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……あの、千春くん!?
しおりを挟む「え?千春君どこに行くの?」
千春に手を引かれて食堂を出た泉は千春に訊く
「ん、ちょっとね… 」
顎に手を添え、考え込む千春を泉が不思議そうに眺める
やがて二人が来たのは広々とした庭園だった。
「…………あの、千春くん!?」
目の前でくるくる走り回る着物を着た童達を見た泉は引き攣った顔で千春を呼ぶ
「ん? なに?」
硬直する泉に対し千春は大して驚きもせず、ベンチに腰をかけて懐にしまっていた手の平サイズの本を開いていた
「あ、ああああれって!!ゆ、ゆゆゆーれいだよね!?お化けだよね?!!」
「ん、そーだけど。それが何?」
開いていた本をパタンと閉じ、うるさいそうに眉を寄せる千春に泉は顔が引き攣るばかりだ。
「だ、だだって!」
はぁー…っ
「あのさぁ、見つける度に祓ってたらこっちの身がもたないんだけど? あいつ等なんて、湧いて出るんだから、害がなけりゃ放っておいていいの。わかった?
それにアレは無害だし。そもそも、土地の問題なんだよね。土地が霊や妖類を惹きつけてるからいくら祓っても途絶えることはないよ。」
そんな泉に千春は気怠げにそう答えた。
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