18 / 48
キャラダイスでの大事件
指名依頼
しおりを挟む
・指名依頼
タンポポがDランク冒険者になって1週間が経過した。色々考えた結果、討伐依頼よりも町の配達依頼などをこなしてしまった方が計算上儲かることがわかってしまったのでタンポポと俺は特に早起きをするでもなくゆっくりと冒険者ギルドへ向かうことができていた。一昨日からはタンポポの妹が箒が届き、それに乗って飛行及び配達も行っている。しかし、驚いたことに箒の素材は俺が良く知る植物である竹そのものであった。タンポポの実家はタンポポもタヌキの獣人だし、気候などがひょっとしたら日本に似ているのかもしれない。
「指名依頼ですか……何故、ボクの所に?」
タンポポは俺に気を使っているのか、俺が参加していない日常会話にも魔術を使ってくれている。その心遣いは正直とてもありがたいものだ。そして、どうやらタンポポの口ぶり的になにか問題が起こったらしい。
「……りょ、領主さまからですか? う……こ、これは……」
受付の人が何事かを言うとどさっと重い金属音がする袋をテーブルの上に置く。この1週間働いて来たからわかる。あの中には俺とタンポポがしっかりと3日ほど働いたと同じぐらいの金が入っている。タンポポの言葉を断片的に拾うなら、ここの領主から指名依頼が入ったという事だろう。それもかなりの金を積まれている。1度の仕事でこれはとてもきな臭い。それとも遠征などの時間がかかる依頼なのだろうか。
「本当に依頼内容は、領主さまが用意されている鞄にたくさんのお菓子を買って詰めて戻ってくるだけなんですか? こ、これ、ボクじゃなくても出来ますよね?」
とてもとてもきな臭い。この町のお菓子だけでなく、他の町にも赴いたとしても簡単すぎる気がする。いや、この金を使って買って来いという事かそれなら納得できる。
「いえ、きょ、拒否はしませんけど……領主さまの命令ということでもあるということですもんね」
受付のお姉さんが険しい顔をしている。なるほど、何か冒険者ギルドにも決まりごとがあるのだろう。
「で、では、前金確かに頂きました。依頼をこなしてきます」
前金……ということは成功報酬もあるということか。もう明らかにおかしいことだらけだ。タンポポもそれを感じているようで困った顔を俺に向けてくる。
「とりあえず、いつもより慎重に仕事をするしかない……タンポポは箒から絶対に手を離さないように。何か問題があったら空を飛んで逃げる。念の為他の依頼は受けずこれだけに集中しよう」
「そうですね……すいません、指名依頼のためこれらはキャンセルでお願いします」
タンポポは受けようと思っていた依頼書を受付の人に返していく。受付の人も頷いて作業を始めてくれているので問題はないだろう。
俺とタンポポは気合を入れて冒険者ギルドを出るとタンポポは箒の中に俺を入れて、跨る……この辺りもタンポポと色々話し合いたいところである。せめて、跨るではなくお尻を乗せるだけとかにしてほしい。というより、タンポポのワンピースやら下着がやたらめったらぼろぼろで薄いのでこう。こう……えぇい。雑念は捨てよう。これからなんだかきな臭い仕事に行くのだ。俺は1週間でずいぶんとなれた上空からの景色を楽しみながら、タンポポに言われるまでもなく領主の屋敷の方へと飛んでいく。
キャラダイスの町の領主の館はそれなりに大きな建物だ。ゼン神教会と比べるとこの町にある建物はどんな建物も小さく見えてしまうが、さすがは領主の住む家。門の前には門番が立っており別の意味でお金がかかっているのがわかる。俺は門番から少し離れた所へと高度を下げていく。
「D級冒険者のタンポポです。こちらの依頼を受けました」
タンポポが門番に依頼書を渡すと門番は少し意外そうな表情を見せた。依頼の内容なのかタンポポの姿が意外だったのか……それはわからないが門番は近くの日陰にいたもう1人の門番に受け取った依頼書を手渡す。門番はタンポポのことをじろじろ見ており、タンポポは領主からの依頼ということで少し緊張しているようでがちがちの笑顔のまま固まってしまっている。俺は箒になっているので出来ることと言えばそんな2人を観察することぐらいである。暫くすると門番がかなり大きな旅行鞄のようなものをえっちらおっちらしながら運んできた。門番の足取り的にそれなりに重そうである。門番が何事かをタンポポに説明する。タンポポはその説明を真剣に聞いて何度もうなずく。
「か、かしこまりました。お菓子を買うためのお金は鞄の中に入っているのでそれを使います。鞄をお菓子でいっぱいにしたら戻ってきます。早く戻ってくることができればその分、ボーナスがでるで間違いありませんか」
依頼の内容が俺にもわかるようにタンポポが復唱してくれる。この復唱のおかげでタンポポもうっかりミスが減ったとなんだか嬉しそうにしていた。それにしても貨幣だけで鍛えて良そうな門番があんなにもふらふらするものなんだろうか? 俺は不思議に思いながらも旅行鞄の取っ手に箒の柄を通して重さを確認する。貨幣だけでこの重さだと考えると……俺たちとタンポポが1年間働いたとしても溜めるの難しそうな量が入っていると思われる。領主やばい。
