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第三章
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二時間目と三時間目の間にクラスのみんなは三々五々と群れを成して実験室に向かった。尤其は白洛因の隣を歩いていたが、彼の顔が強張ったままなので、つい軽口を叩く。
「顧海は実際すごくお前に親切だよな」
そのとき白洛因は石慧のことを考えていたのだが、尤其の言葉に我に返った。
「あいつが俺に親切だって?」
白洛因は尤其の口を割いてやりたい衝動に駆られた。
「適当なことを言うなよ。どこを見てそう思うんだ?」
尤其は襟を直し、淡々と答える。
「今朝の朝飯にしても、すごく手間をかけてる。ケーキやパンはまだスーパーで一度に買えるとしても、肉饅頭やクレープ、お焼きなんかはひとつずつ屋台に並ばないと買えないだろう」
白洛因の表情はわずかに和らいだが、語気は依然として淡々としていた。
「もしかしたら一度に全部買える屋台があるのかもしれないぞ」
「そんな大きな朝食の屋台を見たことがあるか? もし本当にあったら、街の管理組織にとっくに捕まってるよ。感謝しろよ。俺ならあんなにたくさんの種類を買って来いと言われても行列に並び続けるのは無理だ」
白洛因はどれも出来立てで温かかったことを思い出す。
「よくわからないんだけど、お前はどうしていつも顧海を目の敵にするんだ?」
「俺が目の敵にしてるって?」
白洛因は身に覚えのないことを言われ、壁に頭をぶつけたくなった。
「向こうが俺を気に入らず、粗探しばかりしてくるんだよ。奴が俺に手を出さないようにしてくれる人が現れたら、跪いて三回頭を下げるよ」
尤其はそれを聞いて笑う。
「そんなにか? 俺は、顧海はお前をすごく好きなんだと思うよ。俺が振り返るといつもお前のことをじっと見てるし。男のくせに一日中お前を見つめてるなんて、一体どういうことだ?」
「ろくでもないことを考えてるに決まってるだろう!」
「でもあいつの目はうっとりしてたぞ!」
白洛因は思わず階段を踏み外しそうになった。
「白洛因、なんでここにいるんだ?」
馴染んだ声が聞こえてきた。白洛因は微笑みを浮かべ、楊猛に大股で近づいて彼の肩に手を回す。
「次の授業が実験だから実験室に行くんだ」
「そうか」
楊猛は嬉しそうに笑いながら、尤其の存在に気づいた。
「誰だ?」
「俺の前の席に座ってる尤其(特に)だ」
白洛因は彼を紹介する。楊猛は頷きながら言葉を続ける。
「それから?」
「なにがそれからなんだ?」
「続きを言えよ」
「もう全部言っただろう?」
白洛因は楊猛の後頭部を軽く叩く。
「何の続きだよ?」
楊猛はぽかんとする。
「まだ名前を言ってないだろう!」
白洛因は固まった。さすが幼馴染、俺と同じ反応だ。
尤其は額に張り付いた長い髪を吹き飛ばしながらやるせない顔になる。
「俺の名前は尤其(特に)っていうんだ」
楊猛は気まずい笑顔を浮かべた。
「なんでそんな変な名前を付けたんだ」
尤其は顔色を変える。
「ムカつく言い方だな」
「ムカつくなら名前を変えればいいじゃないか」
「……」
短い会話を交わした後、白洛因と尤其はふたたび実験室に向かって歩き出し、尤其は口を開いた。
「さっきのあいつ、名前は何ていうんだ?」
「楊猛」
「ハッ、俺の名前より嘘臭いじゃないか!」
白洛因は意味深長に笑う。
「うん……お前ら二人はお似合いだな」
「でも確かにお前の友達は綺麗な顔だし、俺と釣り合うかも」
「実験室には硫酸があるぞ。俺の手が滑ってお前にぶっかけるかもしれないから気をつけろ」
「……」
英語の授業中、白洛因はずっと落ち着かなかった。なにかに焼かれているように背中が熱くなったかと思うと、急に服の中に氷を突っ込まれたかのように寒くなりブルブル震える。
「俺は、顧海はお前のことがすごく好きなんだと思うよ。俺が振り返るといつも顧海はお前をじっと見てるし」
尤其の言葉を思い出し、火のように熱かった体がぞっとして寒くなる。
白洛因はゆっくり頭を動かし、片目でそっと背後を窺っていくと、顧海の目から発している強い光にぶつかった。そしてその光の中に自分の横顔が映っていることに気づく。
クソ、やっぱり尤其の言ったとおりだ!
