9 / 17
第1章表 神隠し
大和国と山陽国
しおりを挟む
食事を済ませた俺と柊は、食事処で隣に座って俺たちに話しかけてきた男の後を追う。男は軽い性格と表現すれば良いのだろうか。普通に店員に会釈しながら店を後にし、町の北側の方へ歩いていった。
「村を襲った連中の仲間ではなさそうだな」
「うん」
「人影は少し減ったな」
もともとあまり多くは人間がいないのだろう。一番繁盛している道をそれれば、人影は途端に少なくなる。男を追うこと数分、男は裏道に入り込み、誰かと会話し始めた。俺たちは裏通りの人影のない場所で会話している風を装って聞き耳を立てた。
『何かあったか?』
『変な兄妹のような奴らがいてな。町の東から入ってきているから、方角は間違いないないはずなんや。猪を狩ったと言ってた』
『…それで?』
『もしかしたらあの二槍武人が殺されたかもしれんな』
『まさか…、あいつは外れとはいえ京で略奪をした野郎よ。小さな村一つじゃ防衛すらできねえはず…』
『だが、方角的にあの村近くに潜伏しているのは間違いないねえ。松本様の防衛の布陣を引いたおかげで松本領には直接の影響はなかった。あの村は松本様が問題ないと言っていたが、その通りになったのかもしれんな』
なっていないな。かなりの被害が出た。死んだ人間は30を超える。それもほとんどが男だった。
『にわかには信じられんな』
『松本様も今回の件は協力的だったしな』
『仕方あるまいて。例の村は重要な拠点よ。封印が解かれれば大和国だけの問題ではないのだ。俺たち山陽国にも影響が出てしまう』
どうやら西側の言葉を使っていたのは、本当に西側の人間で訳があったらしい。
「山陽国と大和国は戦争中のはずなのに」
「そうなのか?」
「うん。出雲でいつも戦ってる。ずっと決着がつかないんだよ」
「ふむ」
長期間も戦争をすると次第に惰性な戦争になっていっていると見るべきか。推測の域を出ないな。戦争中の国同士で何でこうも簡単に武士が入ってこれるのか。
「武士が来ているってことは意外と戦争は終わっていたりしてな」
「なんで?」
「なんでって、武士は兵力だろ」
「ああ、そうか。仁がわからないのも無理ないね。大和と山陽が戦争しているのは事実だよ。ただ、今はもう神々と仙人だけで戦っているらしいんだ」
「神々と仙人?」
「そうだよ。最初の頃は総力戦だったんだけど次第に兵糧が足りなくなって、兵糧を必要としない神様と仙人の戦いになったんだ」
「へー」
神と仙人の戦いか。こちらの世界の神の力は元いた世界の神々の伝承よりもかなり弱いと思われる。伝承なんてもりもりに盛った虚構話だから正しいかどうか知らないが、少なくとも神と呼ばれる部類が超人のような存在と引き分けること自体が、俺にはあまり馴染みがない。神というのは超次元的な存在だと思っていたが、そうでもないのかもしれないな。それとも仙人がアホみたいに強いのかもしれない。
まだ男たちは会話していた。話はだいぶ変わっている。
『それでよう、その奴隷がえらい可愛い娘でな』
『いくらだったんだ?』
『大判10枚よ』
『たっけえなあ、そら財政赤字の松本様には臨時収益や』
『どこから攫った娘かの』
『どこやろうなあ、ここいらはあまり戦争しておらんはずだが』
『やべ、そろそろ時間や』
『おう、頑張れよ』
男たちは別れ、それぞれが違う方向へ足を進める。
「どうするの?」
「もう追跡はいいだろう。今日は違うところを見てみよう」
「そうだね…」
柊は意気消沈状態だ。松本領からは援軍というよりはあの村なら問題がないという変に信頼された結果、防衛部隊を派遣されなかったのかもしれない。性質をほぼすべての村人が解放している村というのは、柊たちや山賊や町の人から聞くにかなり珍しい。なら戦力を割かないのも無理はない。ただ、相手がかなりの手練れだったということが誤算だったのだろう。
その後、マッピングのために町を回っていた。中央通りをそれて、厳重に隔離された場所に鳥居のようなもんがあり、柊からそれが界門だということを教えてもらった。露天で食べ歩いたりしながら町を散策し、夕刻には宿に戻った。
「気になるのか?」
「え?」
宿の夕ご飯を食べながら、ふと柊を見るとたまに陰のある表情をするので聞いてみる。
「気にならないわけではないよ。村にいてもやることがないし、領主様にはたぶん
村長が対応してくれるだろうし、…ただ」
「…ただ?」
「何もできない自分が嫌になるの」
「そうか…、そういえば、稽古をつけていなかったな。湯に入る前に少し見てみるか」
「あ、うん。お願いします」
その後、ご飯を食べる音だけが部屋に流れていた。
