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ものを権力で言わせるアンタこそ、どうなんだろうね…
しおりを挟む「死相が出てたから、アンタの側にいたの。まぁ、今の回避で死相は消えたみたいだけど。
アンタ… 泉とモッサリの相性が最悪だから、回避したところであまり変わらないと思うけど‥
まぁ、死ぬ予定が伸びただけでも良しとしてもいいと思うよ」
「俺に怪我させて…っ 叔父さんに言い付けてやる!!」
喚きだす勇気を煩わしげに、しっし!と手を振るのはやはり千春‥
「うるさいよ。あれはどう見ても正当防衛。僕が椅子を投げなきゃ怪我してたでしょ?下手したら死ぬよ」
「んなっ!」
「大体、元はと言えば… アンタが皿を投げて来たんだから、自業自得でしょ。馬鹿?しかも、叔父さんが何?ものを権力で言わせるなんてアンタこそ…『サ イ テー』だね」
拳を握りしめ、わなわな…っ と怒りで震える勇気に千春は鼻で笑う
「あなただって椅子を投げたじゃありませんか!あなたが投げなければ勇気も怪我をしなかったはずです!」
突っ掛かって来る副会長を軽くあしらう。
「…それじゃぁさ、この食堂の生徒全員に聞いてみなよ。
誰が先に手を出したかってね」
その言葉に副会長はバッと近くの生徒に振り向く。しかし、振り向かれた生徒は視線を下に目を合わそうとしない。
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