401 / 516
第1章 月森ヶ丘自由学園
何処に向かっているかって?
「はぁーっ。やっぱり敬語というのは面倒くさいな」
「お前、やっぱりそっちが素かよ?」
「まぁな。別に今さら隠す必要もない」
「じゃあ、さっきまでの敬語は…」
「敬語口調の方がなにかと便利だろう?優等生を演じれば、何かと融通は利くしな。
僕がこっちで話す時は大抵苛立っているときぐらいだからな。学園では通常に戻るから……バラしたらどうなるか、わかるよな?」
「「「「………………」」」」
(目が本気なんだけど‥υ)
(…まったく、面倒だ。一体、何処の組織だ? むっ‥。一端、学園に戻った方が得策か)
岬は面倒くさそうに溜息つく‥
「…聞きたないけど、委員長…どこに向かってるん?」
「何処もなにも……山、正しくは崖を目指してるが?」
それが何だと軽く結城らを一瞥する岬、
「えっ…」
「マジ!?」
「ほ、本気?!」
「馬鹿言うな。こんなときに嘘を言う奴が何処にいるか…ド阿呆が。」
「今更だけど、霧島君って毒舌だよね」
その望の言葉に一人を除いた三人は大いに頷いた。そう話す間にも、周りの風景は木、木、木に変わってきていた…
そう、もう既に岬の言う山に彼らは入っていたのだ。
ドンッ!
隣に廻った追っ手の車が岬達の乗る車に当たってくる…
おまけにライフル付きだった。
ズドドドドッッ !!
その度に割れる窓ガラス‥
ガシャンっ!
一同は前屈みに頭を守るように抱え込む…
岬だけはガラスの破片を器用に避けつつ、前を見据える
「この先にガードレールが外れた崖があるんだが……そこは道路からは死角な為、一日数件の死亡事故が多発している」
(ん…? ちょっと待て)
「おい、ちょっと待てや…… それじゃあ、あれか。お前はそのガードレールが突き破れた死亡事故多発現場に…… 向かっているというわけか!!?」
「愚問だな」
結城の言葉に何気なく返す無情ともいえる岬の言葉に一同は瞬時に青ざめた。
「連中はさっきから、こっちの車のスピードを追い抜こうと必死だ。それを利用し、相手を便乗させ‥
落ちる寸前で、こちらが急ブレーキを踏めば…… 予想もしない連中は崖へ真っ逆さま。」
平気で告げる岬に恐ろしくも感じた一同だったが、もう何も言わなかった。
あなたにおすすめの小説
笑わない風紀委員長
馬酔木ビシア
BL
風紀委員長の龍神は、容姿端麗で才色兼備だが周囲からは『笑わない風紀委員長』と呼ばれているほど表情の変化が少ない。
が、それは風紀委員として真面目に職務に当たらねばという強い使命感のもと表情含め笑うことが少ないだけであった。
そんなある日、時期外れの転校生がやってきて次々に人気者を手玉に取った事で学園内を混乱に陥れる。 仕事が多くなった龍神が学園内を奔走する内に 彼の表情に接する者が増え始め──
※作者は知識なし・文才なしの一般人ですのでご了承ください。何言っちゃってんのこいつ状態になる可能性大。
※この作品は私が単純にクールでちょっと可愛い男子が書きたかっただけの自己満作品ですので読む際はその点をご了承ください。
※文や誤字脱字へのご指摘はウエルカムです!アンチコメントと荒らしだけはやめて頂きたく……。
※オチ未定。いつかアンケートで決めようかな、なんて思っております。見切り発車ですすみません……。
目立たないでと言われても
みつば
BL
「お願いだから、目立たないで。」
******
山奥にある私立琴森学園。この学園に季節外れの転入生がやってきた。担任に頼まれて転入生の世話をすることになってしまった俺、藤崎湊人。引き受けたはいいけど、この転入生はこの学園の人気者に気に入られてしまって……
25話で本編完結+番外編4話
