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優しいってなんだろ?
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いつやってそう。
太郎君は恥しいのか照れながら、
等身大の全力な優しさをくれる 。
( ちょっと重い なんて 。←)
「 神奈川?」
「 なに?」
「これ、忘れてんで 。あほ。 笑」
憎まれ口言うの、
照れ隠しなんやろ ?
やって、
私の前に居る太郎君の耳、
真っ赤やで ?笑
「 神奈川。」
「 なによ~?」
「 一緒に その あの 御飯 食べへん か ?」
下向いてもじもじ・ぼそぼそ。
「 いや や 。」
「 ! なんでやねんっ。 」
びっくりした顔。
「 冗談やん~。笑」
「ちょ、おまっ馬路なんやねんっ。
人が丁寧に誘ってんのにっ。」
早口で文句ばっかり。
太郎君、すぐにぼやくもんね⌒♪笑←
わたしとあなたは、高校で出会って、
たまたま席が隣で、委員会も同じで、
家の方向も一緒で 。
そう、でも人見知りのわたしと太郎君が一番仲良くなったきっかけは、
バスケ だったやんね 。
お互い、中学校はバスケ部で。
高校でも、やっぱりバスケ部で。
わたしと太郎君は俗に言う、バスケ人間やった訳で 。
初めての委員会終わりの金曜日、
教室に向う途中の道で、
まだ部活が始まってないのか、
誰も居ない体育館に、
誰かが忘れたのか、一つのバスケットボール。
受験でバスケからちょっと距離を置いていた私は一人、
目の前を歩く彼に何も言わずに、
気がつけば、ドリブルをしていた 。←
体育館に、だんだんとドリブルの音が響く。
ゴール狙って、シュートを打ち込んだ。
なのに、ぼーるはリングに弾かれて、
彼の手に 。
「 えっ 。」
彼がだんだんとドリブルをする。
( 純粋に綺麗だなって想った。)
彼が綺麗な弧を描いて、シュートを決めた。
(あまりにも綺麗過ぎて、ちょっとむかついた。笑←)
「 神奈川 、バスケ好きなん ?」
ボールを拾いながら、私に言葉を投げかけた。
「 中学、バスケ部やったし。」
「まじっ?俺もバスケ部やったわぁ~。笑」
目をキラキラと輝かせて、
私に彼は言った 。
「 試合、せぇーへん?」
唇を上にちょっと上げて、にやりと彼は言った。
「 別にええけど 。」
体育館に二人、
響くボールの音、シュートの音、足音、吐息……。
全てが貴方とだから、
私の心にずっと残っていくと想うの 。
結果は、引き分け。
お互いすごい息が上がってて、汗だくで。
試合にきりなんかなくて、ただ只管にバスケを全力でしてた 。
「 なかなかやるやんけ 。笑」
彼は荒い息の中私にそういって、手を差し出した。
「 そっちこそ、なかなかやった 。笑」
私の息遣いだって、荒いけどね。
彼と握手した 。
これが、私と彼の始まり。
だけど、多分、
私と彼はまだまだ当分、
関係が発展する事は無いんやと想う 。笑←
( 貴 方 は 優 し 過 ぎ る 。 )
年明けて、正月が過ぎれば、
ちらちらとチョコを目にするようになる 。
2月14日、聖バレンタインデー。
(皆、何だかんだ言って楽しむよね?)
「 神奈川。」
「 なに?」
「 俺、チョコ好きやねん !」
「 はぁー。」
「うん、それだけやから。」
顔真っ赤にしてぴゅーってどっかに行った、太郎君。
( てか、いきなりなんなん?)
「 雪枝~。」
「 ん~?」
友達の 葵がいきなり目の前に来た。
「 本田君と相変わらず仲良しやねぇ~♪」
「 えっ まぁ普通やん?」
「またそないな事いうんやぁ~↓」
「 はい?」
「何で、付き合ってへんの?」
「またその話~?」
「やって、傍からみたら恋人に見えるもんっ。
それに絶対、本田君は雪枝 の事好きやん~^^!」
「そんなんありえへんて~、
わたしと太郎君はただの友達やってぇ~。笑」
目の前の 葵の顔がさっきまであんなにニヤニヤしてたのに、
何故か今は、「あっ」って顔してる。
( わたしの後ろになんかあったっけ?)
