさらに変な表情をした。
『・・・は!?お父さん、って――』
そう口にして直後、男の人は表情を険しくさせてお父さんを睨み据えた
『クロス… お前、まさか』
「――‥ さてね、一体なんのことやら… 私にはわからないよ」
…さぁ、おいで?仕事も終わったし、帰ろうか。と僕の手を掴むお父さんに男の人が口を開いたときだった。お父さんに耳を塞がれて… 何を話しているのかわからなかった。
『お前、』
「くすっ… おや、アルバート。表情が怖いよ?」
『クリフェイド室長に何を…』
「おや、君たちに私を咎める筋合いはないと思うけどね?それに、今の室長は君たちが望んでいた室長サマなんじゃないかな?
…前に言っていたね。室長はサボりが多いと。捻くれていると…。素直じゃないと。誰に対しても謙虚さ、というものが無いとも誰かが言っていた。今の彼はかつてと、がらりと変わってその全てが君たちが望んだ人格になった。
――‥ その何を私に咎めると言うのかな?今の彼は、全ては君たちが望んでいたことだったのに」
目を細めてくすりと笑ったクロスは、怖い表情をしたアルバートを見据えた。
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