女の子の下着を着ける女の子 (統合しました)

からあげちきん

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「ちょっとさ、見せてみてよ。」
「え?」
「お母さんにならいいでしょ、ちゃんと穿けてるのか見てみたいから。」
「う、うん…」
おずおずとズボンを膝まで下ろすと、母の前にあの明日香のパンツが現れる。

「へぇー、意外と大丈夫そうな感じかな。」
「も、もういいかな。」
「うん、いいよ。じゃあ、早速買いに行きましょうか!」
「買いに!?」
「そりゃそうでしょ?ずっとその一枚だけでやってく気?」
「そ、そうだけど、今行くの?」
「ちょうど時間あるから、今のうちに行っちゃいましょ。」

2人は早速、某衣類量販店へ向かう。
車の中でも、さっきよりも詳しく経緯などを聞いた母は、やはり、思春期の男の子の気持ちの難しさを実感したものの、素直に打ち明けてくれた息子を評価した。

「好きなの、自分で選んでみなさい。あと、お母さんも選んであげる、せっかくだからね。」

「え、ちょっと恥ずかしいんだけど…」

「あんた、もっと恥ずかしいことをさっき打ち明けたんだよ?まあ恥ずかしいことっていうと語弊があるけど、勇気は必要だったでしょ?」
「た、確かに…」

なんだか寧ろ今は母親の方がノリノリなような気がする。

「あ、ブラは買う?まあ、男の子だと意味ないか…キャミとかかな。」

「そうだね。」
そして段々歩も照れがなくなってくる。

そして、お店に着くと、歩と母親で、5枚ずつのパンツとキャミソールを買った。
さらに、発育し始め用のブラとショーツを1セットだけ購入。

「この際だからさ、男物のパンツ、捨てちゃいなさい。やるならとことんて事で。1枚だけ、男物に似てるやつ買っとけば大丈夫だと思うし。」

強引な母に変な約束を取り付けられてしまったが、まさに「女の子の下着で生活」すると言う事が、現実となるのである。

そして、家に帰って、一枚一枚手に取り、眺める。
そして、明日はどれにしようかななど考えてしまう。
本当に、歩は、行き着くところまで来てしまったのだ。

そして、次の日の朝。

「おはよう歩、今日はどれにするの?」
「これにしようと思うんだけど…」

「それ、お母さんが選んだやつじゃない。ちょっと大人っぽいやつ!嬉しい!」 

こんな事を許してくれた母に感謝しながら、母の選んだ、黒のレースの下着を身に付ける。
明日香のとはまた別の、今までにない体験。
そして、そのまま、歩は服の下に女の子の下着を着けたまま、今日も学校へ登校するのであった。
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