そう想い後ろを振り返ると、
太郎君が悲しそうな顔をして、立っていた 。
( 何でそんな顔してんの ?←)
「 どないしたん、太郎君 ?」
沈黙が重くて、話しかけてみた。
そしたら太郎君、思いっきり下手糞な作り笑いで
「一緒に飯食べようと想ってんけど、今日は 長谷川と一緒に飯食うん?
なら、俺も今日は久しぶりに二郎と飯でも食べようかなぁ~。」
なんて言って、とぼとぼまたどこかへいってしまった 。
(何言ってんねやろ、今日の昼休みもう終わったやん。むしろ、一緒に食べたやん。
てか、あともう少しで授業始まるなのに何処行くんやろ?)
「 やっぱり 。」
葵は、一人腕を組んでうんうんと頷いていた。
「 雪枝!」
「な、なに?」
「 バレンタイン、本田君にチョコあげよう !」
「何でよっ?!」
「めっちゃ今傷ついてたんやん、さっきだってチョコ好きなんて言いに来てたやん!」
( 会話聞いてたんかぁ。苦笑)
「うん、今日の放課後チョコ買いに行こう!」
葵は、一人盛り上がって席に戻ってしまった。
( 本間にチョコあげるん ?)
あれから本当に放課後、 葵とチョコを買いに行って。
今日が問題の、2月14日。
あれから太郎君は別に変わりなくて。
( まぁ、前よりは少し絡んで来るの少なくなったかなぁ~位で 。)
朝から 葵に、
『 雪枝、分かってるやんな?
絶対にチョコ渡すんやで!
で、頑張って自分の素直な気持ち伝えるんやで!
本田君、あんまり女子と話してんの見た事ないけど、
確実に、もてるんは確かやからな!
そんな自分の気持ち曖昧にしてると、
本田君、誰かの男になってまうんやからなっ!』
って、めっちゃ言われた 。
(でも、別に私は友達なのに 。)
放課後。
今日は珍しく部活が休みで。
昇降口に太郎君 と女の子 ?
( あれ、なんやろ ?)
も や も や するのはなんで ?
女の子が太郎君にチョコらしきものを渡した。
ドキドキ・ドキドキ 。
太郎君は困ったように笑って、受け取った。
チクリ 。
女の子も哀しそうな顔で、パタパタと太郎君の元から走っていった 。
急に、怖くなった 。
困った顔で受け取った袋の中を見てちょっと嬉しそうな彼の横顔に、
いらついたし、何より悲しかった 。
何事も無かったかのように私は、彼の元へ言った。
太郎君は私が近くに来ると、さっと袋を鞄の中に入れた。
(何だかその行為も嫌。)
「 なぁ、何かあった?」
「えっ」
「 元気なさそうやん 。」
(何言ってんの、アンタのせいやろっ!)
「 べっつにっ!」
「ちょぉ、何で怒ってんねん?」
(だから、全部ぜんぶアンタのせいせいやって言うてるやろっ!!)
ん、ちょっとまって 。
太郎君、関係あるん?
私がただ勝手に凹んで怒ってるだけやないの?
あぁ~、いややな 。
気付いてもうーた 。
わ た し 、 太郎君 に 惚 れ て る 。
「 なぁ、本間になんかあったやろ?」
心配して、私の顔を覗き込む太郎君。
( 変に鈍感な所やって !)
「 好き みたい 。」
「は?」
突然口かた出てきた言葉に、私も太郎君も吃驚。
「ちょ、なに ?」
ちょっと不機嫌になった太郎君。
「 私、太郎君の事好き みたい 。」
「 はっ?!」
目見開いてる、太郎君。
「 ほんまに ?」
うんって意味で頷いたら、
いきなり、抱きしめられたっ!
「 えっ 。」
「 俺も、好き や 。」
彼の横顔、真っ赤な耳を見て、
自然に愛しいと想った。
( ただね 貴方の事が 愛しいと 想ったのよ !)
