副会長様は平凡を望む

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かいちょーの更生計画っ!

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「な、なんでみっちゃんの行き先の学園に…?」

わざわざ、みっちゃんの転校先にしなくても‥

「あぁ、確かに… 君の言いたいことはわかるよ?」

くすっ

「だけどねぇ、生徒会長の上条くん。彼の更正を考えると素晴らしい環境なんだよ」

「環境…?」

「そう。なにしろ、南くんの行き先の学園もね… この学園と似ているんだ。

人気者のランキングに、生徒たちの投票で決まる生徒会に風紀。もちろん、人気者のランキング上位者がほとんど。…チャラい会計に腹黒副会長。俺様会長に、わんこっぽい無口書記。そして、此処と同じく女子禁制の男子校で全寮制の金持ち学園…

まるで、この学園の瓜二つに思えるくらい素晴らしい環境だと思わないかい?あと、足りないのはキチガイの宇宙人転校生だけど… ま、僕の知り合いの腐男子が言うには何れ来るらしいけどねぇ… ま、更正にはいい環境でしょ?

ホントに来るなら、第三者から見た自分たちの行動がどう目に映るのか、客観的に見ればさすがに上条くんも目を覚ますんじゃないかなって僕は思うんだけど」


「だけど、普段の貴方なら生徒間の問題は極力、生徒だけで解決するよう言ってましたよね…?なんで今回は…」 

ずっと疑問だった。この人は基本、生徒の間で起きた問題は生徒たちだけで解決するよういつも言ってたのに何で…?

「……あぁそれは、上条くんの家が関係しているんだよ」

「え、会長の… 家……?」

「君は彼の友人だと思うから話すけど…
上条くん。彼、父親に上条財閥の後継者に指名されたんだけど、よく思っていない身内が大勢いるんだよね。というのも、その出生が正妻が産んだ嫡子じゃなく、上条くんが妾の子だという理由でね」

プライドが高い人はそれが許せないらしい。ホント、困ったもんだよねぇ… なんてニコニコ笑顔で言われても、ぶっちゃけ俺からしたら怖いんだけど。

「僕やカルロスも妾の子だからね… 上条くんの本家での境遇は大体想像つくよ。だからこそ、彼には幸せになってほしいと思ってるんだ。

彼がこの学園に入れられたのは、身内から疎まれて此処に入れられたんだよ。…この学園の噂を聞いた連中がね」


「…裏社会の親を持つ子が堂々と通える学園…」

「確かにそれもあるけど、そもそもこの学園を建てたのは表社会の子と裏社会の子が互いの考えを尊重し、将来共存できる道を作るための場所でもあるんだよ。

ま、今じゃ番長や族に不良がいて世間じゃ四大不良校の一つにに数えられてるけど、当初この学園を建てた目的はそれだったんだ。…上 条くんの親戚とかはたぶん、あわよくば… 学園に通う裏社会に親を持つ子と、トラブルを起こして欲しかったんだろうね…。

ま、僕が気づかないはずがないけど」


キィ…ッ

口角を突き上げると、革張りの椅子に深く腰を置いた。 
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