室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々

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第1章 月森ヶ丘自由学園

そうだな。ここはきっちり片をつけようじゃないか…。


「……確かにあの子の言うとおりだよな」

「俺もそう思う。ここはきっちり片をつけようじゃないか」


結城を取り囲む警官達は岬に賛同し、口々に言う‥

「ふざけんなっ!!!てめぇら、揃いもそろってなに、アイツに良いように利用されてんだよ!!?つか、気付け!!そして、俺は断じて悪くねぇ!!無関係だっ!!」


警官達にパトカーに押し込まれながらも、必死に無実を訴える結城だったが、警官達は聞く耳を持たず…

結城をパトカーの後部席に強引に押し込んだ。


「「「……………」」」

幸村、光、望の三人は事を知っているだけに巻き込まれたあげく、何故か免許証の減点及び署に強制連行される嵌めになった結城を憐れみ、同情の目を向けた‥。

「あ、すみません!!あの…できれば、この二人も一緒に連れて行って下さいませんか?」

結城をパトカーに押し込んだ警官に岬は光と望の背中を押す…

「あ!!この二人が…」


先ほどの話しを思い出したのか、警官は納得したように頷く

「えぇ…。この二人はこの事件に大いに関わっています。悪く言えば、深く知りすぎているということ‥。
僕がその犯人でしたら、口止めするために殺します。…彼ら二人を学園に置いておくには危険すぎます。

ですから、そちらで彼ら二人を保護して下さい。……まさか、断るということはしませんよね?


これだけ、ニュースで取り上げられているのなら…国民を敵に廻し兼ねませんからね‥?」



岬は警官を見据えて言う


「あ、あぁ…。そ、そんなこと言うわけがないだろ」

(な…何なんだこの子供は?! 気のせいか??‥この子を纏うオーラが威圧的で… どす黒く感じるのはυ この有無言わさぬ感じ…俺…逆らえねぇ!!!)


警官が内心、岬に恐怖を感じていることなど露知らず岬は警官に淡々と告げる

「そうですか。そちらでお二人を保護して下さるのなら、僕も安心です」


(いや、君がそう仕向けたんじゃ‥)

警官の心の突っ込みは岬に届くことはなかった。


ハァ…。この二人をどうしようかと思っていたが、案外あっさり片付いてよかった。学園に置いておけば、学園長が口止めする為に二人を消し兼ねないからな。

…かと言って、僕が二人を護るには限界がある。何より敵は恐らく数名いるはず、そんな中、いきなり襲われても僕も対応仕切れない


「…では、光君望君。暫しお別れです。また、いずれお会いしましょう」

(え…)


「「軽っっ!!」」


光と望は岬のそのあまりにも素っ気ない別れの言葉に突っ込む

「いや、あのさぁ…そこはもう少し…」


何やら岬の素っ気ない別れの言葉に望は不服のようだ。
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