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第1章 月森ヶ丘自由学園
そして厄介な連中がやって来た
「…はぁ。もういいですよ。それでは、葵君。食堂での注文の仕方を教えますので、まずはこちらに…。」
そう言って、僕は葵を券販売機に誘導する‥
「あれ?涙は?」
「涙君なら、さっさと注文して、あちらの席で待機してますよ…。
で、話を戻しますが、この券販売機の黒い部分にカード…ご自分の生徒証を翳します。そして、全てのボタンが点滅するのでメニューを見て、選んだメニューのボタンを押します。
後は、空いている席で待機。料理はウェイターが運んで来てくれます…。話は以上ですが…
やはり、実践が一番でしょう」
僕は、葵にやれ、と促す‥
「えと、こうやって…――‥ 」
葵は難無く注文出来たようで、ホッとする‥。僕はそれを確認し、涙の所に行くように言い、残った僕も注文することにした。
何を選ぼうか、メニューを見て悩む僕。そのとき、何故か食堂内が一掃騒がしく感じたが、僕は気にせず…。そして、長く悩んだ末、ようやくボタンを押そうとした
そのとき、
「はぁ!?意味、わか…んぅ!!?」
僕の耳に聞こえてきたのは……
葵の不意に途切れた声と、
「いやーっ!!やめて!!キング!!」
「か、会長様が汚れる!!離れろ!!オタク!!」
「伊集院様に触るな!!」
と、罵る食堂内の生徒の声に…
「なになに??」
「涙、あなたは見てはいけません」
兄である副会長の柊 瑛の手で目を塞がれ、何で? と首を傾げる涙。
そしてその後ろにも、黒髪と茶髪の男が二人…。二人とも同じく生徒会役員だ。
一人は無言。
もう一人は、わぉ☆とか言っている…。
あぁ…。最悪だ。それにしても、なぜ生徒会が此処にいる…?
仕方なしに、僕は面倒だと思いつつも、券販売機から離れ、葵の所へと足を運んだ…。
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