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第1章 月森ヶ丘自由学園
あ、因みに異論と反論は受け付けませんので。
そして、そんな恐怖が支配する中、先程、壇上に上がった。この状況を作り出した元凶である男子生徒が口を開く
『…静かになりましたね。では、改めまして、学園長直々に風紀委員長に推薦されました…1-S 霧島 岬です。
不本意とは言え、なりましたからには、きっちりと風紀を取り締まれるつもりですので、そのつもりでお願いします。
それと、僕は面倒なことが嫌いですので、あまり面倒を起こさないように…。たとえ、生徒会と言えど風紀を乱すような行為は見逃しませんので、死に……コホン。…殴られたくなければそういう行為は慎んで下さいね?
異論及び反論は受けつけません。これにて、僕からは以上です』
岬がマイクの電源を切り、柊に渡す。
(…ってか、あの岬とかいう奴、さっき言い直したようだけど、あれって死にたくなければ…って言おうとしなかったか!!?)
(こ、怖っ!!さっき、なんか、言い直してたみたいだけど殴る前提だよ!!?どんな風紀委員長だよっ)
(あ、ありえねぇッッ!!アイツ、さっき本気で投げてきたし!!!マジで殺す気なんじゃ…Σ)
こうして、あっという間に岬は多数の生徒を恐怖という名のもと支配したのだった。
ーーが、岬本人はというと……
(ん?気のせいか…。
畏怖の視線を多数感じる気が…)
その場を自分が恐怖で支配しているなど、自覚していなかった。
岬は、思い立ったら、すぐに行動に移すタイプなので、いつの間にか、それが当たり前になりつつあり… そしてそれが、いつも周りを巻き込んでいることなど本人は知るよしもない。
『…では、これをもって全校集会を終わります。各自解散』
柊は最後にそう言うと、生徒達は、ぱらぱらと帰っていく。葵と涙も帰ろうと岬の方へ振り向くが、岬は既におらず、葵と涙は二人で帰ることになったが‥
「せっかくだし、教室まで送ってやるよ」
伊集院に呼び止められ、葵は断ろうとしたが、涙の嬉しそうな顔に断れなかった‥。
「お兄ちゃん!!」
ポスッと柊に抱き着く涙を見たら、葵でなくとも断れないだろう
そんな涙に、
「まったく、涙は甘えっ子ですね」
柊もまんざらでもないようで微笑んでいた。諦めたように溜め息つくと、葵は涙と共に会長達に教室へ送られたのだった…。
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