太郎君は恥しいのか照れながら、
等身大の全力な優しさをくれる 。
( ちょっと重い なんて 。←)
「 神奈川?」
「 なに?」
「これ、忘れてんで 。あほ。 笑」
憎まれ口言うの、
照れ隠しなんやろ ?
やって、
私の前に居る太郎君の耳、
真っ赤やで ?笑
「 神奈川。」
「 なによ~?」
「 一緒に その あの 御飯 食べへん か ?」
下向いてもじもじ・ぼそぼそ。
「 いや や 。」
「 ! なんでやねんっ。 」
びっくりした顔。
「 冗談やん~。笑」
「ちょ、おまっ馬路なんやねんっ。
人が丁寧に誘ってんのにっ。」
早口で文句ばっかり。
太郎君、すぐにぼやくもんね⌒♪笑←
わたしとあなたは、高校で出会って、
たまたま席が隣で、委員会も同じで、
家の方向も一緒で 。
そう、でも人見知りのわたしと太郎君が一番仲良くなったきっかけは、
バスケ だったやんね 。
お互い、中学校はバスケ部で。
高校でも、やっぱりバスケ部で。
わたしと太郎君は俗に言う、バスケ人間やった訳で 。
初めての委員会終わりの金曜日、
教室に向う途中の道で、
まだ部活が始まってないのか、
誰も居ない体育館に、
誰かが忘れたのか、一つのバスケットボール。
受験でバスケからちょっと距離を置いていた私は一人、
目の前を歩く彼に何も言わずに、
気がつけば、ドリブルをしていた 。←
体育館に、だんだんとドリブルの音が響く。
ゴール狙って、シュートを打ち込んだ。
なのに、ぼーるはリングに弾かれて、
彼の手に 。
「 えっ 。」
彼がだんだんとドリブルをする。
( 純粋に綺麗だなって想った。)
彼が綺麗な弧を描いて、シュートを決めた。
(あまりにも綺麗過ぎて、ちょっとむかついた。笑←)
「 神奈川 、バスケ好きなん ?」
ボールを拾いながら、私に言葉を投げかけた。
「 中学、バスケ部やったし。」
「まじっ?俺もバスケ部やったわぁ~。笑」
目をキラキラと輝かせて、
私に彼は言った 。
「 試合、せぇーへん?」
唇を上にちょっと上げて、にやりと彼は言った。
「 別にええけど 。」
体育館に二人、
響くボールの音、シュートの音、足音、吐息……。
全てが貴方とだから、
私の心にずっと残っていくと想うの 。
結果は、引き分け。
お互いすごい息が上がってて、汗だくで。
試合にきりなんかなくて、ただ只管にバスケを全力でしてた 。
「 なかなかやるやんけ 。笑」
彼は荒い息の中私にそういって、手を差し出した。
「 そっちこそ、なかなかやった 。笑」
私の息遣いだって、荒いけどね。
彼と握手した 。
これが、私と彼の始まり。
だけど、多分、
私と彼はまだまだ当分、
関係が発展する事は無いんやと想う 。笑←
( 貴 方 は 優 し 過 ぎ る 。 )
年明けて、正月が過ぎれば、
ちらちらとチョコを目にするようになる 。
2月14日、聖バレンタインデー。
(皆、何だかんだ言って楽しむよね?)
「 神奈川。」
「 なに?」
「 俺、チョコ好きやねん !」
「 はぁー。」
「うん、それだけやから。」
顔真っ赤にしてぴゅーってどっかに行った、太郎君。
( てか、いきなりなんなん?)
「 雪枝~。」
「 ん~?」
友達の 葵がいきなり目の前に来た。
「 本田君と相変わらず仲良しやねぇ~♪」
「 えっ まぁ普通やん?」
「またそないな事いうんやぁ~↓」
「 はい?」
「何で、付き合ってへんの?」
「またその話~?」
「やって、傍からみたら恋人に見えるもんっ。
それに絶対、本田君は雪枝 の事好きやん~^^!」
「そんなんありえへんて~、
わたしと太郎君はただの友達やってぇ~。笑」
目の前の 葵の顔がさっきまであんなにニヤニヤしてたのに、
何故か今は、「あっ」って顔してる。
( わたしの後ろになんかあったっけ?)
