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22話
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22話
俺はとある店に入る。
「いらっしゃいませー」
寂れた店内には俺以外の他に客は居なかった。
俺は不自然にならないように意識しながら店主に例のブツを見せる。
「これをお願いしたいのだが・・・」
「少々お待ちください」
営業スマイルのままモノを受け取った店主は店の奥へ行き、
色々と確認しているようだった。
「では買い取りさせていただきます。
現在のレートはこちらの通りですので、買い取り金額はこちらになります。」
「ああ、ありがとう」
俺は必要最低限の会話と必要書類を素早く記載すると、足早に店を後にした。
こうして無事にあっちのストレージの肥やしになっていた
”金”を売り捌く事に成功した。
別に悪いことをしている訳ではないがどことなく罪悪感を感じる様な気がしたが、
気持ちを割りきって、切り替えていくことにした。
というのも、あっちで”金”はただただ脆い、重い金属という扱いで金属としてほぼ価値はない。
どこぞの派手好きな貴族が酔狂で装飾品に使う位で貴金属としても人気は殆どない。
もっともあっちではミスリルをはじめ、
オリハルコン、アダマンタイト、ダマスカス鋼等々・・・あげればキリがないが
こっちではお伽噺の中でしか聞かない伝説の金属が普及していれば当たり前かもしれないが・・・。
とりあえずこれであっちの”金”だろうと細かく切り刻めば、
怪しまれる事無く売り捌けると言うことを実証できた。
たった1gで4000円以上になるので非常に助かる。
今回は30gほどだった為、12万程の収入になった。
・・・しかし来月のクレジットカードの請求額を考えると、全く足りない。
今の俺には最低でもこの3倍は必要だ。
リボ払いにしても良いが、ますます泥沼にはまりそうな気しかしない。
何としてもやめておこう。
明日以降、同じ系列店を極力避けて残りの”金”を売り捌こう。
・・・流石にこんな実験めいた事の為にツァイトと金券買い取りショップ行脚に付き合わせたくはないしな。
素早くスマホを操作すると、近場の買取業者を調べ
効率的に店を回った。
野暮用が終わると俺は急いでファミレスへ向かった。
俺はとある店に入る。
「いらっしゃいませー」
寂れた店内には俺以外の他に客は居なかった。
俺は不自然にならないように意識しながら店主に例のブツを見せる。
「これをお願いしたいのだが・・・」
「少々お待ちください」
営業スマイルのままモノを受け取った店主は店の奥へ行き、
色々と確認しているようだった。
「では買い取りさせていただきます。
現在のレートはこちらの通りですので、買い取り金額はこちらになります。」
「ああ、ありがとう」
俺は必要最低限の会話と必要書類を素早く記載すると、足早に店を後にした。
こうして無事にあっちのストレージの肥やしになっていた
”金”を売り捌く事に成功した。
別に悪いことをしている訳ではないがどことなく罪悪感を感じる様な気がしたが、
気持ちを割りきって、切り替えていくことにした。
というのも、あっちで”金”はただただ脆い、重い金属という扱いで金属としてほぼ価値はない。
どこぞの派手好きな貴族が酔狂で装飾品に使う位で貴金属としても人気は殆どない。
もっともあっちではミスリルをはじめ、
オリハルコン、アダマンタイト、ダマスカス鋼等々・・・あげればキリがないが
こっちではお伽噺の中でしか聞かない伝説の金属が普及していれば当たり前かもしれないが・・・。
とりあえずこれであっちの”金”だろうと細かく切り刻めば、
怪しまれる事無く売り捌けると言うことを実証できた。
たった1gで4000円以上になるので非常に助かる。
今回は30gほどだった為、12万程の収入になった。
・・・しかし来月のクレジットカードの請求額を考えると、全く足りない。
今の俺には最低でもこの3倍は必要だ。
リボ払いにしても良いが、ますます泥沼にはまりそうな気しかしない。
何としてもやめておこう。
明日以降、同じ系列店を極力避けて残りの”金”を売り捌こう。
・・・流石にこんな実験めいた事の為にツァイトと金券買い取りショップ行脚に付き合わせたくはないしな。
素早くスマホを操作すると、近場の買取業者を調べ
効率的に店を回った。
野暮用が終わると俺は急いでファミレスへ向かった。
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