「何見てるんだよ」
顧海は冷笑する。
「お前の頭はハンドルと同じだ。俺が見ててやらないと、間違えてドブに突っ込むかもしれないだろう」
「……」
「クラスの雰囲気が重いな。みんな眠いようだね。よし、こうしよう。誰か一番歌のうまい生徒がみんなに英語の歌を一曲披露してくれないかな。それで気分を盛り上げてみないか?」
皆は拍手で賛同した。
「誰が歌う? 立候補してくれ」
皆は黙り込んだ。英語教師は苦笑する。
「じゃあ推薦にしようか。誰かいるかな」
長い沈黙の後、教室の隅から落ち着いてよく通る男の声が聞こえてきた。
「白洛因」
白洛因は顧海の首を絞めて殺したくなった。
「白洛因は? 君の名前が挙がったぞ」
白洛因は立ち上がり、ついでに太腿で後ろの机をガタっと押しやる。顧海の胸元に強い衝撃を与えたはずだ。
立ち上がったのだから歌わないわけにいかない。白洛因は謙遜もせず臆することもなく、一番得意な歌を選んで軽い調子で歌い始めた。
短い曲だったが、顧海の衝撃はとても大きかった。
その英語の歌は彼が幼い頃に母親がいつもハミングしていたものだった。当時母は歌を口ずさみながら一人でワルツを踊っていて、まるで孤高の白鳥のように美しかった。あれからずいぶん経つが、この歌を聞くと母と過ごした懐かしい時間が蘇るようだった。
クラスメートの拍手が響くと顧海は夢から覚めたようにハッとし、着席する白洛因を見た。
隣の席の男子が思わずぼやく。
「白洛因、お前万能すぎるだろう。神様はすべての長所を全部お前に与えたのか? ひとつぐらい俺に分けてくれてもいいだろう!」
白洛因が賛美を味わう間もなく、背後からまた冷たい声が聞こえてきた。
「てっきりお前の口は飯を食うことと嫌味を言うことしかできないと思ってたよ」
時間が経つにつれ、周囲は顧海と白洛因が犬猿の仲であることに気づいた。白洛因が東と言えば顧海は西と言い、白洛因が何かすれば顧海は必ず邪魔をする……クラスのガリ勉ですら白洛因に聞いてくるようになった。
「顧海はなんでいつもお前を目の敵にするんだ?」
「頭がおかしいんだよ」
そうでなければ彼の言動に納得がいく理由が見つからない。もしまともな精神を持った人間なら、ここまで躍起になって彼の粗探しをすることはないだろう。彼こそ顧海に聞いてみたい。一体俺の何が気に入らないんだ? なぜ他の人間には普通なのに、俺にだけ……。
だがそれを聞こうにも毎回白洛因が口を開く前に、相手は攻撃を始める。割を食わないために白洛因は反撃するしかない。
短期決戦の計画は結局なし崩しになっていった。
「顧海は実際すごくお前に親切だよな」
そのとき白洛因は石慧のことを考えていたのだが、尤其の言葉に我に返った。
「あいつが俺に親切だって?」
白洛因は尤其の口を割いてやりたい衝動に駆られた。
「適当なことを言うなよ。どこを見てそう思うんだ?」
尤其は襟を直し、淡々と答える。
「今朝の朝飯にしても、すごく手間をかけてる。ケーキやパンはまだスーパーで一度に買えるとしても、肉饅頭やクレープ、お焼きなんかはひとつずつ屋台に並ばないと買えないだろう」
白洛因の表情はわずかに和らいだが、語気は依然として淡々としていた。
「もしかしたら一度に全部買える屋台があるのかもしれないぞ」
「そんな大きな朝食の屋台を見たことがあるか? もし本当にあったら、街の管理組織にとっくに捕まってるよ。感謝しろよ。俺ならあんなにたくさんの種類を買って来いと言われても行列に並び続けるのは無理だ」
白洛因はどれも出来立てで温かかったことを思い出す。
「よくわからないんだけど、お前はどうしていつも顧海を目の敵にするんだ?」
「俺が目の敵にしてるって?」
白洛因は身に覚えのないことを言われ、壁に頭をぶつけたくなった。
「向こうが俺を気に入らず、粗探しばかりしてくるんだよ。奴が俺に手を出さないようにしてくれる人が現れたら、跪いて三回頭を下げるよ」
尤其はそれを聞いて笑う。
「そんなにか? 俺は、顧海はお前をすごく好きなんだと思うよ。俺が振り返るといつもお前のことをじっと見てるし。男のくせに一日中お前を見つめてるなんて、一体どういうことだ?」
「ろくでもないことを考えてるに決まってるだろう!」
「でもあいつの目はうっとりしてたぞ!」
白洛因は思わず階段を踏み外しそうになった。
「白洛因、なんでここにいるんだ?」
馴染んだ声が聞こえてきた。白洛因は微笑みを浮かべ、楊猛に大股で近づいて彼の肩に手を回す。
「次の授業が実験だから実験室に行くんだ」
「そうか」
楊猛は嬉しそうに笑いながら、尤其の存在に気づいた。
