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1章 イベント会社立ち上げ編
プロローグ
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俺は、大学卒業してから都内にあるイベント会社で働いている。
今年で28歳になり、社内でもそこそこ大きな案件を任せてもらえるようになってきた。
今日は、千葉の幕張の会場でゲームの展示会が行われており、
その運営で会場にいた。
無事に何事もなくイベントは終了し、
駅から歩いて帰宅している途中だった。
居眠り運転をしているトラックが信号を無視して走ってきていた。
その瞬間だけ、すごくスローモーションだったことを覚えている。
「あ、俺死ぬのか」
直感で分かった。
足は仕事の疲労と突然の出来事で固まってしまい動かせない。
終電で帰ってきており、
周囲に人もあまりいなかった。
「彼女作って、結婚して、幸せな家庭築きたかったな...」
「もっともっとでかいイベント作ってみんなに楽しんでほしかった...」
今ではかなえられない夢を思いながら、
俺はトラックにひかれてこの世を去った。
稲見楓真 28歳でこの世を去る。
----------------------------------------------------------------------------------
死んだはずなのになぜか心地よい。
ここはどこだろうか。
そんな風に思い目が覚めると、
知らない天井で真っ白な空間だった。
「病院、てわけではないよな。さすがにあれは死んでるし」
轢かれた時の衝撃を考えれば死んでいることは間違いないので
ここがどこだかきょろきょろしていると。
「お、目覚めたかい?」
若い男の声が聞こえてきた。
「いま目が覚めたところですが、あなたは...」
「それはよかった。私はとある世界の神様でね。名前はヘリオスとでも呼んでくれ。」
ヘリオスと名乗る自称神様ではあるが、
死んでいることを考えるとあながち間違ってはいないのか。
「えーと、ヘリオス...様?どうして俺はここに?」
一番気になることをとりあえず真っ先に聞く。
「私が管理している世界なんだが、何か足りないなと思って考えてみたらイベントがないなと思ってね。そこにちょうどイベントを仕事にしている人が亡くなったって聞いたからお願いしてこちらに魂を送ってもらったんだよ」
なるほど。
どうやらこれは異世界に転生してイベントを流行らせてほしい感じか。
うん、悪くはないな。
一から作り上げていくのは悪くない。
「なるほどですね。いいですけどいくつかお願いしてもいいですか」
流石に身一つで行くのはしんどいから多少はお願い聞いてもらいたい。
「もちろん、こちらからお願いしているし多少の融通は利かせてもらうよ」
「助かります。そしたらまずは、その世界のことを教えてもらってもいいですか?そこから何が必要か判断したいので」
「そうだよね。まあ簡単に説明するとだね...」
ヘリオス様が言うには、よくあるファンタジー世界で剣と魔法の世界で様々な種族がいる感じらしい。
魔王はいるが人族と争っているとかではなく、魔族の王様だとのこと。
それより、人族同士の小競り合いが多々起きる感じなのだとか。
「なるほどですね、そうしたら一先ず最低限身を守れるスキルと言語を理解できるスキル、少しばかりかお金が欲しいのですけど」
「うんうん、それくらいだったらお安い御用だよ。あとおまけに私の加護もつけておくね」
「ありがとうございます。それだけあればとりあえずは生きていけそうです」
加護までいただければいきなりゲームオーバーな展開はないと信じたい。
「イベントを流行らせてほしい以外に要望はないから、世界を楽しんでもらいながらたくさんお嫁さんでも作ってね。何か困ったことがあったら神殿に来てね。じゃあ、また!」
あ、まだ何個か聞きたいことがあったのに、なんか吸い込まれていく...
今年で28歳になり、社内でもそこそこ大きな案件を任せてもらえるようになってきた。
今日は、千葉の幕張の会場でゲームの展示会が行われており、
その運営で会場にいた。
無事に何事もなくイベントは終了し、
駅から歩いて帰宅している途中だった。
居眠り運転をしているトラックが信号を無視して走ってきていた。
その瞬間だけ、すごくスローモーションだったことを覚えている。
「あ、俺死ぬのか」
直感で分かった。
足は仕事の疲労と突然の出来事で固まってしまい動かせない。
終電で帰ってきており、
周囲に人もあまりいなかった。
「彼女作って、結婚して、幸せな家庭築きたかったな...」
「もっともっとでかいイベント作ってみんなに楽しんでほしかった...」
今ではかなえられない夢を思いながら、
俺はトラックにひかれてこの世を去った。
稲見楓真 28歳でこの世を去る。
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死んだはずなのになぜか心地よい。
ここはどこだろうか。
そんな風に思い目が覚めると、
知らない天井で真っ白な空間だった。
「病院、てわけではないよな。さすがにあれは死んでるし」
轢かれた時の衝撃を考えれば死んでいることは間違いないので
ここがどこだかきょろきょろしていると。
「お、目覚めたかい?」
若い男の声が聞こえてきた。
「いま目が覚めたところですが、あなたは...」
「それはよかった。私はとある世界の神様でね。名前はヘリオスとでも呼んでくれ。」
ヘリオスと名乗る自称神様ではあるが、
死んでいることを考えるとあながち間違ってはいないのか。
「えーと、ヘリオス...様?どうして俺はここに?」
一番気になることをとりあえず真っ先に聞く。
「私が管理している世界なんだが、何か足りないなと思って考えてみたらイベントがないなと思ってね。そこにちょうどイベントを仕事にしている人が亡くなったって聞いたからお願いしてこちらに魂を送ってもらったんだよ」
なるほど。
どうやらこれは異世界に転生してイベントを流行らせてほしい感じか。
うん、悪くはないな。
一から作り上げていくのは悪くない。
「なるほどですね。いいですけどいくつかお願いしてもいいですか」
流石に身一つで行くのはしんどいから多少はお願い聞いてもらいたい。
「もちろん、こちらからお願いしているし多少の融通は利かせてもらうよ」
「助かります。そしたらまずは、その世界のことを教えてもらってもいいですか?そこから何が必要か判断したいので」
「そうだよね。まあ簡単に説明するとだね...」
ヘリオス様が言うには、よくあるファンタジー世界で剣と魔法の世界で様々な種族がいる感じらしい。
魔王はいるが人族と争っているとかではなく、魔族の王様だとのこと。
それより、人族同士の小競り合いが多々起きる感じなのだとか。
「なるほどですね、そうしたら一先ず最低限身を守れるスキルと言語を理解できるスキル、少しばかりかお金が欲しいのですけど」
「うんうん、それくらいだったらお安い御用だよ。あとおまけに私の加護もつけておくね」
「ありがとうございます。それだけあればとりあえずは生きていけそうです」
加護までいただければいきなりゲームオーバーな展開はないと信じたい。
「イベントを流行らせてほしい以外に要望はないから、世界を楽しんでもらいながらたくさんお嫁さんでも作ってね。何か困ったことがあったら神殿に来てね。じゃあ、また!」
あ、まだ何個か聞きたいことがあったのに、なんか吸い込まれていく...
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