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夏休み
無人島?漂流生活開始
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青い空、青い海、爛々と輝く太陽。遥が起きた時に最初に見たものである。なんだ、夢かと思いもう一度目を閉じるが、耳にはざざーっとヒーリング効果の高そうな波が寄せては返す音がする。鼻は潮の匂いでくすぐられ始めて海に来た時のことを強制的に思い出してしまう。熱い砂浜に触れている肌は火傷しそうなほど熱くなっている。口の中はじゃりっと砂の感覚があり、目の前にある海で口をゆすぐと口の中いっぱいに塩味が拡がる。
遥の五感全てが今、目の前に広がる光景は本物であることを告げている。周りを見ると仁と順が先ほどの遥と同じように眠っているように見える。更に周りを見ると大きな旅行鞄が波打ち際、ぎりぎり濡れない場所に放置されていた。この旅行かばんは遥のものである。
「なんだこれ……」
遥は必死に前後の記憶を思い出す。確か、昨日、協力してくれた7月分のご褒美を8月分もこみこみで渡すと言っていた。順と仁も1週間ばっちりと時間が出来たので『海』で1週間ほど過ごせるように取り計らうとドドが言っていたはず。
目の前にはばっちり海がある。なるほど、嘘は言っていない。砂浜の近くにログハウスのようなものも見える……しかし、目に見える範囲の人工物はそれだけしかなく、あとはうっそうとしたジャングルが見えるだけである。むろん、海の方は水平線だけしか見えない。
遥は慌ててスマホを確認するが圏外になっている。しかし、新着メッセージが1つは言っていることに気が付き……無駄かと思ったがそのメッセージを読もうとアプリを開くとどういうわけかメッセージを開くことができた。
『このメッセージを見ているということは、ボクのサプライズが成功しているという事でしょう。まず、状況を説明します。そこは無人島です。頑張って生きてください。食料と水、薪などは準備してあります。マッチなどもありますが火起こしは頑張ってください。尚、危険な生物はそこに生息していないので安心ですね。5日間ほど頑張って生き抜いて下さい。食料は最低限しかないので、森で果物をとってきたり、海で魚を取ってご飯を豪華にすることをお勧めします。共同生活でなんかいい感じの雰囲気になることを祈っています』
たしかに、無人島で子どもだけで過ごすなんて言うのはしたくても中々できない体験なのは間違いない……しかし、予告もなしに放り出されたらどうしていいかわからない。遥はドドを五日後にどうにかこうにかして殴るのをしばらくのモチベーションにすることに決めながら、他の2人を起こしにかかる。
「んっ……な、なんだこれ」
「……おいっ。ログハウスあるぜ! なんかわかんねぇけど、直射日光きついしあそこにはいって休もうぜ!」
仁は現実逃避をするように海や森の間で視線を彷徨わせることしかできていなかったが、順はログハウスを見つけるとテンションが上がり、自分の状況を把握するよりも前にとりあえず、動くことを提案する。この状況で本当に生き残れるのはおそらく順のようなやつなんだろうなと遥は思いながら、仁の肩に手を置く。
「とりあえず、あそこにあるのは仁と順の荷物だろう。あれをもってログハウスに入っておこう」
「あ、あぁ、そうだな。何故こんなところにいるのかはわからないが……ここにいるよりはいいだろう」
ログハウスに鍵はかかっておらず、問題なく中に入ることができた。中の設備は意外と整っており、トイレはあるが電球などの照明施設はない。水道もないが汲み上げポンプが設置してあり、飲料で着そうなほど透明感のある真水が問題なくくみ出せた。部屋の隅には調理器具と調味料、更に結構な量のお米と小麦、食器類がまとめておいてある。かまどなどが見当たらないので基本的に火は外で扱えということなのだろう。家の裏手にドラムカン風呂もあった。
この設備に順は目を輝かせて楽しむ気満々の笑顔で、すでに色々準備を始めようとしていた。
「お、おい、勝手に使うのはどうなんだ」
「緊急避難ってやつだしセーフだろたぶん!」
「まぁ、今は生き残ることを考えようぜ……仁」
こうして、奇妙は無人島生活の幕が明けるのだった。
遥の五感全てが今、目の前に広がる光景は本物であることを告げている。周りを見ると仁と順が先ほどの遥と同じように眠っているように見える。更に周りを見ると大きな旅行鞄が波打ち際、ぎりぎり濡れない場所に放置されていた。この旅行かばんは遥のものである。
「なんだこれ……」
遥は必死に前後の記憶を思い出す。確か、昨日、協力してくれた7月分のご褒美を8月分もこみこみで渡すと言っていた。順と仁も1週間ばっちりと時間が出来たので『海』で1週間ほど過ごせるように取り計らうとドドが言っていたはず。
目の前にはばっちり海がある。なるほど、嘘は言っていない。砂浜の近くにログハウスのようなものも見える……しかし、目に見える範囲の人工物はそれだけしかなく、あとはうっそうとしたジャングルが見えるだけである。むろん、海の方は水平線だけしか見えない。
遥は慌ててスマホを確認するが圏外になっている。しかし、新着メッセージが1つは言っていることに気が付き……無駄かと思ったがそのメッセージを読もうとアプリを開くとどういうわけかメッセージを開くことができた。
『このメッセージを見ているということは、ボクのサプライズが成功しているという事でしょう。まず、状況を説明します。そこは無人島です。頑張って生きてください。食料と水、薪などは準備してあります。マッチなどもありますが火起こしは頑張ってください。尚、危険な生物はそこに生息していないので安心ですね。5日間ほど頑張って生き抜いて下さい。食料は最低限しかないので、森で果物をとってきたり、海で魚を取ってご飯を豪華にすることをお勧めします。共同生活でなんかいい感じの雰囲気になることを祈っています』
たしかに、無人島で子どもだけで過ごすなんて言うのはしたくても中々できない体験なのは間違いない……しかし、予告もなしに放り出されたらどうしていいかわからない。遥はドドを五日後にどうにかこうにかして殴るのをしばらくのモチベーションにすることに決めながら、他の2人を起こしにかかる。
「んっ……な、なんだこれ」
「……おいっ。ログハウスあるぜ! なんかわかんねぇけど、直射日光きついしあそこにはいって休もうぜ!」
仁は現実逃避をするように海や森の間で視線を彷徨わせることしかできていなかったが、順はログハウスを見つけるとテンションが上がり、自分の状況を把握するよりも前にとりあえず、動くことを提案する。この状況で本当に生き残れるのはおそらく順のようなやつなんだろうなと遥は思いながら、仁の肩に手を置く。
「とりあえず、あそこにあるのは仁と順の荷物だろう。あれをもってログハウスに入っておこう」
「あ、あぁ、そうだな。何故こんなところにいるのかはわからないが……ここにいるよりはいいだろう」
ログハウスに鍵はかかっておらず、問題なく中に入ることができた。中の設備は意外と整っており、トイレはあるが電球などの照明施設はない。水道もないが汲み上げポンプが設置してあり、飲料で着そうなほど透明感のある真水が問題なくくみ出せた。部屋の隅には調理器具と調味料、更に結構な量のお米と小麦、食器類がまとめておいてある。かまどなどが見当たらないので基本的に火は外で扱えということなのだろう。家の裏手にドラムカン風呂もあった。
この設備に順は目を輝かせて楽しむ気満々の笑顔で、すでに色々準備を始めようとしていた。
「お、おい、勝手に使うのはどうなんだ」
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こうして、奇妙は無人島生活の幕が明けるのだった。
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―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
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