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どうしようもない夜を私に下さい。
私と千葉さんは、
近所に住んでることが判明して、
一緒に帰って、
連絡先を交換して、
帰路に着いた。
長谷川さんからは、
連絡はなかった。
(これでいいんだ。)
私は直ぐに転職活動を始めた。
転職先が決まったので、
私は会社を辞めた。
長谷川さんとは話さなかったし、
目も合わせなかった。
有給消化で暇してたけど、
千葉さんと予定があえば、
出かけた。
クリスマスだった。
千葉さんはレストランを予約してくれて、
お泊まりをした。
夜景をみながら、
「遅くなっちゃいましたけど、
俺たち、付き合いませんか?」と、
目を真っ直ぐに見つめられて、
真剣な顔をして告げられた。
本命になることに、
1番の存在になることに、
私はずっと恋焦がれてた。
マンションの契約更新の時期が同じで、
そのまま、
同棲、
そして、籍をいれた。
結婚式の前の夜に、
長谷川さんの夢を見た。
起きたら、
泣いていた。
長谷川さんは、
子供も生まれたし、
毎日幸せに暮らしてる。
私みたいな本気になっちゃうような
セフレと離れられて幸せ満喫してるはずだ。
病める時も健やかなる時も、
私は、
長谷川さんではなくて、
千葉さんを選んだんだ。
ハネムーンにもいった。
写真に写る私は幸せそうに笑っていた。
結婚して1年、
そろそろ、
マイホームの見学に行こうかなんて話をしていた矢先だった。
千葉さんが、
遠くに転勤することになってしまった。
その転勤は支店のエリア進出で、
軌道に乗れば、今の部署に戻ってこれるという話だった。
迷ったけど話し合って、
千葉さんは単身赴任する事を選んだ。
子供がいないから、
私のキャリアを優先していいといってくれたのだ。
千葉さんが転勤して、
2ヶ月目、
前に勤めていた会社と仕事をすることになった。
「神奈川さん、前にここにいたわよね?
担当、お願いできる?」
営業部だった。
とっさに長谷川さんの事が頭に浮かんだ。
(いやいや、長谷川さんのいるチームと仕事するとは限らないよ。)
久しぶりの会社に緊張しながら、
指定されたミーティングルームに入った。
そこには、
午後の日差しに照らされた、
長谷川さんが目を細めていた。
足が止まる。
「神奈川さん、
久しぶり!」
「お久しぶりです。」
(こんなことある?!)
プロジェクトはとんとんと進んだ。
無事に終わって、
もう本当に長谷川さんに会うこともないだろうとおもっていたら、
長谷川さんからメールが届いた。
今日の夜、ごはんでもどう?
ダメなのに、
千葉さんと離れて3ヶ月、
一人暮らしは寂しくて、
長谷川さんと久しぶりに話してみたい気持ちもあって、
私は指定されたお店へと向かった。
「久しぶり。変わらんね。」
「娘さん、何歳になったんですか?」
「あぁ、俺の浮気がバレて愛想尽かされて、今別居中やねん。」
「え?」
「神奈川さんのせいちゃう?笑」
「いやいや!」
なんで、こんなに楽しいんだろ?
なんでこんなにドキドキするんだろう?
「部屋、とってあるんやけど。」
長谷川さんとの初めての夜が、
フラッシュバックする。
(ダメだよ。)
「あかん?」
私は、手を握ってしまった。
そのまま、ホテルにいって、
懐かしい匂いに泣いてしまった。
「やっぱ、泣き虫のままやねんな。」
懐かしいのに、
ちゃんと時が流れてて、
年老いていて、
なんともいえない感情になる。
ぎゅっと、長谷川さんが
私の手を握る。
長谷川さんのしてる結婚指輪と、
私のしてる結婚指輪がカチカチと鳴る。
(なんで、わたし、
千葉さんのこと、
裏切っちゃったの。)
そのまま、風呂に一緒に入って、
帰ろうとしたら、
腕を掴まれて、
「ここの朝食、美味しいみたいやで?」と、
見つめられた。
(あ、別居中だから?)
朝まで一緒に居られるようになったんですか。
私はまた、
長谷川さんのセフレになってしまった。
前と違うのは、
寝たあとに、
夫に対して酷く申し訳ないと思う気持ちがあること。
こんな夜もあるんですね……。
近所に住んでることが判明して、
一緒に帰って、
連絡先を交換して、
帰路に着いた。
長谷川さんからは、
連絡はなかった。
(これでいいんだ。)
私は直ぐに転職活動を始めた。
転職先が決まったので、
私は会社を辞めた。
長谷川さんとは話さなかったし、
目も合わせなかった。
有給消化で暇してたけど、
千葉さんと予定があえば、
出かけた。
クリスマスだった。
千葉さんはレストランを予約してくれて、
お泊まりをした。
夜景をみながら、
「遅くなっちゃいましたけど、
俺たち、付き合いませんか?」と、
目を真っ直ぐに見つめられて、
真剣な顔をして告げられた。
本命になることに、
1番の存在になることに、
私はずっと恋焦がれてた。
マンションの契約更新の時期が同じで、
そのまま、
同棲、
そして、籍をいれた。
結婚式の前の夜に、
長谷川さんの夢を見た。
起きたら、
泣いていた。
長谷川さんは、
子供も生まれたし、
毎日幸せに暮らしてる。
私みたいな本気になっちゃうような
セフレと離れられて幸せ満喫してるはずだ。
病める時も健やかなる時も、
私は、
長谷川さんではなくて、
千葉さんを選んだんだ。
ハネムーンにもいった。
写真に写る私は幸せそうに笑っていた。
結婚して1年、
そろそろ、
マイホームの見学に行こうかなんて話をしていた矢先だった。
千葉さんが、
遠くに転勤することになってしまった。
その転勤は支店のエリア進出で、
軌道に乗れば、今の部署に戻ってこれるという話だった。
迷ったけど話し合って、
千葉さんは単身赴任する事を選んだ。
子供がいないから、
私のキャリアを優先していいといってくれたのだ。
千葉さんが転勤して、
2ヶ月目、
前に勤めていた会社と仕事をすることになった。
「神奈川さん、前にここにいたわよね?
担当、お願いできる?」
営業部だった。
とっさに長谷川さんの事が頭に浮かんだ。
(いやいや、長谷川さんのいるチームと仕事するとは限らないよ。)
久しぶりの会社に緊張しながら、
指定されたミーティングルームに入った。
そこには、
午後の日差しに照らされた、
長谷川さんが目を細めていた。
足が止まる。
「神奈川さん、
久しぶり!」
「お久しぶりです。」
(こんなことある?!)
プロジェクトはとんとんと進んだ。
無事に終わって、
もう本当に長谷川さんに会うこともないだろうとおもっていたら、
長谷川さんからメールが届いた。
今日の夜、ごはんでもどう?
ダメなのに、
千葉さんと離れて3ヶ月、
一人暮らしは寂しくて、
長谷川さんと久しぶりに話してみたい気持ちもあって、
私は指定されたお店へと向かった。
「久しぶり。変わらんね。」
「娘さん、何歳になったんですか?」
「あぁ、俺の浮気がバレて愛想尽かされて、今別居中やねん。」
「え?」
「神奈川さんのせいちゃう?笑」
「いやいや!」
なんで、こんなに楽しいんだろ?
なんでこんなにドキドキするんだろう?
「部屋、とってあるんやけど。」
長谷川さんとの初めての夜が、
フラッシュバックする。
(ダメだよ。)
「あかん?」
私は、手を握ってしまった。
そのまま、ホテルにいって、
懐かしい匂いに泣いてしまった。
「やっぱ、泣き虫のままやねんな。」
懐かしいのに、
ちゃんと時が流れてて、
年老いていて、
なんともいえない感情になる。
ぎゅっと、長谷川さんが
私の手を握る。
長谷川さんのしてる結婚指輪と、
私のしてる結婚指輪がカチカチと鳴る。
(なんで、わたし、
千葉さんのこと、
裏切っちゃったの。)
そのまま、風呂に一緒に入って、
帰ろうとしたら、
腕を掴まれて、
「ここの朝食、美味しいみたいやで?」と、
見つめられた。
(あ、別居中だから?)
朝まで一緒に居られるようになったんですか。
私はまた、
長谷川さんのセフレになってしまった。
前と違うのは、
寝たあとに、
夫に対して酷く申し訳ないと思う気持ちがあること。
こんな夜もあるんですね……。
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