そう想い後ろを振り返ると、
太郎君が悲しそうな顔をして、立っていた 。
( 何でそんな顔してんの ?←)
「 どないしたん、太郎君 ?」
沈黙が重くて、話しかけてみた。
そしたら太郎君、思いっきり下手糞な作り笑いで
「一緒に飯食べようと想ってんけど、今日は 長谷川と一緒に飯食うん?
なら、俺も今日は久しぶりに二郎と飯でも食べようかなぁ~。」
なんて言って、とぼとぼまたどこかへいってしまった 。
(何言ってんねやろ、今日の昼休みもう終わったやん。むしろ、一緒に食べたやん。
てか、あともう少しで授業始まるなのに何処行くんやろ?)
「 やっぱり 。」
葵は、一人腕を組んでうんうんと頷いていた。
「 雪枝!」
「な、なに?」
「 バレンタイン、本田君にチョコあげよう !」
「何でよっ?!」
「めっちゃ今傷ついてたんやん、さっきだってチョコ好きなんて言いに来てたやん!」
( 会話聞いてたんかぁ。苦笑)
「うん、今日の放課後チョコ買いに行こう!」
葵は、一人盛り上がって席に戻ってしまった。
( 本間にチョコあげるん ?)
あれから本当に放課後、 葵とチョコを買いに行って。
今日が問題の、2月14日。
あれから太郎君は別に変わりなくて。
( まぁ、前よりは少し絡んで来るの少なくなったかなぁ~位で 。)
朝から 葵に、
『 雪枝、分かってるやんな?
絶対にチョコ渡すんやで!
で、頑張って自分の素直な気持ち伝えるんやで!
本田君、あんまり女子と話してんの見た事ないけど、
確実に、もてるんは確かやからな!
そんな自分の気持ち曖昧にしてると、
本田君、誰かの男になってまうんやからなっ!』
って、めっちゃ言われた 。
(でも、別に私は友達なのに 。)
放課後。
今日は珍しく部活が休みで。
昇降口に太郎君 と女の子 ?
( あれ、なんやろ ?)
も や も や するのはなんで ?
女の子が太郎君にチョコらしきものを渡した。
ドキドキ・ドキドキ 。
太郎君は困ったように笑って、受け取った。
チクリ 。
女の子も哀しそうな顔で、パタパタと太郎君の元から走っていった 。
急に、怖くなった 。
困った顔で受け取った袋の中を見てちょっと嬉しそうな彼の横顔に、
いらついたし、何より悲しかった 。
何事も無かったかのように私は、彼の元へ言った。
太郎君は私が近くに来ると、さっと袋を鞄の中に入れた。
(何だかその行為も嫌。)
「 なぁ、何かあった?」
「えっ」
「 元気なさそうやん 。」
(何言ってんの、アンタのせいやろっ!)
「 べっつにっ!」
「ちょぉ、何で怒ってんねん?」
(だから、全部ぜんぶアンタのせいせいやって言うてるやろっ!!)
ん、ちょっとまって 。
太郎君、関係あるん?
私がただ勝手に凹んで怒ってるだけやないの?
あぁ~、いややな 。
気付いてもうーた 。
わ た し 、 太郎君 に 惚 れ て る 。
「 なぁ、本間になんかあったやろ?」
心配して、私の顔を覗き込む太郎君。
( 変に鈍感な所やって !)
「 好き みたい 。」
「は?」
突然口かた出てきた言葉に、私も太郎君も吃驚。
「ちょ、なに ?」
ちょっと不機嫌になった太郎君。
「 私、太郎君の事好き みたい 。」
「 はっ?!」
目見開いてる、太郎君。
「 ほんまに ?」
うんって意味で頷いたら、
いきなり、抱きしめられたっ!
「 えっ 。」
「 俺も、好き や 。」
彼の横顔、真っ赤な耳を見て、
自然に愛しいと想った。
( ただね 貴方の事が 愛しいと 想ったのよ !)
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