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ねぇねぇ!
しおりを挟む『コホン!よく、聞き取れなかったみたいだね…
私は赤のレッド!』
『僕は黄のイエロー…』
『俺は青のブルーっ!!!』
『『『三人合わせて、カラ「あ!俺、わかった!!!ダサダサレンジャーでしょ!?」
ヒーローの決め台詞を遮った山田の"ダサダサレンジャー"という発言に、三人のヒーローは膝をついてうなだれた。
『お、俺達は… だ、ダサいのか…?』
ブルーは酷く落ち込んでいた。纏うオーラもブルーだった。
『ぼ、僕たち… ダサいヒーローなのかな…』
イエローは体育座りで"の"を描く
『私は… ヒーロー向いてるのだろうか』
ヒーローらしからぬ三人の発言に、悪役のモンスター… ザキは慌てる。
『お、おい!何を言ってんだ!?ヒーローがいるから俺らモンスターもいるんだろ?!』
ザキはヒーローを励ますが… これは敵としてどうだろうか。
『そ、そうだな!!』
『よし!』
『やるぞ!!』
三人のカラフルレンジャーがやる気出してくれたことにスタッフ一同はホッと安堵する。
……も、つかの間、
「ねぇねぇ!」
山田が自分を人質にしてる敵に話しかけた
「信号機って名前どうかな?
赤黄青… と言えば信号機でしょ」
悪気のまったく無い山田はピシッと固まる三人が傷ついてることに気付くはずもなく――…
「ねぇねぇ!なんで、信号機は固まってるの??」
自分の発言が原因でショックで固まってる彼ら三人の気持ちも知るはずもなく山田は呑気に自分を人質にしてるザキに訊いていた。
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