「タンポポ、とりあえずどうするんだ? この鞄思ったより大きいぞ?」
「うーん。そうですね。ボクもお菓子なんて高級品を買うのは初めてです。とりあえずどれぐらいの量売っているか確認するために近くのお菓子を売っている場所へ行ってみたいです」
「そうするか」
何がどれぐらい置いているのか、そもそもこの町だけでお菓子がいっぱいになるのか……わからないことが多い。それになんともきな臭いというか話がうますぎるのも気になる。タンポポは鞄がしっかり俺に固定されるのを確かめて、俺をしっかり握ってくる。ふわりと空を飛んで領主の家からは近場である通称『金持ち通り』へと向かった。金持ち通りは金持ち以外の多くの人間がそうよんでいる通称でこの通りの正式な名前は『エリザベス』通りである。領主様初めての子どもでご長女のエリザベスが生まれた時に領主さまが喜びのあまり、娘が転んでも痛くないようにと領主の家に近い通りに私財をつぎ込んでインフラを整備した通りらしい。インフラが整ったことで通りの周りの土地の値段があがり金持ちが住みはじめ、金持ちを対象にした高級店が並ぶようになった。もちろん、この周辺だけは異様に治安がいい。今現在いる路地裏にすらゴミひとつ落ちていないのだからすごいものである。
この事からわかるかもしれないが……タンポポと俺はすっごく場違いなのである。
「お、お店の中にさえ入れないなんて……」
「まぁ、落ち着けタンポポ。この鞄とか中に入ってる貨幣袋とかに領主のマークとかはいってるかもしれない。それ見せればわりとなんとかなるかもしれん」
「そ、そうですね。ちょっと探してみます」
俺の確証のない言葉にタンポポ元気を取り戻し、鞄をじっくりと観察するが特にマークは発見できなかったようで続いて鞄を開ける。
「あれ、おかしいですね。これベルトで閉じられてないのに今までどうして閉じてたんでしょ――」
「やーぁぁぁぁっと外ですのね!!!!!!! あなたがタンポポね。あの堅苦しい家からエリザベスを連れ出してくれたこと褒めてさしあげるわ」
鞄の中からすごいふわふわのドレスに身を包んだ少女がびっくり箱の様に飛び出してきた。かわいい、訂正。可哀想なことにタンポポの尻尾がものすごく膨らんでいた。
タンポポがDランク冒険者になって1週間が経過した。色々考えた結果、討伐依頼よりも町の配達依頼などをこなしてしまった方が計算上儲かることがわかってしまったのでタンポポと俺は特に早起きをするでもなくゆっくりと冒険者ギルドへ向かうことができていた。一昨日からはタンポポの妹が箒が届き、それに乗って飛行及び配達も行っている。しかし、驚いたことに箒の素材は俺が良く知る植物である竹そのものであった。タンポポの実家はタンポポもタヌキの獣人だし、気候などがひょっとしたら日本に似ているのかもしれない。
「指名依頼ですか……何故、ボクの所に?」
タンポポは俺に気を使っているのか、俺が参加していない日常会話にも魔術を使ってくれている。その心遣いは正直とてもありがたいものだ。そして、どうやらタンポポの口ぶり的になにか問題が起こったらしい。
「……りょ、領主さまからですか? う……こ、これは……」
受付の人が何事かを言うとどさっと重い金属音がする袋をテーブルの上に置く。この1週間働いて来たからわかる。あの中には俺とタンポポがしっかりと3日ほど働いたと同じぐらいの金が入っている。タンポポの言葉を断片的に拾うなら、ここの領主から指名依頼が入ったという事だろう。それもかなりの金を積まれている。1度の仕事でこれはとてもきな臭い。それとも遠征などの時間がかかる依頼なのだろうか。
「本当に依頼内容は、領主さまが用意されている鞄にたくさんのお菓子を買って詰めて戻ってくるだけなんですか? こ、これ、ボクじゃなくても出来ますよね?」
とてもとてもきな臭い。この町のお菓子だけでなく、他の町にも赴いたとしても簡単すぎる気がする。いや、この金を使って買って来いという事かそれなら納得できる。
「いえ、きょ、拒否はしませんけど……領主さまの命令ということでもあるということですもんね」
受付のお姉さんが険しい顔をしている。なるほど、何か冒険者ギルドにも決まりごとがあるのだろう。
「で、では、前金確かに頂きました。依頼をこなしてきます」
前金……ということは成功報酬もあるということか。もう明らかにおかしいことだらけだ。タンポポもそれを感じているようで困った顔を俺に向けてくる。
「とりあえず、いつもより慎重に仕事をするしかない……タンポポは箒から絶対に手を離さないように。何か問題があったら空を飛んで逃げる。念の為他の依頼は受けずこれだけに集中しよう」
「そうですね……すいません、指名依頼のためこれらはキャンセルでお願いします」
