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閑話1
私は七菱はるか。
今世界を牛耳っている大財閥の9女。
お金さえ積めば、死者すら蘇らせるとまことしやかに言われている程度には非常識な財閥だ。
自慢でも無いけど、9女の私でも遠くからSPが観察しているらしい。
一般の学校に行っている庶民派アピールというパフォーマンスの為に公立の学校へ通わされている。
そう遠くない将来親族の誰かの政治的道具にされる為だけに生かされている。
精々自由を謳歌出来るのは高校を卒業する位だろうか・・・。
残り時間が削られていく中、下校するべく学校を出る。
「はるちゃん!私に協力して!」
「?」
私の唯一無二の親友、明智真白さん・・・
白ちゃんが困った顔で私に抱き付いてきた。
「どうしたの?」
「あ、あのね・・・」
キョロキョロと辺りを警戒してもじもじしている。
「場所を変えましょう?」
「うん・・・」
白ちゃんもどこかホッとした様子で私と共にファミレスへ向かった。
明るく適度に騒がしい店内は色々と都合がいい。
余計な邪魔者が介入しにくく、相談をするのにはもってこいの場所だ。
「あのね・・・」
深刻な表情でポツリポツリと感情をなるべく殺し、冷静に伝える様に心掛けて私に伝えてくれた。
非常識な集団に属しているせいか、白ちゃんの相談内容に驚く事は無かった。
一般的には非常識極まりないし、インモラル極まりないのだろう。
でもそんなの酷く些細な事。
ただ純粋に白ちゃんが私を頼ってくれた事が酷く嬉しかった。
そしてやっと真白さんが手に入ると思うと私は震えそうな程嬉しかった。
だから私は全力で彼女の願いを叶えようと自分の中で誓った。
白ちゃんには「色々考える」と快諾し、自宅に帰宅した。
今後の事を考えるべく考えを巡らせると、退屈なお勉強の時には一切働かない脳が蠢いた。
その瞬間、今まで灰色だった世界に色が付き、この先の詳細な未来が容易に想像できた。
何十、何百通りのプランをシュミレートし終わった頃には時計の針は深夜を指していた。
でもお陰で取るべき選択とやるべき事、それに掛かる費用、権力は分かった。
それをどう解決するか考えを巡らせる。
その瞬間、部屋をノックする音が響く。
相手は父の第一秘書だった。
「どうぞこれをご活用下さい。・・・お父上様からです。」
そう言うと封筒を渡し去ってしまった。
封筒の中身を確認してみると、私の思考を読んだかのように今、私が必要としている物が全て揃っていた。
その瞬間得体の知れない震えが全身を襲い立っていられなくなった。
・・・あの人は全てを見通している。
そう思うと、改めてますます尊敬と畏怖の念を抱く。
それと同時にあの人は本当に人間なのかと疑問を抱いてしまう。
だがきっとそれを知るときはこの世から消える、もしくは消される時なのかな、とも思った。
私はその事実を知ることが無い様な未来を模索しながら生きていきたいと強く願った。
今世界を牛耳っている大財閥の9女。
お金さえ積めば、死者すら蘇らせるとまことしやかに言われている程度には非常識な財閥だ。
自慢でも無いけど、9女の私でも遠くからSPが観察しているらしい。
一般の学校に行っている庶民派アピールというパフォーマンスの為に公立の学校へ通わされている。
そう遠くない将来親族の誰かの政治的道具にされる為だけに生かされている。
精々自由を謳歌出来るのは高校を卒業する位だろうか・・・。
残り時間が削られていく中、下校するべく学校を出る。
「はるちゃん!私に協力して!」
「?」
私の唯一無二の親友、明智真白さん・・・
白ちゃんが困った顔で私に抱き付いてきた。
「どうしたの?」
「あ、あのね・・・」
キョロキョロと辺りを警戒してもじもじしている。
「場所を変えましょう?」
「うん・・・」
白ちゃんもどこかホッとした様子で私と共にファミレスへ向かった。
明るく適度に騒がしい店内は色々と都合がいい。
余計な邪魔者が介入しにくく、相談をするのにはもってこいの場所だ。
「あのね・・・」
深刻な表情でポツリポツリと感情をなるべく殺し、冷静に伝える様に心掛けて私に伝えてくれた。
非常識な集団に属しているせいか、白ちゃんの相談内容に驚く事は無かった。
一般的には非常識極まりないし、インモラル極まりないのだろう。
でもそんなの酷く些細な事。
ただ純粋に白ちゃんが私を頼ってくれた事が酷く嬉しかった。
そしてやっと真白さんが手に入ると思うと私は震えそうな程嬉しかった。
だから私は全力で彼女の願いを叶えようと自分の中で誓った。
白ちゃんには「色々考える」と快諾し、自宅に帰宅した。
今後の事を考えるべく考えを巡らせると、退屈なお勉強の時には一切働かない脳が蠢いた。
その瞬間、今まで灰色だった世界に色が付き、この先の詳細な未来が容易に想像できた。
何十、何百通りのプランをシュミレートし終わった頃には時計の針は深夜を指していた。
でもお陰で取るべき選択とやるべき事、それに掛かる費用、権力は分かった。
それをどう解決するか考えを巡らせる。
その瞬間、部屋をノックする音が響く。
相手は父の第一秘書だった。
「どうぞこれをご活用下さい。・・・お父上様からです。」
そう言うと封筒を渡し去ってしまった。
封筒の中身を確認してみると、私の思考を読んだかのように今、私が必要としている物が全て揃っていた。
その瞬間得体の知れない震えが全身を襲い立っていられなくなった。
・・・あの人は全てを見通している。
そう思うと、改めてますます尊敬と畏怖の念を抱く。
それと同時にあの人は本当に人間なのかと疑問を抱いてしまう。
だがきっとそれを知るときはこの世から消える、もしくは消される時なのかな、とも思った。
私はその事実を知ることが無い様な未来を模索しながら生きていきたいと強く願った。
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