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第1章 月森ヶ丘自由学園
委員長は時々… 鬼畜。
『今回の件は、僕にも多少なりとも非はあるが、お前にもあるということを忘れるなよ。…王家にこのことが耳に入れば…戦争を引き起こし兼ねない』
(あ゙…)
「ちょっと待ってくださいよ!!!かなり、まずいじゃないですか!!」
シフォンは青ざめていく
『…だから、さっきから言っているだろ?僕一人だと手に負えないと…。』
「行きます!!今すぐにそちらへ向かいますから!!!で、待ち合わせ場所は何処なんです!?」
『場所は――‥…』
――…
――――‥…
――‥
――――‥…
ピッ
「委員長っ!!あかんっ奴ら、きりがないで!!」
岬からやむを得なく渡された煙幕玉などを投げるが、敵は増える一方……しまいに窓際に追い詰められていた
学園長は岬が何処に電話をかけていたのか気にはなったが、追い詰められていく岬達のその様子をニヤニヤと愉しまずにはいられなかった…。
あのタヌキジジイっ!!!そう叫ばずにはいられない岬は、絶対、奴の思い通りにさせてたまるか!!と意気込む
…どうやってこの場を抜け出すか
ん?あれは… 教会?そういえば、あったな…。行ったことはないが。しかも、この校舎のすぐ横に建てられているし…ひょっとして足場も‥
岬達のいる場所は二階。教会は二階少し足らずの高さ…
この窓から行ける!!
確信した岬は二人に言った
「僕が敵の気を引き付けている間に二人はその窓から隣の教会の屋根に飛び移って下さい。
教会はこの校舎に寄り添うように建てられていますから、窓から下に落ちる心配はありません。
さぁ、早く。急いで!」
敵にバレないよう、小声で二人に言う岬は有無を言わさない… そんな目をしていた。
二人は岬に言われたとおりに窓に足をかけて、隣設する教会の屋根に飛び下りる…
それを目の端で捉えた岬は、懐に手を入れピンを抜いた複数の手榴弾を投げた
ズ、ドォォオォン…
「うぐっ…」
「ッ!」
被害を諸に喰った男達は岬の予想外な攻撃に対処できず、かなりの負傷を負っていた
それを見て学園長は激怒するが、岬は周囲に有りったけの煙幕玉を投げ、周りはスモークによって囲まれ互いの視界が阻まれる…
それを確認すると、岬自身も窓をつたって、教会の屋根に飛び移る
「!! 何をしてるんですか!?」
屋根に移った岬は、思わず叫んだ。何故なら、とっくに学園の外へ逃げたと思っていた葵と幸村の二人が困惑顔で岬を見ていたのだから――‥。
「そ、そういうけどやなぁ委員長…
まさかとは思うねんけど、この高さから下へ飛び下りろ、と言うんちゃうよな?;;」
そういって、下を覗く幸村は若干引き攣っていた‥。彼が引き攣るのも無理もない。何故なら彼らが今いる教会の屋根の高さは校舎の二階足らず。つまり、その校舎の二階に近い高さなのだ。
「………み、岬ッ!お、俺もちょっと‥この高さから下に飛び下りるのは…」
「そんなことを言っている場合ですか!!!多少ケガをしてでも生き延びる方がいいでしょう? …さぁ、つべこべ言わずさっさと飛び下りて下さい。そしたら、まっすぐあの校門から出て逃げれば…
勝算はこちらにあります!」
さぁ!!と二人に早く飛び下りろとばかりに急かす岬、
そんな岬の顔に二人が少し怖いと思ったのは言うまでもない――… 。
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