「誰だ?」
「俺の前の席に座ってる尤其(特に)だ」
白洛因は彼を紹介する。楊猛は頷きながら言葉を続ける。
「それから?」
「なにがそれからなんだ?」
「続きを言えよ」
「もう全部言っただろう?」
白洛因は楊猛の後頭部を軽く叩く。
「何の続きだよ?」
楊猛はぽかんとする。
「まだ名前を言ってないだろう!」
白洛因は固まった。さすが幼馴染、俺と同じ反応だ。
尤其は額に張り付いた長い髪を吹き飛ばしながらやるせない顔になる。
「俺の名前は尤其(特に)っていうんだ」
楊猛は気まずい笑顔を浮かべた。
「なんでそんな変な名前を付けたんだ」
尤其は顔色を変える。
「ムカつく言い方だな」
「ムカつくなら名前を変えればいいじゃないか」
「……」
短い会話を交わした後、白洛因と尤其はふたたび実験室に向かって歩き出し、尤其は口を開いた。
「さっきのあいつ、名前は何ていうんだ?」
「楊猛」
「ハッ、俺の名前より嘘臭いじゃないか!」
白洛因は意味深長に笑う。
「うん……お前ら二人はお似合いだな」
「でも確かにお前の友達は綺麗な顔だし、俺と釣り合うかも」
「実験室には硫酸があるぞ。俺の手が滑ってお前にぶっかけるかもしれないから気をつけろ」
「……」
英語の授業中、白洛因はずっと落ち着かなかった。なにかに焼かれているように背中が熱くなったかと思うと、急に服の中に氷を突っ込まれたかのように寒くなりブルブル震える。
「俺は、顧海はお前のことがすごく好きなんだと思うよ。俺が振り返るといつも顧海はお前をじっと見てるし」
尤其の言葉を思い出し、火のように熱かった体がぞっとして寒くなる。
白洛因はゆっくり頭を動かし、片目でそっと背後を窺っていくと、顧海の目から発している強い光にぶつかった。そしてその光の中に自分の横顔が映っていることに気づく。
クソ、やっぱり尤其の言ったとおりだ!
「何見てるんだよ」
顧海は冷笑する。
「お前の頭はハンドルと同じだ。俺が見ててやらないと、間違えてドブに突っ込むかもしれないだろう」
「……」
「クラスの雰囲気が重いな。みんな眠いようだね。よし、こうしよう。誰か一番歌のうまい生徒がみんなに英語の歌を一曲披露してくれないかな。それで気分を盛り上げてみないか?」
皆は拍手で賛同した。
「誰が歌う? 立候補してくれ」
皆は黙り込んだ。英語教師は苦笑する。
「じゃあ推薦にしようか。誰かいるかな」
長い沈黙の後、教室の隅から落ち着いてよく通る男の声が聞こえてきた。
「白洛因」
白洛因は顧海の首を絞めて殺したくなった。
「白洛因は? 君の名前が挙がったぞ」
白洛因は立ち上がり、ついでに太腿で後ろの机をガタっと押しやる。顧海の胸元に強い衝撃を与えたはずだ。
立ち上がったのだから歌わないわけにいかない。白洛因は謙遜もせず臆することもなく、一番得意な歌を選んで軽い調子で歌い始めた。
短い曲だったが、顧海の衝撃はとても大きかった。
その英語の歌は彼が幼い頃に母親がいつもハミングしていたものだった。当時母は歌を口ずさみながら一人でワルツを踊っていて、まるで孤高の白鳥のように美しかった。あれからずいぶん経つが、この歌を聞くと母と過ごした懐かしい時間が蘇るようだった。
クラスメートの拍手が響くと顧海は夢から覚めたようにハッとし、着席する白洛因を見た。
隣の席の男子が思わずぼやく。
「白洛因、お前万能すぎるだろう。神様はすべての長所を全部お前に与えたのか? ひとつぐらい俺に分けてくれてもいいだろう!」
白洛因が賛美を味わう間もなく、背後からまた冷たい声が聞こえてきた。
「てっきりお前の口は飯を食うことと嫌味を言うことしかできないと思ってたよ」
時間が経つにつれ、周囲は顧海と白洛因が犬猿の仲であることに気づいた。白洛因が東と言えば顧海は西と言い、白洛因が何かすれば顧海は必ず邪魔をする……クラスのガリ勉ですら白洛因に聞いてくるようになった。
「顧海はなんでいつもお前を目の敵にするんだ?」
「頭がおかしいんだよ」
そうでなければ彼の言動に納得がいく理由が見つからない。もしまともな精神を持った人間なら、ここまで躍起になって彼の粗探しをすることはないだろう。彼こそ顧海に聞いてみたい。一体俺の何が気に入らないんだ? なぜ他の人間には普通なのに、俺にだけ……。
だがそれを聞こうにも毎回白洛因が口を開く前に、相手は攻撃を始める。割を食わないために白洛因は反撃するしかない。
短期決戦の計画は結局なし崩しになっていった。
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