タンポポは受けようと思っていた依頼書を受付の人に返していく。受付の人も頷いて作業を始めてくれているので問題はないだろう。
俺とタンポポは気合を入れて冒険者ギルドを出るとタンポポは箒の中に俺を入れて、跨る……この辺りもタンポポと色々話し合いたいところである。せめて、跨るではなくお尻を乗せるだけとかにしてほしい。というより、タンポポのワンピースやら下着がやたらめったらぼろぼろで薄いのでこう。こう……えぇい。雑念は捨てよう。これからなんだかきな臭い仕事に行くのだ。俺は1週間でずいぶんとなれた上空からの景色を楽しみながら、タンポポに言われるまでもなく領主の屋敷の方へと飛んでいく。
キャラダイスの町の領主の館はそれなりに大きな建物だ。ゼン神教会と比べるとこの町にある建物はどんな建物も小さく見えてしまうが、さすがは領主の住む家。門の前には門番が立っており別の意味でお金がかかっているのがわかる。俺は門番から少し離れた所へと高度を下げていく。
「D級冒険者のタンポポです。こちらの依頼を受けました」
タンポポが門番に依頼書を渡すと門番は少し意外そうな表情を見せた。依頼の内容なのかタンポポの姿が意外だったのか……それはわからないが門番は近くの日陰にいたもう1人の門番に受け取った依頼書を手渡す。門番はタンポポのことをじろじろ見ており、タンポポは領主からの依頼ということで少し緊張しているようでがちがちの笑顔のまま固まってしまっている。俺は箒になっているので出来ることと言えばそんな2人を観察することぐらいである。暫くすると門番がかなり大きな旅行鞄のようなものをえっちらおっちらしながら運んできた。門番の足取り的にそれなりに重そうである。門番が何事かをタンポポに説明する。タンポポはその説明を真剣に聞いて何度もうなずく。
「か、かしこまりました。お菓子を買うためのお金は鞄の中に入っているのでそれを使います。鞄をお菓子でいっぱいにしたら戻ってきます。早く戻ってくることができればその分、ボーナスがでるで間違いありませんか」
依頼の内容が俺にもわかるようにタンポポが復唱してくれる。この復唱のおかげでタンポポもうっかりミスが減ったとなんだか嬉しそうにしていた。それにしても貨幣だけで鍛えて良そうな門番があんなにもふらふらするものなんだろうか? 俺は不思議に思いながらも旅行鞄の取っ手に箒の柄を通して重さを確認する。貨幣だけでこの重さだと考えると……俺たちとタンポポが1年間働いたとしても溜めるの難しそうな量が入っていると思われる。領主やばい。
「タンポポ、とりあえずどうするんだ? この鞄思ったより大きいぞ?」
「うーん。そうですね。ボクもお菓子なんて高級品を買うのは初めてです。とりあえずどれぐらいの量売っているか確認するために近くのお菓子を売っている場所へ行ってみたいです」
「そうするか」
何がどれぐらい置いているのか、そもそもこの町だけでお菓子がいっぱいになるのか……わからないことが多い。それになんともきな臭いというか話がうますぎるのも気になる。タンポポは鞄がしっかり俺に固定されるのを確かめて、俺をしっかり握ってくる。ふわりと空を飛んで領主の家からは近場である通称『金持ち通り』へと向かった。金持ち通りは金持ち以外の多くの人間がそうよんでいる通称でこの通りの正式な名前は『エリザベス』通りである。領主様初めての子どもでご長女のエリザベスが生まれた時に領主さまが喜びのあまり、娘が転んでも痛くないようにと領主の家に近い通りに私財をつぎ込んでインフラを整備した通りらしい。インフラが整ったことで通りの周りの土地の値段があがり金持ちが住みはじめ、金持ちを対象にした高級店が並ぶようになった。もちろん、この周辺だけは異様に治安がいい。今現在いる路地裏にすらゴミひとつ落ちていないのだからすごいものである。
この事からわかるかもしれないが……タンポポと俺はすっごく場違いなのである。
「お、お店の中にさえ入れないなんて……」
「まぁ、落ち着けタンポポ。この鞄とか中に入ってる貨幣袋とかに領主のマークとかはいってるかもしれない。それ見せればわりとなんとかなるかもしれん」
「そ、そうですね。ちょっと探してみます」
俺の確証のない言葉にタンポポ元気を取り戻し、鞄をじっくりと観察するが特にマークは発見できなかったようで続いて鞄を開ける。
「あれ、おかしいですね。これベルトで閉じられてないのに今までどうして閉じてたんでしょ――」
「やーぁぁぁぁっと外ですのね!!!!!!! あなたがタンポポね。あの堅苦しい家からエリザベスを連れ出してくれたこと褒めてさしあげるわ」
鞄の中からすごいふわふわのドレスに身を包んだ少女がびっくり箱の様に飛び出してきた。かわいい、訂正。可哀想なことにタンポポの尻尾がものすごく膨らんでいた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる