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時間止まらないかな…?
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私は、今、入院している。
突然の病気。
もうすぐ、私は、天国に、旅立つ……。
「よぉー、調子、どぅー?」
「んっ、まぁまぁ、かなっ?」
太郎君は、私の彼氏。
いつも、お見舞いに来てくれる。
今日は、クリスマス。
先生からのクリスマスプレゼントということで、
特別に、外出許可をもらった……。
久しぶりの太郎君とのデート。
デートといっても、私は、もう歩くことが出来ないから、
車椅子なんだけど……。
久しぶりの洋服。
精一杯の御洒落。
太郎君と、デパートを見て回った。
太郎君は、私に、かわいいニット帽を買ってくれた。
太郎君と、夜ご飯を食べた。
いっぱい、おしゃべりした。
太郎君と、クリスマスツリーのイルミネーションを見た。
私は、太郎君に手作りのマフラーをプレゼントした。
「 ぁりがとぅ……///」
太郎君は、喜んでくれて、照れながらマフラーをしてくれた……。
太郎君は、私に可愛いクロスのネックレスをプレゼントしてくれた。
「ありがとうv」
太郎君は、私にネックレスをつけてくれた。
さっき、太郎君に買ってもらった、ニット帽も、かぶった。
太郎君と、目が合った……。
飾られたクリスマスツリーの前で、私と太郎君は、キスをした。
太郎君は、何度も私とキスをした。
短いキスから、深い長いキスになって、
太郎君は、
私をギュッて、強くきつく抱きしめた。
「 ずっと、俺のそばに居って……?」
「……ぅん……。」
「 嘘ついたら、許さへんからな……。」
「……ぅん……。」
「 何で、お前が、病気にならなアカンねん……。
こんなに、頑張ってるんに、
何で、直らへんねん……。」
「……太郎君……。」
「 俺、お前んこと、一生離さへんからな……。」
「……ぅん……。」
太郎君は、泣いていた……。
私も、泣いていた……。
私の人生の中で、
貴方と出会えることが、できて、
本当によかった。
私は、桜咲く3月に、
大好きな貴方に手を握られながら、
永遠の眠りについた……。
ねぇー、太郎君。
私は、貴方が、一番好きだよ。
いっぱい、ありがとね。
約束、守れなくて、ごめんね。
太郎君、幸せになってね。
+ 貴方と過ごした最高のクリスマス +
突然の病気。
もうすぐ、私は、天国に、旅立つ……。
「よぉー、調子、どぅー?」
「んっ、まぁまぁ、かなっ?」
太郎君は、私の彼氏。
いつも、お見舞いに来てくれる。
今日は、クリスマス。
先生からのクリスマスプレゼントということで、
特別に、外出許可をもらった……。
久しぶりの太郎君とのデート。
デートといっても、私は、もう歩くことが出来ないから、
車椅子なんだけど……。
久しぶりの洋服。
精一杯の御洒落。
太郎君と、デパートを見て回った。
太郎君は、私に、かわいいニット帽を買ってくれた。
太郎君と、夜ご飯を食べた。
いっぱい、おしゃべりした。
太郎君と、クリスマスツリーのイルミネーションを見た。
私は、太郎君に手作りのマフラーをプレゼントした。
「 ぁりがとぅ……///」
太郎君は、喜んでくれて、照れながらマフラーをしてくれた……。
太郎君は、私に可愛いクロスのネックレスをプレゼントしてくれた。
「ありがとうv」
太郎君は、私にネックレスをつけてくれた。
さっき、太郎君に買ってもらった、ニット帽も、かぶった。
太郎君と、目が合った……。
飾られたクリスマスツリーの前で、私と太郎君は、キスをした。
太郎君は、何度も私とキスをした。
短いキスから、深い長いキスになって、
太郎君は、
私をギュッて、強くきつく抱きしめた。
「 ずっと、俺のそばに居って……?」
「……ぅん……。」
「 嘘ついたら、許さへんからな……。」
「……ぅん……。」
「 何で、お前が、病気にならなアカンねん……。
こんなに、頑張ってるんに、
何で、直らへんねん……。」
「……太郎君……。」
「 俺、お前んこと、一生離さへんからな……。」
「……ぅん……。」
太郎君は、泣いていた……。
私も、泣いていた……。
私の人生の中で、
貴方と出会えることが、できて、
本当によかった。
私は、桜咲く3月に、
大好きな貴方に手を握られながら、
永遠の眠りについた……。
ねぇー、太郎君。
私は、貴方が、一番好きだよ。
いっぱい、ありがとね。
約束、守れなくて、ごめんね。
太郎君、幸せになってね。
+ 貴方と過ごした最高のクリスマス +
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