宿から少し離れた位置に空き地のような場所があり、繁華街も静寂になり、盛っているのは遊郭だろう。日が沈み始めた時間帯からが開店らしい。視界が悪くなる時間に稽古というのはいささか間違っているだろうが、柊も乗り気だったので、ひとまず相手をしてみる。手元にあるのは真剣だけ、鞘に入れた状態で軽く打ち合うことにする。
「…なるほどな」
柊には聞こえない音量で俺は呟く。
神の加護というのが多少なりともわかってきた。おそらくは剣術の才能か何かだろう。槍使いや妖怪と戦った時も思ったが、刀を握った相手よりまるっきり戦い辛かった。加護による身体能力の差と技術の差でそのまま押し切ったが、刀を握った相手には負ける気が微塵も感じず、自分が高慢にも余裕を持て余して相手取ることができる。今も柊を前にして一切負ける気がしない。足運びの動きすら予見して避けることができる。この薄暗い時間にもかかわらず、俺は鞘をガードにも使わず、柊の攻撃を100回きっかり避け切った。
「はあ、はあ、はあ…」
「光の性質が切れたか」
「こんなに、差が、あるなんて…、うっ、はあ、はあ」
これが神の加護か。恐ろしい力をもらったものだ。柊は弱くはない。だが、それでも体の動きに無駄があり、いろいろと足りない筋力もある。だが、それらをすべて伝えたところでパンクしてしまうだろう。本人の現状を踏まえて少しずつ成長して行くのに必要な手順を考える。
「柊に何が足りていないか、ある程度わかった。明日の早朝に狩りに行くが、それが終われば軽く技術の指南をしよう」
「あ、ありがとうございます」
「そんなに畏まらなくていい」
「でも、教わる、側だから」
「…柊が気にするなら稽古中は敬語ということにしておくか?」
「そうします」
ようやく息を落ち着かせた柊が顔を拭う。
斬られてはいけない。柊は明らかに実践不足だ。実践で、妖と戦った際に腰が引けているのは、必要分以上に回避に比重を割いていた。鎌鼬はかなりの実力をもっていたが、柊は回避に専念し続けていて、さらには符術を使って回避に補正を入れていた。あれでは長期戦になる上に、柊が1人で戦えば、その勝率は著しく低いだろう。
だが、実践なんてものを経験することなんてほとんどないからな。どうするか。
「村を襲った連中の仲間ではなさそうだな」
「うん」
「人影は少し減ったな」
もともとあまり多くは人間がいないのだろう。一番繁盛している道をそれれば、人影は途端に少なくなる。男を追うこと数分、男は裏道に入り込み、誰かと会話し始めた。俺たちは裏通りの人影のない場所で会話している風を装って聞き耳を立てた。
『何かあったか?』
『変な兄妹のような奴らがいてな。町の東から入ってきているから、方角は間違いないないはずなんや。猪を狩ったと言ってた』
『…それで?』
『もしかしたらあの二槍武人が殺されたかもしれんな』
『まさか…、あいつは外れとはいえ京で略奪をした野郎よ。小さな村一つじゃ防衛すらできねえはず…』
『だが、方角的にあの村近くに潜伏しているのは間違いないねえ。松本様の防衛の布陣を引いたおかげで松本領には直接の影響はなかった。あの村は松本様が問題ないと言っていたが、その通りになったのかもしれんな』
なっていないな。かなりの被害が出た。死んだ人間は30を超える。それもほとんどが男だった。
『にわかには信じられんな』
『松本様も今回の件は協力的だったしな』
『仕方あるまいて。例の村は重要な拠点よ。封印が解かれれば大和国だけの問題ではないのだ。俺たち山陽国にも影響が出てしまう』
どうやら西側の言葉を使っていたのは、本当に西側の人間で訳があったらしい。
「山陽国と大和国は戦争中のはずなのに」
「そうなのか?」
「うん。出雲でいつも戦ってる。ずっと決着がつかないんだよ」
「ふむ」
長期間も戦争をすると次第に惰性な戦争になっていっていると見るべきか。推測の域を出ないな。戦争中の国同士で何でこうも簡単に武士が入ってこれるのか。
「武士が来ているってことは意外と戦争は終わっていたりしてな」
「なんで?」
「なんでって、武士は兵力だろ」
「ああ、そうか。仁がわからないのも無理ないね。大和と山陽が戦争しているのは事実だよ。ただ、今はもう神々と仙人だけで戦っているらしいんだ」
「神々と仙人?」
「そうだよ。最初の頃は総力戦だったんだけど次第に兵糧が足りなくなって、兵糧を必要としない神様と仙人の戦いになったんだ」
「へー」
神と仙人の戦いか。こちらの世界の神の力は元いた世界の神々の伝承よりもかなり弱いと思われる。伝承なんてもりもりに盛った虚構話だから正しいかどうか知らないが、少なくとも神と呼ばれる部類が超人のような存在と引き分けること自体が、俺にはあまり馴染みがない。神というのは超次元的な存在だと思っていたが、そうでもないのかもしれないな。それとも仙人がアホみたいに強いのかもしれない。
まだ男たちは会話していた。話はだいぶ変わっている。
