ち○○で楽しむ異世界生活

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 身の回りの世話をさせたり、乗馬で疲れた身体をもませたり、少しずつ俺との距離感を縮めたことで新しく屋敷に来た女の子たちもだいぶリラックスしてきた。そろそろ頃合いだな。床の技術をきちんと伝えよう。
 三人とも三度ほど抱いたが、見込みのある子は二人。うち一人はどうやってもイカなそうだった。
 サーシャに相談したところ、特別任務ではなく通常任務へと配置転換するそうだ。俺と寝てイカなかっただけでお払い箱にはならないようでホッとした。
 「訓練には時間も労力もかかっていますから。適材適所です。ところでアラヒト様は、まとめて二人三人とお相手しないのですね?王や貴族というものはそのように床を楽しまれるものだとばかり思っていました」
 「あれは俺には向いてないんだよな」
 実際に二人同時に相手にしたこともあるが、あれはものすごく気が散る。セックスに参加していない人間が一人その場にいる、というだけですごく存在感がある。その存在感が気になって、抱いている女性ひとりに集中できない。ポルノ男優って凄いなぁと思い知らされた瞬間だ。
 そもそも俺にとってセックスとは何度も女性をイカせるためのものだ。生殖や射精や虚栄心のためではない。
 ハーレムは作るつもりだが、複数人のプレイはやらないかもしれないなぁ。落ち着いたらいつか試すかもしれないけれど。

 「あっあっあっあっ・・・・」
 甘い声を出したと思ったら急に静かになって、ふーふーと呼吸音だけになる。
 リタという名の子だ。
 軽くカールしたショートヘアの金髪に緑色の瞳。リスのような顔に少し幼さが残っているがセックスは積極的かつ情熱的だ。よくキスをねだってくる。
 胸や尻の肉付きは良くないが、こういう線が細い子もまた抱きごたえがあっていい。抱きしめた時に折れてしまいそうな肉体というのも男心をくすぐる。

 だいたい初めて挿入する女性の四割くらいは何度か試したら俺でイクだろうなと思う。俺のちんこのどこかが彼女たちのいいところに引っかかったという反応を見せるからだ。三割くらいの女性はやってみないと分からないので数回お試しになる。残りの三割は俺の技術では絶対にイカないタイプだ。
 せっかく多くの女性を抱ける環境なのだから、俺自身も新しい発見や技術を身につけるつもりで挑みたいな。
 男性が傲慢であればあるほど、女性はイカない。やはり相手への敬意と理解は必須だ。機能としてイく状態であったとしても、コイツでイってやってもいいか程度に男性としての俺に好意を持ってもらわないことには女性に絶頂を体験させることなどできない。
 
 リタのよく締め付ける内側に充血した突起物を感じた。ここだな。
 まずはカリに引っかけてこすり上げてみる。俺からはなにも語りかけないし、言葉もいらない。リタの肉体の反応に万全の注意を払う。呼吸のリズムが早くなり、たまに無呼吸になる。
 「ふっふっふっふっ・・・」
 リタの口から出てくる言葉から意味が消えた。もうセックス自体に夢中だ。
 腰を動かしながら頭をなでて、甘噛みするようにリタの唇を食べる。
 「んんーーーーーんんーーーー!」
 声は大きくなったが言葉はますます意味を持たなくなった。このままイケそうだな。
 急に下半身が跳ねあがって、俺のちんこを拒絶するように腰が上がった。俺は構わず腰を振り続ける。リタのお尻が痙攣しながら上下し、顔は俺の胸に押し付けられて見えない。
 無呼吸だったリタが、深く呼吸するようになった。
 無事に開発成功である。俺の脳内に不思議な快感物質がダバダバとあふれ出す。女性がイケるまで開発するのは何度やっても最高の娯楽だな。自分専用の女性が完成したという気持ちになる。

 「リタ。おめでとう。イケたね」
 「サーシャ様から聞いていたよりも凄かったです・・・こういう経験が生きているうちにあるなんて信じられません。天国にいるみたいです・・・」
 幸せそうな表情だ。こういう蕩けた顔を見るためにセックスをするのだ。恍惚とした潤んだ瞳でセックスが良かったなどと言われたら、射精などどうでもよくなるくらい舞い上がってしまう。
 「一回じゃ分からないだろうから、もう少し続けるよ」
 「えっ?はい・・・」
 今度はこするのではなく、入り口をてこの支点のように利用して、何度も何度もポイントを押す。
 女性によってはこちらの方が深くイクこともあるみたいだ。大切なのはリズムと場所。ゆっくりとポイントからズレないように何度も先っぽで押す。こういう動き方で男がイクことは無いし、単純にすごく疲れるのだが、リタはイくパターンを何通りか身体で憶えた方が良さそうだ。イキ方の幅があれば男を籠絡する方法も増えるだろう。
 呼吸を止めて力むのがリタのクセのようだ。我慢できなくなったら、ひゅーという音を立てて喉の奥が鳴るように深呼吸を繰り返す。
 一度奥でイったら女性は続けて何度でもイケる。まぁ何度でもというのはあくまで肉体的限界までイケるという意味だ。リタのような呼吸を止めるタイプは酸欠が怖いな。身体への負荷が大きい。
 リタの腰がまた跳ね上がる。二度目はあっという間だった。セックスに夢中になると時間の感覚が分からなくなる。体感で五分ちょいというところか。呼吸音が荒くなって汗まみれだ。

 「すみません・・・ちょっと慣れなくて・・・アタマ・・・」
 頭も身体も自分で支えることができないと言いたいらしい。イキ続けるとだいたい言葉が途切れ途切れになったり呂律が回らなくなってくる。少ない情報から女性がなにを伝えたいのか理解するというのも、こういうセックスの醍醐味であると思う。
 「初めてだし大丈夫だよ。ちゃんと伝えればふつうの男なら許してくれる。イった女性に胸ひとつ貸せない男なんてたいした奴じゃない」
 「顔はお味があるのに、お優しいのですね・・・」
 まぁ床の技術ひとつで彼女の仕事の質と生存率が変わってくるのだ。こちらとしても本腰を入れて抱かないといけない。それにしても・・・お味のある顔?
 「君たちが緊張していたのは、俺の顔のせいか?」
 「あまりこの国では見ない顔だちの殿方ですので・・・ですが私はすっかりこのお顔の虜です・・・」
 ・・・ああ。
 たしかにこの国では男女問わず美形だものな。お味があるというよりも、彼女たちの美的観点にそぐわない顔付きをしているということだ。農夫の金髪のおねえさんが一目見て俺が異世界人であると分かった理由がこんなところで分かった。俺がお味のある顔だからだ。
 なんだかハラが立ってきたな。
 次で教導を終わらせるつもりだったが、限界までイカせたくなった。
 「リタ。限界だと思ったら俺の身体を二回叩くか、言葉で伝えなさい」
 彼女が悪いわけではなく俺の顔にお味があるだけなのだが、彼女が限界を伝えるまで何度も何度も絶頂を体験してもらった。
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