神様とショタの生活録

甘栗

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オマケ 流石にクリスマスなのに、何も出さないのはあれなので。

ショタとショタ神のクリスマスイブ

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ある冬の日のことだ。




その日は、世間一般に言う、"クリスマス"という日だった。
人々が往来する商店街の中、僕と神様は、
"ごちそう"の為の買い出しに来ていた。

ふと空を見上げると、天から白い雪が降り注いでいた。

(綺麗だな……)

そう感じていると、神様が不思議そうに、こう訊いてきた。

「ねぇ、ショタっ子?なんで空からマナが
降り注いでいるの?おかしくない?」

(……?マナ?)

僕は、"マナ"とは何か気になったので、
神様に訊いてみた。

「マナって何?」

そう訊くと、神様は、

「マナって言うのは、噛み砕いて言葉に表すと、"魂の欠片"だよ。強い魂……つまり、魔力をたくさん持っている人が"消滅"した場合、天界ではマナの雨が降るんだ……でも、よくよく見てみたら、これはマナじゃないみたいだね。ふんわりしていて、触ると儚く消えてしまう……まるで、
人間みたいだね!」

と、分かりやすく説明してくれた。
僕はそのお礼に、この白いものについて、
神様に色々教えてあげた。




「へぇ……"ユキ"っていう物質なんだ……なるほど……」

神様は、なるほど、という顔をして言った。
そして神様は、何か思い出したかのような顔をして、こう言った。

「ところで、スーパーには、まだ着かないの?家から歩いてもう、三十分も経ってるんだけど……」
「えっとね……そこ!そこの、"パスフィクスーパー"だよ!その店、手羽先が、ちょー安いんだ!……もちろん、わけあり商品じゃないよ?あとそれにね、今日、あのスーパー、鳥の日と称して、安売りをしてるんだ!ということで、神様、スーパーまで競走するよ!3……2……1……GO!」

僕は、"GO!"と言った瞬間、風のような速さで走った。




「ありがとうございましたー」
店員さんの声が、背後から聞こえた。

「いやぁー……手羽先安かった、安かった!100g 45円は安かった!これで晩御飯
にロースト手羽先が作れる!やった!」

ショタっ子はそう、嬉しそうに言った。
その姿を見て私は、
(めちゃくちゃ可愛い!神が言うのもなんだけど、神か!?)
と、とても感じた。




外はもう真っ暗になった頃、家に帰った僕は、エプロンを着て、ロースト手羽先を作り始めた。
まず、鍋に酒を入れ、煮切らせる。
次に、鍋の中に醤油とニンニクを入れ、ひと煮立ちさせ、冷ます。

その後、常温にした手羽先をさっき作った醤油ダレの中に入れ、よく揉む。
時々返しながら、8分間漬け込む。
その間にオーブンを250℃で温めておき、
8分経ったら、ザルにあげ、手羽先をクッキングシートの上に並べる。

それを五分間焼き、300℃に上げて焼くと完成……と、クックパッドに載っていた通りに作ってみた。

出来た完成品からは、醤油と手羽先のいい匂いが漂い、いかにも"クリスマス"という雰囲気を漂わせていた。

僕は手羽先をお皿に綺麗に盛り付け、神様がワクワクしながら待っている机に持っていった。

「おおー!めっちゃ美味しそう!」
神様は、僕の料理(正式にはクックパッドに載っていた料理)を褒めてくれた。
……ちょっと嬉しい。

「それじゃあ食べよっか?」
「うん!」

「せーの……」
「いただきます!」
「いただきます!」

僕は熱々の手羽先の端の方に付けたアルミホイルを持ちながら、手羽先を豪快に食べる。

口の中に醤油ダレのパンチの利いた味と、
ジューシーな手羽先の味が広がり、まるで力強いバリトン声の男性の歌を聴いているような気分になった。

そしてそれをご飯と一緒に頬張った。
すると口の中で、力強いバリトン声に、優しいトランペットの音が加わり、より良い
ものになったように、ご飯の旨みが波紋のように広がってきた。

僕と神様はつい、
「旨い!」
と同時に叫んでしまった。




「カチャカチャカチャ……」
洗剤をつけたスポンジで洗い物を洗っていると、横から神様が覗いてきて、
「手伝おうか?」
と訊いてきた。

僕は、手伝ってもらえるなら、手伝ってもらおうと思い、神様に洗い物を食器乾燥器にいれるように頼んだ。

神様は二つ返事で、「いいよ、分かった!」と言った。

僕はただ、ただ、こんな日常がいつまでも続けばいいのにな、と思った。
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