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3章 異魔眼と瞬滅
第42話 底知れない強さ
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私は瞬間移動で会場へと戻った。
勿論、服は魔法でドレスに着替えている。
会場内はまだ魔物が外で暴れているせいか、混乱が起きたままだった。
私は国王ヴィライユの前まで来ると、一礼する。
「ただいま戻りました、陛下。ご心配をおかけして申し訳ございません。」
「気にするな。だが、一声かけて欲しかったぞ。報告は受けている。後で話そう。」
「はい。」
他の王子や王女達は何の事か分からず、不思議な顔をしていた。
少し経つと、魔物が殲滅され混乱も治まった。
すかさずヴィライユが言う。
「今回、このような事態となってしまった。故に、来週改めて誕生祭を執り行うこととする。レイアネス、すまないな。」
「陛下が謝ることではありません。全ては、襲撃者が悪いのですから。」
「そう言ってくれるとありがたい。では途中ではあるが、今宵は解散としよう。王都の復興作業に尽力せよ!」
「「「はっ!」」」
そうして、貴族達は帰って行った。
私はヴィライユと共に王室へと向かった。
入ってすぐに、ヴィライユから話が始まった。
「楽にして構わないぞ。……リアラ、本当にありがとう。助かった。」
「いえ、出来ることをしたまでです。」
「褒美をやらないとな。何か希望はあるか?」
「……ではお言葉に甘えて。禁忌書庫の立ち入り許可をお願い出来ませんか?」
「そんな事で良いのか?」
「はい。」
「分かった、許可しよう。」
「ありがとうございます。……お父様、後始末を暗部の方にお任せしました。お礼を伝えて頂けませんか?」
「伝えておこう。」
「感謝致します。では私はこれで失礼します。」
そうして去っていく後ろ姿を見て、ヴィライユは思う。
(あの禁忌術者を……。底知れんな。本当に我が娘か疑ってしまう。)
リアラの強さを、改めて知ったのだった。
勿論、服は魔法でドレスに着替えている。
会場内はまだ魔物が外で暴れているせいか、混乱が起きたままだった。
私は国王ヴィライユの前まで来ると、一礼する。
「ただいま戻りました、陛下。ご心配をおかけして申し訳ございません。」
「気にするな。だが、一声かけて欲しかったぞ。報告は受けている。後で話そう。」
「はい。」
他の王子や王女達は何の事か分からず、不思議な顔をしていた。
少し経つと、魔物が殲滅され混乱も治まった。
すかさずヴィライユが言う。
「今回、このような事態となってしまった。故に、来週改めて誕生祭を執り行うこととする。レイアネス、すまないな。」
「陛下が謝ることではありません。全ては、襲撃者が悪いのですから。」
「そう言ってくれるとありがたい。では途中ではあるが、今宵は解散としよう。王都の復興作業に尽力せよ!」
「「「はっ!」」」
そうして、貴族達は帰って行った。
私はヴィライユと共に王室へと向かった。
入ってすぐに、ヴィライユから話が始まった。
「楽にして構わないぞ。……リアラ、本当にありがとう。助かった。」
「いえ、出来ることをしたまでです。」
「褒美をやらないとな。何か希望はあるか?」
「……ではお言葉に甘えて。禁忌書庫の立ち入り許可をお願い出来ませんか?」
「そんな事で良いのか?」
「はい。」
「分かった、許可しよう。」
「ありがとうございます。……お父様、後始末を暗部の方にお任せしました。お礼を伝えて頂けませんか?」
「伝えておこう。」
「感謝致します。では私はこれで失礼します。」
そうして去っていく後ろ姿を見て、ヴィライユは思う。
(あの禁忌術者を……。底知れんな。本当に我が娘か疑ってしまう。)
リアラの強さを、改めて知ったのだった。
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