『それでよう、その奴隷がえらい可愛い娘でな』
『いくらだったんだ?』
『大判10枚よ』
『たっけえなあ、そら財政赤字の松本様には臨時収益や』
『どこから攫った娘かの』
『どこやろうなあ、ここいらはあまり戦争しておらんはずだが』
『やべ、そろそろ時間や』
『おう、頑張れよ』
男たちは別れ、それぞれが違う方向へ足を進める。
「どうするの?」
「もう追跡はいいだろう。今日は違うところを見てみよう」
「そうだね…」
柊は意気消沈状態だ。松本領からは援軍というよりはあの村なら問題がないという変に信頼された結果、防衛部隊を派遣されなかったのかもしれない。性質をほぼすべての村人が解放している村というのは、柊たちや山賊や町の人から聞くにかなり珍しい。なら戦力を割かないのも無理はない。ただ、相手がかなりの手練れだったということが誤算だったのだろう。
その後、マッピングのために町を回っていた。中央通りをそれて、厳重に隔離された場所に鳥居のようなもんがあり、柊からそれが界門だということを教えてもらった。露天で食べ歩いたりしながら町を散策し、夕刻には宿に戻った。
「気になるのか?」
「え?」
宿の夕ご飯を食べながら、ふと柊を見るとたまに陰のある表情をするので聞いてみる。
「気にならないわけではないよ。村にいてもやることがないし、領主様にはたぶん
村長が対応してくれるだろうし、…ただ」
「…ただ?」
「何もできない自分が嫌になるの」
「そうか…、そういえば、稽古をつけていなかったな。湯に入る前に少し見てみるか」
「あ、うん。お願いします」
その後、ご飯を食べる音だけが部屋に流れていた。
宿から少し離れた位置に空き地のような場所があり、繁華街も静寂になり、盛っているのは遊郭だろう。日が沈み始めた時間帯からが開店らしい。視界が悪くなる時間に稽古というのはいささか間違っているだろうが、柊も乗り気だったので、ひとまず相手をしてみる。手元にあるのは真剣だけ、鞘に入れた状態で軽く打ち合うことにする。
「…なるほどな」
柊には聞こえない音量で俺は呟く。
神の加護というのが多少なりともわかってきた。おそらくは剣術の才能か何かだろう。槍使いや妖怪と戦った時も思ったが、刀を握った相手よりまるっきり戦い辛かった。加護による身体能力の差と技術の差でそのまま押し切ったが、刀を握った相手には負ける気が微塵も感じず、自分が高慢にも余裕を持て余して相手取ることができる。今も柊を前にして一切負ける気がしない。足運びの動きすら予見して避けることができる。この薄暗い時間にもかかわらず、俺は鞘をガードにも使わず、柊の攻撃を100回きっかり避け切った。
「はあ、はあ、はあ…」
「光の性質が切れたか」
「こんなに、差が、あるなんて…、うっ、はあ、はあ」
これが神の加護か。恐ろしい力をもらったものだ。柊は弱くはない。だが、それでも体の動きに無駄があり、いろいろと足りない筋力もある。だが、それらをすべて伝えたところでパンクしてしまうだろう。本人の現状を踏まえて少しずつ成長して行くのに必要な手順を考える。
「柊に何が足りていないか、ある程度わかった。明日の早朝に狩りに行くが、それが終われば軽く技術の指南をしよう」
「あ、ありがとうございます」
「そんなに畏まらなくていい」
「でも、教わる、側だから」
「…柊が気にするなら稽古中は敬語ということにしておくか?」
「そうします」
ようやく息を落ち着かせた柊が顔を拭う。
斬られてはいけない。柊は明らかに実践不足だ。実践で、妖と戦った際に腰が引けているのは、必要分以上に回避に比重を割いていた。鎌鼬はかなりの実力をもっていたが、柊は回避に専念し続けていて、さらには符術を使って回避に補正を入れていた。あれでは長期戦になる上に、柊が1人で戦えば、その勝率は著しく低いだろう。
だが、実践なんてものを経験することなんてほとんどないからな。どうするか。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。
棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
魔法筆職人の俺が居なくなったら、お前ら魔法使えないけど良いんだよな?!
川井田ナツナ
ファンタジー
俺は慈悲深い人間だ。
だから、魔法の『ま』の字も理解していない住民たちに俺の作った魔法筆を使わせてあげていた。
だが、国の総意は『国家転覆罪で国外追放』だとよ。
馬鹿だとは思っていたが、俺の想像を絶する馬鹿だったとはな……。
俺が居なくなったら、お前ら魔法使えなくて生活困るだろうけど良いってことだよな??
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる