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人の忠告は聞くものだよ?
しおりを挟む周りを見渡せば、皆、同じように副会長と目を合わそうとしなかった。合わせば、最後。質問に答えなければならないからだ。
「勝敗あったね。」
椅子から立ち上がると、千春は泉を立たせる。
「さてと、そろそろ帰るよ。アンタ達と違って僕は暇じゃないし。」
泉の腕を引っ張って出口に足を向けていた千春は、あー そうそう! と一端、立ち止まって振り返った
「生徒会の権力使っても… 僕を退学には出来ないよ?
それより、副会長はもっと周りに… 目を向けたら?でないと、大事なモノ失くすよ」
「…大事なモノ? それは勇気のこ――」
「ちがうね。僕からの忠告は以上だよ。人間(ヒト)は大事なモノを失ってから初めて気付き、後悔する――‥ ま、僕には関係ないけど」
せいぜい失くす前に気づきなよ… そんな言葉を残して千春は泉を連れて食堂から姿を消した――…。
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