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十二章 セイレン商団との遭遇的な?
セイレンのイメージは男盛り令嬢です。
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~前回のあらすじ~
古今東西の天才が集まる街"オフィリア"。そんな街の端に、ある男が…え?前回はそんな話じゃなかった?たまにはしっかりとあらすじをしろ?
…すみません覚えてないんです許してくださいなんでもしますから(なんでもするとは言ってない)
…はい。本編始まります。
*
まず闇の商人が色々聞き込みした結果によると、セイレンは"セイレン商団"と呼ばれる、この世界物流を独占し握っている商団の一人娘らしい。
そして、ここが重要なのだが……
――彼女は、あくまで"隠し子"扱いらしい。
どうやらセイレンは拾い子で、一代目セイレンはなんともまぁ残酷なことなのだが、一代目の歌を聴いて誰も死ななかった船があったせいで、セイレンの力の代償として、死んでしまったらしい。
そして今現在彼女は、セイレン商団の敵となりそうなヤツらをその美声で殺すように商団のリーダーに脅され、仕方なく殺しているらしい。
「全く…酷いやつですよね。セイレン商団のリーダー。まぁ、そいつが…"知恵の神アテナ"じゃなかったら簡単だったんですけどね…」
(ところで今現在、敵の生き残りって何人?と今感じたそこの君!ゼウス達三人の神とペルセポネ、アレスにアテナ、プロメーテウスの七人です。
あっ。ヘスティアはもう味方だし、ヘルメス…は微妙なところ。by作者)
「アテナか……」
アテナ。ギリシャ神話によれば…確か、ゼウスの娘だったはず。あとヘスティアと同類のなんちゃら。まぁ、詳しくはググった方が早い気がする。
「まぁ、セイレン誘拐するだけだし、結構簡単だと思いますよ…ただ…」
ゴクリと私含め一同が重い唾を飲む。
「アテナは知恵の神なのでヘスティアの二倍の魔力を保持していると心に留めておいてください」
…時空魔法使う以外で勝ち目あるのか?というか、明らか賢そうな人に時空魔法なんて当てられるのか?
(あかん…アカンやつやで…時空魔法つえぇぇぇ!が出来ないぞ…考えろ、考えろ自分…!)
「そうか」
私がつい漏らしたその声に、みんなが反応してコチラを向いてきた。
「わざわざ時空魔法を使わなくてもさ…ゴニョゴニョゴニョゴニョ…」
「えっ。それってもしかして…」
ヘスティアがマジ天才!と言いたげな目で見てくる。
「うん。ちょっと失敗したら闇の商人が骨になるかもね」
「ダーク勇者…前回といい、今回といい、回を重ねる毎に私の扱い、酷くなってきません?最終的にゼウスの技を避けるために私を盾にしようとかしないで下さいよ?はぁ…まったく」
ふむふむ、嫌そうにしているが、少しは乗り気のようだ。
「それじゃあ作戦決行しますか!」
「おぉー!」
私達はそれぞれ準備を始めた。
古今東西の天才が集まる街"オフィリア"。そんな街の端に、ある男が…え?前回はそんな話じゃなかった?たまにはしっかりとあらすじをしろ?
…すみません覚えてないんです許してくださいなんでもしますから(なんでもするとは言ってない)
…はい。本編始まります。
*
まず闇の商人が色々聞き込みした結果によると、セイレンは"セイレン商団"と呼ばれる、この世界物流を独占し握っている商団の一人娘らしい。
そして、ここが重要なのだが……
――彼女は、あくまで"隠し子"扱いらしい。
どうやらセイレンは拾い子で、一代目セイレンはなんともまぁ残酷なことなのだが、一代目の歌を聴いて誰も死ななかった船があったせいで、セイレンの力の代償として、死んでしまったらしい。
そして今現在彼女は、セイレン商団の敵となりそうなヤツらをその美声で殺すように商団のリーダーに脅され、仕方なく殺しているらしい。
「全く…酷いやつですよね。セイレン商団のリーダー。まぁ、そいつが…"知恵の神アテナ"じゃなかったら簡単だったんですけどね…」
(ところで今現在、敵の生き残りって何人?と今感じたそこの君!ゼウス達三人の神とペルセポネ、アレスにアテナ、プロメーテウスの七人です。
あっ。ヘスティアはもう味方だし、ヘルメス…は微妙なところ。by作者)
「アテナか……」
アテナ。ギリシャ神話によれば…確か、ゼウスの娘だったはず。あとヘスティアと同類のなんちゃら。まぁ、詳しくはググった方が早い気がする。
「まぁ、セイレン誘拐するだけだし、結構簡単だと思いますよ…ただ…」
ゴクリと私含め一同が重い唾を飲む。
「アテナは知恵の神なのでヘスティアの二倍の魔力を保持していると心に留めておいてください」
…時空魔法使う以外で勝ち目あるのか?というか、明らか賢そうな人に時空魔法なんて当てられるのか?
(あかん…アカンやつやで…時空魔法つえぇぇぇ!が出来ないぞ…考えろ、考えろ自分…!)
「そうか」
私がつい漏らしたその声に、みんなが反応してコチラを向いてきた。
「わざわざ時空魔法を使わなくてもさ…ゴニョゴニョゴニョゴニョ…」
「えっ。それってもしかして…」
ヘスティアがマジ天才!と言いたげな目で見てくる。
「うん。ちょっと失敗したら闇の商人が骨になるかもね」
「ダーク勇者…前回といい、今回といい、回を重ねる毎に私の扱い、酷くなってきません?最終的にゼウスの技を避けるために私を盾にしようとかしないで下さいよ?はぁ…まったく」
ふむふむ、嫌そうにしているが、少しは乗り気のようだ。
「それじゃあ作戦決行しますか!」
「おぉー!」
私達はそれぞれ準備を始めた。
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