(R-18)オークに転生した俺は女神の下僕らしい?

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70話

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70話


ここの建設計画が完了するまでは嫌でもここに滞在せざるを得ないだろう。
完成したら誰かに任せてどこかに移動してもいいしな・・・。

暫く時間が出来たので、この世界の事をじっくりと勉強する事にした。
この世界の事を知るには悠久の時を生きる永久の協力が不可欠だろう。
永久も俺から離れられないので、喜んで教えてくれた。

どうやらこの世界は地続きで大きな一つの大陸が有り、
東、西、南、北、中央にそれぞれ独立した国があり、
各境界線周辺には関所が建設され、厳重に人々の移動は監視されているらしい。
それぞれ東はイーストシティ、西はウエストシティ、南はサウスシティ、北はノースシティ、中央はセントラルシティと呼ばれているとのことだった。

もっとも、昔は種族毎に集団を形成していたが、人間族達により次々と滅ぼされるか隷属され、時と共に人間族により侵略されていってしまったようだ。
そして最後まで侵略されなかったのが深遠の大地って訳か。
こんな昼間でも真っ暗で光の届かない場所なんて、
侵略のしょうがないしな。
それにどれほど協力な光源があったとしても、漂っている霧が光を飲み込む様に弱々しい光しか維持出来ない。
あの太陽の光が届かない位だから当たり前だが。
そのため、視覚以外の感覚を活用して過ごさざるを得ない。
こんな環境を人間族がそうそう簡単に攻略出来るとは思えないが・・・。
一体過去に魔王を討ちに来たという”勇者”はどれだけチートだったのか・・・。
流石に人間族なら本人は寿命でとっくに死んでいるとは思うが、警戒は怠らない様に気を付けないとな。

と、言う訳でそれぞれの国へ偵察に行ってもらう事にした。
俺の娘達に・・・・・

夢の中だろうと、体感で7年間も経過していれば、行動に伴った相応の結果が出てしまうものだ。
だが全てが終わった後に一度に13人も子供が増えると打ち明けられたら、流石に名前が安易になってしまうよなぁ。

ファースト、セカンド、サード、フォース・・・
には周辺国家の偵察をお願いした。

そして、中心部のセントラルシティには、ハンドレッドに行ってもらうことにした。
娘達に万が一があっては嫌なので、実力に見合った人材を派遣する事にした。

娘達はすっかり成長しており、大体10代後半位に見える。
ヤマとリリスで時を更に加速させて育てたらしい。

容姿はそれぞれの母親に似ている・・・様な気がする。
俺が抱く前のリリスに似ていると言えばシックリくる気がする。
隣に並べば間違い無く姉妹にしか見えないだろう。
能力的には概ね今のリリスを基準に考えると6割程度といったところだろうか。
だが何事にも例外はつきものだ。
そのため、ナンバリングを通常の枠から除外している。
娘達には成長するまで会っていない筈だが、会った瞬間に熱烈に抱きつかれたり、激しいスキンシップを求められたりと熱烈に愛されているようだ。

ヤマやリリスに視線を送っても「ああ、やっぱりね」という半ば諦めたような表情をとるばかりだった。

二人からは娘達は俺の思うようにしていいとのことだったが、
もし死ぬような事があったら亡くなった子供の25倍産むまで夢の世界で監禁されるらしい・・・。
とてもとても素敵な笑顔・・・・・・・・・・・で凄まれてしまった。

娘達に万が一があったら俺は夢の中で腹上死でもするんじゃないのか・・・?
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