天啓によると殿下の婚約者ではなくなります
ふゆきまゆ
BL
この国に生きる者は必ず受けなければいけない「天啓の儀」。それはその者が未来で最も大きく人生が動く時を見せる。
フィルニース国の貴族令息、アレンシカ・リリーベルは天啓の儀で未来を見た。きっと殿下との結婚式が映されると信じて。しかし悲しくも映ったのは殿下から婚約破棄される未来だった。腕の中に別の人を抱きながら。自分には冷たい殿下がそんなに愛している人ならば、自分は穏便に身を引いて二人を祝福しましょう。そうして一年後、学園に入学後に出会った友人になった将来の殿下の想い人をそれとなく応援しようと思ったら…。
●婚約破棄ものですが主人公に悪役令息、転生転移、回帰の要素はありません。
性表現は一切出てきません。
百合豚、男子校に入る。
揺
BL
百合をこよなく愛する男子高校生・眞辺恵。
母の歪んだ価値観により共学への進学を断たれ、彼が入学させられたのは――
男同士の恋愛が“文化”として成立している、全寮制男子校《私立瑞嶺学園》だった。
この学園では、生徒会長は「抱かれたいランキング」で選ばれ、美貌こそが正義とされる世界。
それでも眞辺は決意する。
生徒会長になり、この学校を“共学”に変え、間近で百合を拝むことを。
立ちはだかるのは、顔面至上主義の学園制度、性に奔放すぎるイケメンな幼馴染、そして彼らに憧れ恋をする生徒たち。
さらに何故か、学園の人気者たちに次々と目をつけられてしまい――。
百合を拝むため男子校を変えようとする異端者が、歪んだ王道学園を改革する物語。
モブらしいので目立たないよう逃げ続けます
餅粉
BL
ある日目覚めると見慣れた天井に違和感を覚えた。そしてどうやら僕ばモブという存存在らしい。多分僕には前世の記憶らしきものがあると思う。
まぁ、モブはモブらしく目立たないようにしよう。
モブというものはあまりわからないがでも目立っていい存在ではないということだけはわかる。そう、目立たぬよう……目立たぬよう………。
「アルウィン、君が好きだ」
「え、お断りします」
「……王子命令だ、私と付き合えアルウィン」
目立たぬように過ごすつもりが何故か第二王子に執着されています。
ざまぁ要素あるかも………しれませんね
灰かぶり君
渡里あずま
BL
谷出灰(たに いずりは)十六歳。平凡だが、職業(ケータイ小説家)はちょっと非凡(本人談)。
お嬢様学校でのガールズライフを書いていた彼だったがある日、担当から「次は王道学園物(BL)ね♪」と無茶振りされてしまう。
「出灰君は安心して、王道君を主人公にした王道学園物を書いてちょうだい!」
「……禿げる」
テンション低め(脳内ではお喋り)な主人公の運命はいかに?
※重複投稿作品※
【完結】我が兄は生徒会長である!
tomoe97
BL
冷徹•無表情•無愛想だけど眉目秀麗、成績優秀、運動神経まで抜群(噂)の学園一の美男子こと生徒会長・葉山凌。
名門私立、全寮制男子校の生徒会長というだけあって色んな意味で生徒から一目も二目も置かれる存在。
そんな彼には「推し」がいる。
それは風紀委員長の神城修哉。彼は誰にでも人当たりがよく、仕事も早い。喧嘩の現場を抑えることもあるので腕っぷしもつよい。
実は生徒会長・葉山凌はコミュ症でビジュアルと家柄、風格だけでここまで上り詰めた、エセカリスマ。実際はメソメソ泣いてばかりなので、本物のカリスマに憧れている。
終始彼の弟である生徒会補佐の観察記録調で語る、推し活と片思いの間で揺れる青春恋模様。
本編完結。番外編(after story)でその後の話や過去話などを描いてます。
(番外編、after storyで生徒会補佐✖️転校生有。可愛い美少年✖️高身長爽やか男子の話です)