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#1 その少女、不完全につき
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「……は?」
まず出てきた声がこれだ。
仕方ないだろう。URLクリックしたと思えば画面に少女、プログラムかなんかだろうが、自分が作ったという心当たりがない。
「……?マスターが混乱している事を確認しました。私はマスターによろしくお願いします、と言ったのです。」
「そうじゃなくてだな…。お前、どこから来た。開発者の名前は?なにが目的だ?」
とにかく自分が疑問に思ったことを羅列してみる。
自分が混乱しているのもあるが、自分が今まで作ったデータなどが持ってかれたとなれば大問題だ。
それを聞いたルナとかいう少女は
「申し訳ありません。開発者の名前、場所は覚えていません。その人に『もういらない』と言われてしまったので。…目的については…そうですね…。私の望みは1つ、私というプログラムを完成させて欲しいのです。私は元々喜怒哀楽もありましたし、会話も問題なかったと認識しています。だから…。」
…なるほど、何らかでシステムの大半を喪失、さらにはその主からは不必要扱い。
それで元を取り戻したくて何の因果か俺のところに来た。
……ほんとに偶然かよ。
…まぁ、プログラム制作は俺の得意分野だし、今のところ仕事だって余裕はある。
恩を売っといて損はねぇかな…。
「……仕方ねぇから協力してやるよ。ただし、お前も俺の仕事手伝えよ。」
「はい、了解しました。しばらくお世話になります。」
…やっぱなんか怖いな、感情ねーの。
いや、俺も傍から見ればこんなもんかもな。
さて、どこから手をつけるかな…。
まず出てきた声がこれだ。
仕方ないだろう。URLクリックしたと思えば画面に少女、プログラムかなんかだろうが、自分が作ったという心当たりがない。
「……?マスターが混乱している事を確認しました。私はマスターによろしくお願いします、と言ったのです。」
「そうじゃなくてだな…。お前、どこから来た。開発者の名前は?なにが目的だ?」
とにかく自分が疑問に思ったことを羅列してみる。
自分が混乱しているのもあるが、自分が今まで作ったデータなどが持ってかれたとなれば大問題だ。
それを聞いたルナとかいう少女は
「申し訳ありません。開発者の名前、場所は覚えていません。その人に『もういらない』と言われてしまったので。…目的については…そうですね…。私の望みは1つ、私というプログラムを完成させて欲しいのです。私は元々喜怒哀楽もありましたし、会話も問題なかったと認識しています。だから…。」
…なるほど、何らかでシステムの大半を喪失、さらにはその主からは不必要扱い。
それで元を取り戻したくて何の因果か俺のところに来た。
……ほんとに偶然かよ。
…まぁ、プログラム制作は俺の得意分野だし、今のところ仕事だって余裕はある。
恩を売っといて損はねぇかな…。
「……仕方ねぇから協力してやるよ。ただし、お前も俺の仕事手伝えよ。」
「はい、了解しました。しばらくお世話になります。」
…やっぱなんか怖いな、感情ねーの。
いや、俺も傍から見ればこんなもんかもな。
さて、どこから手をつけるかな…。
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