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第1章 月森ヶ丘自由学園
室長!?あんた、今なにやってるんですか!!?
「…室長、あんた今何処にいるんです??」
かけてきた相手に問うシフォンは迷惑そうな顔だ。
『何処って‥‥
日本の学園という所にいるんだが』
「………Σはぁあ!!?日本?!しかも学園って…何でまたっ!?……あ、す、すみませんυ」
思わず、声が大きくなり、マコーネルに睨まれたため、すぐに謝る。
「……で、用はなんです?そんなことを言うためにわざわざ俺に電話したわけじゃないでしょう?」
怒られないよう、今度は声を小さくしボソボソとやり取りする
『じ…「い、委員長っ!!呑気に電話しとる場合やないで!!!」
「岬っ!!」
切羽詰まる二つの声。そして…
パンッ!!パシュッ――‥
聞こえる銃声。
「……Σちょっ!!あんた今、なにやってるんですか!!」
電話ごしに聞こえる幾つもの銃声にシフォンは青ざめる
『…なにやってるって……聞けばわかるだろ? 銃撃に…チッ(パンッパン!!!)…幸村、その手榴弾を奴らに投げろ!!』
………銃撃!!?手榴弾?!なにをどうやったら、学園という場所でそんな物騒な事に!?
シフォンは大きな溜息と共に、頭が痛くなってきた…
……場所を移した方がいいですね
シフォンは、携帯の電話口を手で押さえると席を立つ
「…すみません。マコーネルさん!! 知り合いからの電話みたいなんで少し席を外します」
そもそも、此処であの人との電話のやり取りをするのが間違ってるんですよ!!
小声にしても、あの人と話しているだけで声が大きくなりますし……元はと言えば、あの人がそう言わせてるんですけど……
「…知り合いですか?」
「え、えぇ…。日本の知り合いからなんですυ」
「………日本ですか。」
思わぬマコーネルの質問に少し冷や汗をかくシフォンだが、
「…そうですか。まぁ、個人のことに私がとやかく口を挟む気はませんが…
皆に迷惑をかけないように」
ようするに、仕事中はマナーモードにしろ!と。次回から気をつけるように…と遠回しに言っているのだ。
「すみません。失礼します」
慌て気づいたシフォンは携帯を持ったまま急ぎ足で外へ出る。
「室長っ!!大丈夫ですか!?」
押さえていた手を電話口から退け、耳に近づければ爆発音が鳴り響く――‥
『――‥ケホッ いや、大丈夫だ。……じゃなくて、シフォンっ!!!貴様ら、僕が抜けた後、仕事怠慢しているんじゃないだろうな?!』
「……怠慢なのは、あんたの方でしょうが!!!!」
元室長に即答で突っ込むシフォンは思わず怒鳴ってしまった。
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